デイリーニュース

  • オバマ大統領の地元シカゴで 米国生まれの子ども5人の父親が 国外退去処分を恐れ教会に庇護を求める

    報道によれば米移民税関捜査局(ICE)は、中央アメリカ出身の不届移民母子を特に標的とした、ひと月に渡る一斉取り締まりを行う準備を進めています。今年はじめにはジョージア州、テキサス州、ノースカロライナ州でも親子を狙った同様の取り締まりが行われました。取り締まりに対する恐怖が住人の間に広がる一方、コミュニティ単位で国外退去処分を阻止する運動にも繋がっています。この運動はオバマ大統領の地元シカゴのハイド・パーク地区でも広がっています。任期終了間近のオバマ大統領は、米国史上最多の移民を国外退去処分にしたという、ユニークな遺産を残すことになりました。しかし、オバマ夫妻のシカゴ住居から1マイルも離れていない場所で、滞在許可の無しの移民である父親が、メキシコへの国外退去処分に抗うために教会に庇護を求めています。ホセ・フアン・フェデリコ・モレーノは現在、ユニバーシティ教会に住み始めてから1か月以上になります。在米16年のモレーノには、米国生まれの子どもが5人います。モレーノは7年前、酒気帯び運転で逮捕されたことで、国外退去処分される可能性があります。デモクラシー・ナウ! のマイク・バークが今週、シカゴでの取材中にユニバーシティ教会でモレーノと彼の支援者にインタビューを行い、処分が実行された場合の影響について質問しました。「子どもたちと妻は、私に会いに頻繁に教会来てくれます。

    dailynews date: 
    2016/5/19(Thu)
    記事番号: 
    4
  • ロバート・マクチェズニー:フェイスブックの独占状態と監視活動は 報道の自由と自由な社会とは相容れない

    5月18日、フェイスブックのCEOマーク・ザッカーバーグは、保守派メディアの有力者と会見を行いました。同社が政治的理由から一部の報道を隠しているとの非難を受けたからです。会見したメンバーは、元保守系トークショーのホストで、保守系メディア企業「THE BLAZE」の創設者グレン・ベック、元ブッシュ政権報道官で現在は政治コメンテーターであるダナ・ペリーノ、そして保守系ニュースサイト『The Daily Caller』の創設者タッカー・カールソンを含みます。事の発端は、元フェイスブックの社員が、テクノロジー・ニュースサイト『ギズモード』(Gizmodo)に、フェイスブックは日常的に保守的読者が興味を持つようなニュースをサイドバーの「人気記事」欄に掲載しないで隠していると語ったことにあります。「その懸念は妥当です」とメディア・アナリストのロバート・マクチェズニーは言います。「しかしもっと重要なのは、これほどの政治的影響と政治的権力を、一民間企業が独占するべきなのか? という点です」。マクチェズニーは、フェイスブックの監視活動と、ユーザーデータへのアクセス、そしてこの手の企業の国営化の可能性についても語ります。

    dailynews date: 
    2016/5/19(Thu)
    記事番号: 
    3
  • トランプ候補 ニューヨーク・タイムズ紙を訴えると宣言 報道の自由軽視の発言をまたも繰り返す

    共和党の大統領候補ドナルド・トランプが、彼の過去の女性に対する扱いをニューヨーク・タイムズ紙が大きく報じたことで、同紙を訴えることを考えており、また報道機関を訴えることを容易にする法律を作ると公言しことが報道されました。そのことについてメディア学者ロバート・マクチェズニーの反応を聞きます。裁判ではなにも解決しないとマクチェズニーは言います。「メディアとは、視点を広げ、向上させ、新たな声を創造し、投資することで、多様なアイディアの市場を作るためのものなのです。……ドナルド・トランプの視点はその正反対だ。自分のやり方に従わない者は、出ていけ、という考えですから」

