デイリーニュース

  • 米連邦最高裁 グアンタナモ収容者の上告を棄却 釈放に向けた法廷闘争に終止符の恐れ?

    グアンタナモ収容所に現在、収監されている人々のうち半数は5年前に釈放許可が出ています。にもかかわらず、米連邦最高裁は、グアンタナモ収容者による新たな上告をいずれも棄却しました。11日に下されたこの裁定に対し、保守的なワシントン巡回控訴裁判所の手に収容者の運命が委ねられると批判の声があがっています。収容者の多くには釈放許可が出ているのにもかかわらず、控訴裁判所は、常に軍事裁判所に味方し、拘束者の釈放をすべて却下してきました。米連邦最高裁もまた、かつての「敵性戦闘員」であるホセ・パディーヤによるドナルド・ラムフェルド元国防長官への訴訟回復を却下しました。本日は2人のゲスト、憲法上の権利センター(Center for Constitutional Rights)のグアンタナモ・グローバル・ジャスティス・イニシアチブ(Guantanamo Global Justice Initiative)の弁護士、シャヤナ・カディダルと、調査ジャーナリストのアンディー・ワーシントンに話を聞きます。ワーシントンは、いまなお拘束中の169人の収容者の半数以上である計87人にオバマ大統領のグアンタナモ収容所審査委員会から保釈許可が出ていると報じ、「実質的に、(最高裁の今回の裁判決は)、10年以上前に始まったグアンタナモ収容所の訴訟を終わりを意味します。

    dailynews date: 
    2012/6/12(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 映画「Will the Real Terrorist Please Stand Up」:ソール・ランドー監督、米支援の反カストロ勢力とキューバの5人を語る

    受賞歴のあるジャーナリストで映画監督、作家で教授のソール・ランドーは45本以上の映画を制作、14冊の書籍を執筆しており、その多くはキューバに関するものです。彼の最新の映画は、過激な反カストロ勢力への米国の支援についての「Will the Real Terrorist Please Stand Up(本物のテロリストは名乗り出てもらえませんか)」です。本日はランドーを迎え、キューバの5人と、航空機爆破やホテル爆破、暗殺などの事件の背後にいる反カストロ勢力に対する米国の支援の歴史について、話を聞きます。今日は彼らはアメリカで自由に生活することが許されています。「キューバは我々に何をしたのでしょうか。答えは、私が思うに、彼らが我々の領域で反抗的だったということです。そして、彼らは私有財産を取り上げる許可を取らなかった。彼らは私有財産を取り上げ、国有化した。そしてアメリカは……彼らを決して許していないのです」とランドーは語ります。

    dailynews date: 
    2012/6/11(Mon)
    記事番号: 
    3
  • マリエラ・カストロ:米国の対キューバ禁輸の解除、米国市民とキューバの5人の交換釈放を呼びかける

    キューバのラウル・カストロ議長の娘、マリエラ・カストロは、キューバで拘束中の米国人アラン・グロスと、フロリダで反キューバ勢力へのスパイ活動を行った罪で服役している「キューバの5人」の交換釈放を米国に求めました。キューバの5人は、フロリダ州南部でスパイ活動を行った罪で、2001年に有罪判決を受けました。逮捕された5人は、米国に対するスパイは行っておらず、キューバへの攻撃活動を組織した過激な右翼キューバ人グループの監視を行おうとしていたと主張しています。「この5人にはキューバに帰国してほしい、そしてアラン・グロスも自分の国へ帰って欲しい」とカストロは話しています。「キューバ国民の人権を侵害している金融、商業、経済封鎖の解除と、両国の関係の正常化を期待している」とカストロは話しています。

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    2012/6/11(Mon)
    記事番号: 
    2
  • キューバ国家評議会議長の娘、マリエラ・カストロ 変わりつつあるキューバでLGBTQの権利求める活動

    本日のデモクラシー・ナウ!特別編は、キューバ国家評議会議長の娘マリエラ・カストロへの貴重なインタビューからお送りします。キューバ国内では、マリエラ・カストロは、ゲイとレズビアン、トランスジェンダーの権利の熱心な支持者、そしてハバナ市にあるキューバ国立性教育センター館長として知られています。数少ない彼女の訪米中に、マリエラ・カストロは、LGBTQ(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー、クィア)に対する差別に取り組むキューバでの活動について語っています。

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    2012/6/11(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 評判の新作『5台の壊れたカメラ』が捉えるパレスチナの村の非暴力の抵抗  パート2

    新作ドキュメンタリー映画 Five BrokenCameras (『5台の壊れたカメラ』)はパレスチナの農夫エマド・ブルナトの物語です。彼は息子の成長記録のために最初のビデオカメラを手に入れました。しかしそのカメラは、彼の村ビリンでイスラエルの分離壁に抵抗する住民たちを記録することになりました。映画の進行につれて、自身の村の抵抗運動を撮影するバーナットのカメラは1台また1台と壊されたり銃撃されたりします。バーナットと彼の家族の経験に焦点を当てながら、映画はパレスチナとイスラエルの政治問題に翻弄される人々の人生を描きます。エマド・ブルナトと、共同監督であるイスラエルの映画作家ガイ・ダビディへのインタビューのパート2です。パート1はここをクリック

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    2012/6/8(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 新著『プライベート』 ブラッドリー・マニングの困難な生い立ちから世界的な内部告発まで

