デイリーニュース

  • 「黒人の命のための運動」が賠償と「黒人に対する戦争を終わらせる」ことを要求

    7月はじめの全国大会で決められた共和党と民主党の政策綱領に全米中が注目した一方、「黒人の命も大切」(Black Lives Matter)運動に関連する広範な同盟が、賠償と「黒人に対する戦争を終わらせる」ことを求める独自の政策綱領を発表しました。「黒人の命のための運動」(Movement for Black Lives)の政策綱領の要求リストの中には、さらに、死刑の廃止、奴隷制の影響を認める法律の制定、教育運動と精神衛生サービスそして雇用プログラムへの投資が含まれています。この発表は、ミズーリ州ファーガソンのマイケル・ブラウンの射殺から2周年を迎える1週間前に発表されました。ブラウンの射殺は、武器を持たないアフリカ系米国人男性たちの警察による殺害について、数カ月の抗議行動を巻き起こし、全米中で対話を促進しました。「プロジェクト・サウス」(Project South)の地域まとめ役で、「黒人の命のための運動」の政策指導チームのメンバーであるアシュリー・ヘンダーソンに、さらに詳しく話を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/8/2(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 「彼が持っているのは、おもちゃのトラックだけだ」:自閉症の患者の世話をしていた治療士に警察が発砲

    ノース・マイアミでは、自閉症の男性を助けようとしていたアフリカ系米国人の行動治療士に警官が発砲したことで市警察への批判が高まっています。発砲があったとき、行動治療士のチャールズ・キンゼイは、グループ・ホームからさまよい出ていた26歳の自閉症の男性アーナルド・リオス・ソトを落ち着かせようとしていました。警察は、銃を持っている可能性があるという男についての通報を受けて出動しました。映像には、両手を宙に挙げて地面に横たわっているキンゼイが映っています。彼は警察に、誰も武器は持っていないと告げました。発砲をとらえた携帯電話の映像で、キンゼイが警察に向かって「彼が持っているのは、おもちゃのトラックだけだ。おもちゃのトラックだ。私はグループ・ホームの行動治療士だ」と言っているのがわかります。リオス・ソトの家族は、彼はこの事件で精神的ショックを受け、彼の友人で介護者、セラピストであるキンゼイが警察によって撃たれた日に彼が着ていた血まみれのジャケットを今も着ていると言います。一方、キンゼイは今では杖をついて歩けますが、長時間立つことはできません。チャールズ・キンゼイの弁護士ヒルトン・ナポレオンと、アーナルド・リオス・ソトの弁護士マシュー・ディエスに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/8/2(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 戦死したムスリム米兵の母に対するトランプのコメントは「完全に人としての良識に欠ける」

    先週フィラデルフィアで行われた米民主党全国大会で最も感動を呼んだ演説のひとつは、2004年にイラクで戦死した米兵キズル・カーンの父の演説でした。カーンはステージ上でドナルド・トランプ候補に米国の憲法を読んだことがあるかと問いかけ、未読なら自分の憲法書を貸そうと言ったのでした。それに対しトランプ候補は、ステージで夫に寄り添っていた妻ガザラ・カーンを攻撃する発言をしました。このコメントにはカーン夫妻を含む多くの人々が激怒しました。カーン夫妻は「(トランプに)米国のリーダーシップを握る資格は全くない」と非難しています。「ムスリム弁護団」(Muslim Advocates)のファルハナ・ケラ事務局長に話を聞きます。

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    2016/8/1(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 社会は家族を守っていない:シスター・キャンベルが不平等 トランプ候補 女性の健康について語る

    7月末にフィラデルフィアで行われた米民主党全国大会に「ナン・オン・ザ・バス」(バスで旅をする修道女たち)のキャラバンが駆けつけました。一行は全米13州をめぐり、政治的分断を乗り超える努力の一環として、保守リベラルの別なく普通の米国人と会話する集会を催してきました。その旅の様子について、一行のリーダーであるシスター・シモーネ・キャンベルに話を聞きます。シスター・キャンベルは弁護士、詩人で、カトリックの社会正義ロビー団体NETWORK事務局長でもあります。

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    2016/8/1(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 米各地の裁判所 アフリカ系米国人を「ピンポイント」に狙う投票制限法に無効判決

