鉱山会社がハイチを実地調査をしているとのうわさが出て何年も経ちましたが、カナダと米国の企業が、北ハイチに1,000平方マイル以上の土地で金を採掘する権利を得たことを明らかにしました。ハイチの新しい首相は、ハイチの丘にある約200億ドルにも値する鉱物がハイチを外国からの援助に依存する体制から解放するのに役立ち、2010年に起きた破壊的な地震の被害から再建することができると言っています。しかし、この鉱山は外国の投資家にとってはブームであっても、地元コミュニティーにとっては破壊行為になるのではと多くの人々が懸念しています。Gold Rush in Haiti: Who Will Get Rich?(「ハイチのゴールド・ラッシュ:誰が金持ちになるのか」)という報告記事の主著者であるジェーン・レーガンに話を聞きます。この、ハイチ・グラスルーツ・ウォッチによる報告は、ガーディアン紙とハイチ・リベルテに5月30日にに掲載されました。「すでに環境的に破壊された北部にさらに巨大な鉱山を採掘しようという最悪の状況が起きています。この巨大な鉱山はカナダや米国の会社が運営し、掘り出された金とそこからの上がりはほとんどそのまま米国とカナダに行ってしまうのです」とレーガンは言います。