11月21日、ポーランドのワルシャワで行われている国連気候変動サミット(COP19)で、地球温暖化に歯止めをかけるための法的拘束力を持った合意がなされないことに抗議して、数百名の環境保護活動家が議場から退席しました。そのわずか36時間前には、133の発展途上国の一団が重要な交渉会議を退場しています。その会議では、歴史的に見て温暖化ガスを最も多く排出してきた国々が、異常気象による被害に対して財政上どのような責任を負うべきかについての論議が交わされていました。グリーンピースの事務局長クミ・ナイドゥは次のように話します。「われわれの政治的リーダーたちに伝えたいのは、自然と交渉することはできないということです。科学的事実を変えることはでないのだから、私たちは政治的意思をこそ変えていかなくてはならないのです。」