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    2016/5/19(Thu)
    記事番号: 
    2
  • ロバート・マクチェズニー:大手の企業メディアは クリントン陣営の視点で2016年大統領選を報じている

    「大手の企業メディアによる選挙報道は過去最低のレベルだ」と語るメディア学者ロバート・マクチェズニーに、メディアがどのように今回の米大統領選を報道しているかについて話を聞きます。「サンダース陣営の動きはほぼ無視され続けてきました……。そして取材の範囲も、取上げ方も、ほぼ既成勢力であるクリントン陣営の視点からなされているのです」とマクチェズニーは言います。先週末ネバタ州の民主党大会で起こったことに対して、記者たちは実際に何が起こったかという質問さえしなかったと彼は言います。ネバダ州の党大会では、突然規約が変更され、サンダース支持者64人が不当に代議員として認められなかったという事態が起こり、それに対してサンダースの支持者が抗議したのです。このことで「ジャーナリズムと呼べる活動がほとんど行われていない現状が浮き掘りになった」とマクチェズニーは指摘します。「権力側が言うことを、そっくりそのまま繰り返す報道がどのくらい蔓延っているか」。マクチェズニーはイリノイ大学アーバナ・シャンペーン校のコミュニケーション学部教授で、全米報道改革組織「フリープレス」(Free Press)の共同創始者です。

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    2016/5/19(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 活動家達がシカゴ警察による「恐怖支配」の終焉を求める中 レキア・ボイド殺害警官が辞職

    今日のデモクラシーナウ!は、イリノイ州シカゴからの放送です。当地で起き大きな話題を呼んだ、武器を持たないアフリカ系米国人男女の警官による銃撃事件数件のその後の大きな進展、さらに独立系メディアが警察の不祥事の暴露にいかに主要な役割を果たしてきたかを見ていきます。非番の日、自分の家の近くで友達とたむろしていたレキア・ボイドを銃撃した件で懲戒免職処分に処されるべきかいなかを問う公聴会を数日後に控えていた警官ダンテ・サービンが 17 日、シカゴ警察を辞職しました。辞職は、シカゴ市長ラーム・エマニュエルが、懲戒処分をもたらすことなどまずない生ぬるい捜査で批判を浴び問題となっていたシカゴ市の警察監視局を撤廃すると今週発表したのと期を一にして起こりました。エマニュエル市長自身も、2014 年に警官から 16 回の発砲を受けて死亡したラクアン・マクドナルド事件の隠蔽疑惑で辞職要求に直面しています。「インビジブル・インスティチュート」(Invisible Institute)設立者でフリーランス・ジャーナリストのジェイミー・カルベンに話を聞きます。カルベンは、ラクアン・マクドナルドが 16 回銃撃されたことを示す検視報告書を公表し、銃撃が写っているビデオの存在を最初に報道した記者でした。

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    2016/5/18(Wed)
    記事番号: 
    3
  • 712 人の民主党特別代議員が 2016 年大統領選の明暗をわけるのか?特別代議員の秘史を解明

    バーニー・サンダースと民主党幹部との関係は、2016 年の大統領選挙選開始のしょっぱなからぎくしゃくしたものでした。前国務長官のヒラリー・クリントンが特別代議員たちの支持を確保して 代議員数で400 人以上リードして予備選をスタートしたからです。特別代議員は 連邦議会上下両院議員、知事、その他の選挙で選ばれた役人など712 人の民主党エリートで構成されています。ブランコ・マルチェティックが執筆し非営利の独立系マガジン『イン・ディーズ・タイムズ(In These Times)』に掲載された最新記事は、1982 年のハント委員会で創設された「特別代議員の秘史」を明るみに出しました。ウェブサイト『イン・ディーズ・タイムズ』の編集責任者で 6 月号のメイン特集を編集したジェシカ・スタイツと、シカゴを拠点とする記者で Nixonland: The Rise of a President and the Fracturing of America (『ニクソンランド:ある大統領の興隆とアメリカの破砕』) など多数の著書があるリック・パールスタインをゲストに迎えています。

