デイリーニュース

  • リビア国境と港町で国外避難を目指す数千の移民労働者が足止め

    リビア最高指導者ムアマル・カダフィの軍隊が数週間前に民衆蜂起の暴力的な弾圧を始めてから、リビア国内の移民労働者たちは国外避難を試みまています。国連調査によると、リビアで戦闘がはじまってから、同国の推定250万人の外国人労働者のうち少なくとも20万人が国外へ避難しました。さらに今後この数は倍増すると予想されています。エジプトやチュニジアとリビアの国境や港町には労働者数千人が集まり、避難所や食料、公衆衛生、交通手段がひどく不足する人道危機が発生しています。デモクラシー・ナウ!のアンジャリ・カマト記者が、ベンガジ港に暮らす移民労働者と国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチの緊急対応ディレクター、ピーター・バウカートに話を聞きました。同レポートを提供してくれたビデオグラファーのユースフ・ミスダックに感謝します。

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    dailynews date: 
    2011/3/7(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 反政府勢力がリビア・カダフィ軍との長期戦を準備:平和的革命の達成が遠のく

    リビア最高指導者ムアマル・カダフィの政権は、2月17日からの民衆蜂起で反体制派が掌握した都市を奪還するための反撃作戦を開始した。カダフィの軍隊はビン・ヤワド、トブルク、ラスラヌフ、ミスラタといった各都市で、武装ヘリコプターや戦闘機、戦車で反対勢力戦闘員らを攻撃しています。一方国連は、人道的援助が必要とされるリビア内の60万人の支援要請を開始する予定です。リビアの都市ベンガジに滞在するデモクラシー・ナウ!のアンジャリ・カマト記者に話を聞きました。

    dailynews date: 
    2011/3/7(Mon)
    記事番号: 
    1
  • マイケル・ヘイスティングズ「アフガニスタン視察の米上院議員に対し米軍が心理作戦を展開」

    米連邦法は軍部が米国市民に対して情宣活動や心理作戦を行うことを禁じています。しかしアフガニスタンで起こったかもしれないのは、マイケル・ヘイスティングズ記者によればまさにそれです。ヘイスティングズに、ローリング・ストーン誌に掲載された彼の最近の記事「また1人、逃げる将軍:軍が上院議員に心理作戦」について話してもらいます。同記事でヘイスティングズは、アフガニスタン駐留のNATO訓練担当司令官であるウィリアム・コールドウェル中将が同地を訪問する米上院議員たちに対し、より多くの部隊と戦争遂行予算を供給するように仕向けるよう違法な心理操作作戦を行っていると書いています。「これはこの軍事作戦全体がいかにはなはだしく脱線しているかを示しています」とヘイスティングズは言います。「最も重要な戦場はアフガニスタンではなく、ワシントンなのです」

    dailynews date: 
    2011/3/4(Fri)
    記事番号: 
    4
  • 天然ガス業界 水圧破砕の破壊的影響を記したオスカー候補ドキュメンタリー映画『ガスランド』を攻撃

    水平掘削や水圧破砕法(フラッキング)を使った天然ガスの採掘に伴う環境汚染や人間の健康被害の危険性は米国ではこれまで何年もほとんど知られることがありませんでした。そこにこの問題を全米レベルで明るみに出したドキュメンタリー映画が登場しました。ジョン・フォックス監督のGasland(『ガスランド』)は、フラッキングが行われている土地のコミュニティーが壊滅的影響を受けている様子と、この工程で使われる技術や化学薬品の規制に対する天然ガス業界の影響力を描いています。同業界はこの映画を徹底して攻撃しました。その攻撃は2011年のアカデミー賞にノミネートされてからは特に激しくなりました。

    dailynews date: 
    2011/3/4(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 米環境保護庁の漏洩文書 天然ガス採掘に伴う危険性隠匿の数十年に及ぶ試みが明らかに

    米議会や監督機関が、連邦政府に対し水圧破砕あるいは「フラッキング」という呼び名で知られる天然ガス掘削工程をより厳しく監視するよう求めてきた努力が、この25年間無駄になっていたことがニューヨークタイムズのスクープで判明しました。米環境保護庁(EPA)の科学者によるフラッキングに関する研究の範囲が上司の命で何度も制限されたり重要な判明事実が業界からの圧力で報告書から削除されたりしていたのです。EPAは現在、天然ガス掘削の危険性に関する広範な研究を続けており、その初見報告を2012年に発表するという中でこのニュースが明らかにされました。ニューヨーク州イサカに本社を置き、全米で環境汚染物質の漏出や放出を追跡している調査会社トクシックス・ターゲティング(Toxics Targeting)社長のウォルター・ハングに話を聞きます。イサカはいまフラッキングが行われている土地でもあります。

    dailynews date: 
    2011/3/4(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 環境保護活動家ティム・デクリストファー 石油天然ガス埋蔵地競売を妨害した罪で有罪 禁固10年の恐れ