    新刊書Private: Bradley Manning, WikiLeaks, and the Biggest Exposure of Official Secrets in American History(『プライベート:ブラッドリー・マニング、ウィキリークス、そして米国史上最大の公的機密の暴露』)【訳注:Privateには「上等兵」の意味と「秘密」や「私事」の意味がある】は、オクラホマ州の小さな町で育ち、ゲイとして十代をすごし陸軍に入隊したマニングの人生の軌跡をたどっています。米国史上最大の情報漏洩事件の容疑者として起訴されるまで、彼は軍情報分析官として成功を収めていました。著者のデンバー・ニックスに話を聞きます。「いろんな意味で、ブラッドリー・マニングの物語はポスト9.11時代の米国そのものなんです」とニックスは言います。「(彼の)人生はアメリカのこの時代とぴったり重なっている。ちょうどゲイの人権問題が一般社会に認知されるようになったときに、彼はゲイでした。彼は陸軍に入り情報分析官になりましたが、それはちょうど米国の国家安全保障部門が肥大化し、いまだかつてないものに変質し始めていたときでした。……私たちは今、かつてないほど多くの人間が、かつてないほど大量の機密情報に、かつてないほどアクセスできる前人未到の世界に生きています。

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    2012/6/8(Fri)
    記事番号: 
    2
  • ブラッドリー・マニング 9月公判に先がけ政府側の証拠の開示と容疑10件の取り下げを要求

    陸軍の内部告発者とされるブラッドリー・マニング容疑者が今週、公判前の予備審問のためにメリーランド州フォート・ミードの軍事法廷に姿を現しました。公の場に姿を見せるのは、2年前に逮捕されてからこれが3回目です。この24歳の上等兵はイラクやアフガン戦争に関する機密ファイルなど数十万点の公文書を内部告発サイト、ウィキリークスに漏洩した嫌疑がかけられています。弁護士側はマニングに着せられた容疑のうち10件の却下を求めるとともに、漏洩容疑に関連する数十万点の文書を証拠として開示するよう請求しています。マニングの予備審問を傍聴したケビン・ゴズトーラに話を聞きます。彼はブログFiredoglake.comで市民の自由を追求しています。

    dailynews date: 
    2012/6/8(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 『5台の壊れたカメラ』家庭用ビデオがイスラエルの壁に対するパレスティナ人の抵抗にまつわる感動的な映画へと進化した

    賞を受賞した新しいドキュメンタリー映画"Five BrokenCameras"(『5台の壊れたカメラ』)は、息子の成長を記録するためにビデオカメラを手に入れたパレスティナ人の農夫が、結果的に西岸地区の村、ビリンに作られたイスラエルの分離壁への人々の抵抗運動の発展を記録することになった、その物語です。この映画は、ビリンの村人たちが、外国人やイスラエル人の運動家と一緒に分離壁の建設やイスラエルの兵士に抵抗する際に取った、非暴力的な戦略を描いています。この映画を監督したパレスティナ人のエマッド・バーナットとイスラエル人のガイ・ダビディに話を聞きます。

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    2012/6/7(Thu)
    記事番号: 
    3
  • イスラム教徒団体 米国北東部でのニューヨーク市警の監視活動に対し画期的な提訴

    ニュージャージー州に住む8人の米国系イスラム教徒が連邦訴訟を起こしました。その訴えは、ニューヨーク市警察にイスラム教徒やアラブ人コミュニティーを標的とした監視と情報収集プログラムを止めるよう求めています。議論を呼んでいるこのプログラムでは、ニューヨーク周辺の3つの州と、北東海岸部全域に住むイスラム教徒を対象に、人々が食事をしたり、祈ったり、また髪の毛を切ってもらうような所までをも含めた日ごろの生活への監視が行われています。訴訟を起こした非営利団体「ムスリム・アドボケイツ」(Muslim Advocates)の法務担当責任者の、グレン・ケイトンに話を聞きます。「ニューヨーク市警は基本的にすべてのイスラム教徒が容疑者だと言っているわけで、それは明らかに、法律の平等保護に違反しています」とケイトンは言います。

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    2012/6/7(Thu)
    記事番号: 
    2
  • ニューヨーク市警の路上尋問 ワシントンDCで反対デモ 代議士や人権団体が司法省に調査要請 

    数十人のニューヨークの代議士と複数の人権団体が、6月第2週、連邦議会議前に集結し、米司法省に対し、ニューヨーク市警察が行い問題視されている路上尋問への捜査を要請しました。2011年、ニューヨーク市警察はおよそ70万回も市民を呼び止め、身体検査と尋問をおこない、そのほとんどが黒人とラティーノの男性でした。アフリカ系アメリカ人の若者が呼び止められた数を総計すると、同じ人種年齢グループの市内人口よりも多い計算になります。「ここで肝心なのは犯罪者ではなく、警察によって犯罪者扱いされ、狙われ、残忍な仕打ちをされた若者がいるということが問題なのです」と自身も路上尋問の被害を受けた、デモの仕掛け人ジャメル・ミムスは言います。父の日の6月17日にニューヨーク市で行われる、人種プロファイルに反対する沈黙行進の計画を手伝っている全米黒人地位向上協会(NAACP)代表のベンジャミン・ジェラスにも話に加わってもらいます。「これは我が国の人種プロファイリング問題でも最大で、最も攻撃的なものです。ただちに止めさせなければなりません」とジェラスは言います。

    dailynews date: 
    2012/6/7(Thu)
    記事番号: 
    1

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