民主党全国大会を翌日にひかえた24日、プエルトリコ人の議員やコミュニティーリーダー、アクティビストなど約150人が全米からフィラデルフィア近郊に集まりました。プエルトリコは現在、かつてない財政と経済の危機に見舞われています。集まった150人は、プエルトリコへの支援を組織する団体「ナショナル・プエルトリコ・アジェンダ」(NationalPuertoRicanAgenda)を設立しました。1カ月前には、異論のある「プエルトリコ監視・管理・経済安定化法」(Puerto Rico Oversight, Management, and Economic Stability Act, PROMESA)が連邦下院で可決され、オバマ大統領が署名したばかりです。この法律は、プエルトリコが抱える約700億ドルの債務を再編する道を作るものですが、プエルトリコ財政を監督する新たな金融規制機関を設けようというものでもあります。今日25日は、プエルトリコが米西戦争で米国に侵略されてから118年、プエルトリコ自治連邦区設立から64年の日にも当たります。新たに設立された団体は、フィラデルフィア市庁舎の近くで集会を開き、民主党の派遣議員らにプエルトリコ側の考えを伝える予定です。新たに選出されたリーダーのうちの2人、ロズニ・プラザとナタシャ・オテロ=サンティアゴに話を聞きます。