    投票権をめぐる裁判で、投票権擁護活動家たちがたてつづけに大きな勝利をおさめました。この勝利は11月の大統領選を左右する可能性もあります。ノースカロライナ州、ウィスコンシン州、カンザス州、テキサス州ではこの10日間で、一連の新投票制限法に次々と無効判決が出されました。ノースカロライナ州のダイアナ・モッツ判事は判決文の中で、「我々は先般示された証拠を無視するわけにはいかない。ノースカロライナ州議会が人種を根拠に、州近代史上最も大規模な投票制限法を制定させたことだ」と述べました。またウィスコンシン州でも、ジェームズ・ピーターソン連邦地裁判事が、同法は「ミルウォーキーの民主党支持層であるアフリカ系米国人の投票を抑制することを目的としている」として、同州の投票権法の一部に無効判決を下しています。その前週には、第5巡回控訴裁判所が、国内で最も厳しい有権者ID法とされるテキサス州の投票制限法に無効判決を下しました。ネイション誌で投票権について担当する上級寄稿者アリ・バーマン記者に話を聞きます。バーマン記者のネイション誌最新記事は"The Country’s Worst Anti-Voting Law Was Just Struck Down in North Carolina"(「米国最悪の反投票法がノースカロライナ州で無効に」)です。

    dailynews date: 
    2016/8/1(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 「食べ、祈り、飢えよ」 グレッグ・グランディンが語る ティム・ケイン、ヒラリー・クリントン、ホンジュラスにおける米国の役割

    ヒラリー・クリントンの副大統領候補であるバージニア州上院議員ティム・ケインが27日、プライム・タイムでのスピーチを行い、1980年にホンジュラスでイエズス会の宣教師と過ごした9カ月について話しました。ティム・ケインがホンジュラスで過ごした時期の重要性について更に詳しい話を、ニューヨーク大学ラテンアメリカ研究教授グレッグ・グランディンに聞きます。ネイション誌に寄稿した彼の最新記事は”Eat, Pray, Starve: What Tim Kaine Didn’t Learn During His Time in Honduras”(「食べ、祈り、飢えよ:ティム・ケインがホンジュラスで過ごした時に学ばなかったこと」)です。

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    2016/7/29(Fri)
    記事番号: 
    9
  • キーアンガ=ヤマッタ・テイラーvsジャナエ・イングラム ヒラリー・クリントン、人種的正義、民主党について語る

    ヒラリー・クリントンの歴史に残る大統領候補指名と「黒人の命も大切」(Black Lives Matter)運動が民主党の政綱に与えている影響について二人の討論をお送りします。キーアンガ=ヤマッタ・テイラーは、プリンストン大学アフリカン・アメリカン研究の助教授で、From #BlackLivesMatter to Black Liberation (『#BlackLivesMatterから黒人解放まで』 )の著者です。ジャナエ・イングラムは、「ナショナル・アクション・ネットワーク」の元事務局長で、「20/20リーダーズ・オブ・アメリカ」のメンバーです。

    dailynews date: 
    2016/7/29(Fri)
    記事番号: 
    8
  • テレビで放送されない民主党全国大会での抗議:サンダース支持の代議員がクリントンのスピーチ時に退席

    民主党全国大会の会場では抗議が続き、「戦争はもう嫌だ」(No more war)という合唱が夜遅くまで聞こえました。一部の代議員は抗議のために党大会の会場から退場しました。デモクラシー・ナウ!は会場にいたとき、退役海軍大将ジョン・アレンが登壇し、それに対する抗議が始まりました。

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    2016/7/29(Fri)
    記事番号: 
    7
  • 民主党全国大会のウィリアム・バーバー牧師:我々の民主主義の根幹を復活させなければならない

    民主党全国大会で行われたヒラリー・クリントンの歴史的スピーチに先立って登壇した主要スピーカーのひとりはノースカロライナ州のウィリアム・バーバー牧師でした。「我々がユダヤ人の子供とパレスチナ人の子供を愛し、イスラム教徒も、キリスト教徒も、ヒンドゥー教徒も、仏教徒も、そして無宗教だけどこの国を愛している人々もすべて愛する時、我々の民主主義の根幹が復活するのです」とバーバー牧師は話しました。

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    2016/7/29(Fri)
    記事番号: 
    6
  • ヒラリー・クリントン歴史的候補指名を受諾 選挙は「審判の時」

    元国務長官ヒラリー・クリントンの歴史的なスピーチを特集する本日の2時間放送の後半で、彼女のスピーチの一部を紹介しながら、LGBT(性的少数者)人権活動家のサラ・マクブライドの話を聞きます。彼女は主要政党の全国大会で初めて性転換した女性であることを公にした人物です。

    dailynews date: 
    2016/7/29(Fri)
    記事番号: 
    5

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