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    2016/5/18(Wed)
    記事番号: 
    2
  • ドナルド・トランプはいかに貿易戦争の危険を冒し 人種差別の一線を越え 米国の保守主義に大混乱を巻き起こしたか

    ドナルド・トランプの共和党大統領選候補指名が確実になりつつあります。今日の放送では、トランプがどのように共和党を変えているかを見ていきます。シカゴを拠点とする記者で著述者、そして共和党の活動を詳細に研究してきたリック・パールスタインをゲストに迎えています。パールスタインの著書には Nixonland: The Rise of a President and the Fracturing of America (『ニクソンランド:ある大統領の興隆とアメリカの破砕』)、The Invisible Bridge: The Fall of Nixon and the Rise of Reagan (『見えない橋:ニクソンの凋落とレーガンの台頭』)があります。最新の執筆記事は、 「ドナルド・トランプの報復の天使達:オレンジ色の髪をしたモンスターが米国の保守主義をどう書き換えたか」("Donald Trump's avenging angels: How the orange-haired monster has rewritten the history of American conservatism") です。

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    2016/5/18(Wed)
    記事番号: 
    1
  • チョムスキーが語る故マイケル・ラトナーと、地域的影響力の減少を避けるために米国がキューバとの関係を緩和した過程

    ワシントンDCのキューバ大使館が約半世紀を経て2015年に再開したとき、デモクラシー・ナウ!は弁護士のマイケル・ラトナーに話を聞きました。彼は、グアンタナモ基地の囚人たちの人身保護の権利を求める闘いで主要な役割を果たし、キューバとラテン・アメリカにおける米国の役割についてのいくつかの本を執筆しました。彼が残したものと、キューバに対する米国の新しい姿勢についてノーム・チョムスキーに話を聞きます。彼は、米国がこの領域から追い出されたということもあって、こうした変化が生まれたと言います。「ラテン・アメリカはかつてはただの裏庭でした。彼らは言われた通りのことをし、言うことを聞かないやつは追い出して首を挿げ替えればよかった。もうそんなことはできません。ここ10年、20年そんなことはできなくなりました。」

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    2016/5/17(Tue)
    記事番号: 
    6
  • チョムスキーが語るオバマの広島訪問と大統領の残したもの:「褒めることは何もない」

    オバマ大統領は5月、第二次大戦の終盤で米国が原子爆弾を投下した日本の広島を現役の米国大統領として初めて訪問する予定です。ノーム・チョムスキーは原爆投下の日を「覚えている限りで最も恐ろしい日」と言います。チョムスキーが、核時代の始まりにおける米国の役割、それを続けるオバマの役割、その他彼が残したものについて検証します。「私は普通はサラ・ペイリンには同意しませんが、彼女がオバマをあざ笑って「希望っぽいとか変化っぽいこと」と言ったとき彼女は的を得ていました。少しは良いこともありましたが。しかし彼が利用できた機会、特に議会が味方だった最初の2年間の機会は使われませんでした。米国の大統領政治基準からすれば、いずれにしろ何も特別なことはなく、まったく賞賛すべきこともないのです」。

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    2016/5/17(Tue)
    記事番号: 
    5
  • チョムスキー:現在の共和党は人類史上最も危険な団体となりうる

    世界的に知られた体制批判家のノーム・チョムスキーに、共和党、右寄りに移行している米国の政治、2016年の大統領選について話を聞きます。「正直言って、これは非常に衝撃的だし、間違いなくいつもの連中によって完全に文脈を離れた形で大騒ぎされるであろう言い方ではありますが、しかし実際、現在の共和党は、人類史上最も危険な団体になろうとしています。文字通りに。」とチョムスキーは語ります。

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    2016/5/17(Tue)
    記事番号: 
    4

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