    米ソルトレーク市の連邦陪審は環境保護活動家ティム・デクリストファーに対し、石油・天然ガス採掘用の10万エーカー(400平方km)以上の国有地の競売を妨害した2件の重罪に関して有罪評決を行いました。デクリストファーは2008年12月公開競売に紛れ込み、当時のブッシュ政権が交代直前に滑り込みで行った広大な国有地一帯の石油・ガス掘削権の競売を混乱させたとして告発されました。当時学生だった彼は採掘から土地を守るため、競り手を装い、支払いをする意図なしに22000エーカー(90平方km)分の土地を競り落としました。この評決で彼は最高で禁固10年の刑を言い渡される可能性があります。デクリストファー本人にこの評決について話を聞きます。

    dailynews date: 
    2011/3/4(Fri)
    記事番号: 
    1
  • ブラッドリー・マニングにウィキリークス事件で「敵対勢力幇助」を含む新たな罪状追加

    米陸軍は、ウィキリークスにより公開された米陸軍および国務省の数十万件の機密文書を違法にダウンロードしたとされている陸軍上等兵ブラッドリー・マニングに対し、新たに22の新たな告発を追加しました。その中の「敵対勢力幇助」では死刑判決の可能性も出てきます。憲法法律家でサロン・ドット・コムの法律問題ブロガーのグレン・グリーンウォルドに話を聞きます。「起訴文書には『敵』が誰なのかは書かれていないが、可能性は2つしかない。ウィキリークスのことを指しているか、あるいはタリバン支援のためではなく不正行為を暴露するために新聞社に流した何らかの機密情報のことだろう」とグリーンウォルドは語ります。

    dailynews date: 
    2011/3/3(Thu)
    記事番号: 
    4
  • NATO の攻撃ヘリ アフガニスタンの子供9人を殺害 2週間で3回目のアフガニスタン民間人への攻撃報告

    NATO の攻撃ヘリコプターは、1日、アフタニスタンの北東部クナール地方で薪を集めていた少年9人を殺害しました。米国主導のNATO軍が多数の民間人を殺害したと して非難されるのは、この2週間で少なくとも3度目です。独立系ジャーナリストで、アフガニスタンでの広範な取材報道をおこなってきたビッグノイズ・フィルムズのリック・ロウリーに話を聞きます。「増派と増資の根拠とされた作戦は失敗に終わった。 どこをどうみても、米国は戦争に負けている」」とロウリーはいいます。

    dailynews date: 
    2011/3/3(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 「ウィスコンシンの誤報」 労働者の年金は納税者が負担という知事の偽りの主張を鵜呑みにするメディア

    多くのジャーナリストが、スコット・ウォーカー ウィスコンシン州知事による 公務員労働組合潰しに関する報道で、組合に属している公務員の年金が州によって「助成されている」というウォーカー知事の主張をそのまま伝えてしまっています。 ピュリッツァー賞受賞歴のある調査ジャーナリスト、デイビッド・ケイ・ジョンストンは、退職金貯蓄制度への掛け金は100%労働者自身の懐から出ていると指摘し、納税者の金は使われていないと反論しています。ジョンストンの最新の記事のタイトルは、「ウィスコンシンの誤報:公務員の年金を支払っているのは誰?」です。

    dailynews date: 
    2011/3/3(Thu)
    記事番号: 
    2
  • リビア政府軍新たな攻撃を開始 割れるリビアから現場報告

    ムアマル・カダフィを支持する軍は、2週間前に始まった民衆蜂起により反政府派が掌握したリビア国内のいくつかの町への空爆をあらたに開始しました。カダフィはリビアの東半分の支配力を失いましたが、抵抗運動に参加した数千人がカダフィ側の軍により殺されたとみられています。現地リビアにいる2人のジャーナリスト、ブレガにいるマクラッチー社のナンシー・ユーセフとトリポリにいるオブザーバー紙のピーター・ボーモンに話をききましょう。

    dailynews date: 
    2011/3/3(Thu)
    記事番号: 
    1

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