デイリーニュース

  • リビアの作家ヒシャム・マタル カダフィの非道な弾圧を語る 「我々はのたうち回る瀕死の ケダモノを目撃しているのだ」

    反体制派の民衆がリビアの主要都市で主導権を握る中、独裁者ムアンマル・カダフィ大佐は自分は国外へは逃亡しないと断言しています。デモ開始から1週間、カダフィ派の警察や傭兵部隊によって抗議参加者の数千人が殺傷され、さらに千人以上が行方不明です。リビア情勢の詳細についてロンドン在住の著名なリビア人小説家ヒシャム・マタルから話を聞きます。マタルの両親もまたリビアの著名な反体制活動家でした。彼は現在、リビア情勢を西側メディアに伝える暫定的なニュース配信サービスの運営を手伝っています。「世界がいま目にしているのは大虐殺だ。歴史はやがて国際社会の責任を問うことになろう」と彼は言います。「なぜなら、これは単に選挙を経ていない独裁者が自国民たちを虐殺している現場だというだけではなく、それを行っているのが、国際社会がその体制と緊密な関係を持つことで利益を得てきた独裁体制そのものだからだ」

    dailynews date: 
    2011/2/23(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 「キッズ・フォー・キャッシュ」計画で有罪判決を受けた判事が長期の禁固刑と集団訴訟に直面

    連邦陪審は、「キッズ・フォー・キャッシュ」と呼ばれる計画に加担していたペンシルバニア州の元判事に有罪判決を下しました。彼は過去数年にわたり、少年犯罪者を営利目的の少年刑務所に送る見返りに金銭を受け取っていました。ルザーン郡の元判事マーク・チアバレラ・ジュニアは2月18日、PAチャイルド・ケア社とその姉妹会社ウエスタン・ペンシルバニア・チャイルド・ケア社が運営する拘置所に少年を送り込んで賄賂とリベートを受けったことに対し、有罪判決を受けました。チアバレラともう一人の判事マイケル・コナハンは、この行為によって260万ドルを受け取ったとされています。チアバレラは最高157年の禁固刑の他、少年の家族たちによる集団訴訟にも直面しています。未成年法律センター(Juvenile Law Center)のマルシャ・レビックと、チアバレラが刑務所に2度送り込んだことで息子が自殺したと主張するサンディ・フォンゾにさらに詳しく話を聞きます。

    dailynews date: 
    2011/2/22(Tue)
    記事番号: 
    6
  • マット・タイビ:「ウォール街はなぜ刑務所に入らないのか?」

    「誰も刑務所には行かない。」ローリング・ストーン誌の最新号で、マット・タイビはこう書いています。「これは、すべての主要銀行と金融会社が、数百万人を貧困化させ、合わせて数千億ドル、実際は数兆ドル規模で世界の富を破壊した非常識な犯罪スキャンダルに関わっていた金融危機時代の御題目なんだ。」タイビが、米国民がウォール街の投資家たちによって、いかにだまし取られ、金融危機がウィスコンシン州やオハイオ州の現状にいかに関連しているかを説明します。

    dailynews date: 
    2011/2/22(Tue)
    記事番号: 
    5
  • 団体交渉権を擁護する労働デモがオハイオ州にも拡大

    オハイオ州では2月22日、上院法案第5号に反対する集会のために、数万人がコロンバスの州議事堂に押し寄せようとしています。同法案は州職員らの団体交渉権の放棄し、医療保険料の自己負担の増加、いわゆる“能力給”制度への変更などを要求しています。オハイオ州の共和党知事ジョン・ケーシックは、ストライキに参加する公務員は職を失うことになるだろうと述べました。オハイオ州の約3万5000人の州職員を代表するオハイオ公務員組合(Ohio Civil Service Association)の本部長ドナルド・コンリーに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2011/2/22(Tue)
    記事番号: 
    4
  • 「今日が決戦」:反組合法への投票を前に数千人がウィスコンシン州議事堂を占拠

    ウィスコンシン州州議会は2月22日、共和党のスコット・ウォーカー州知事が提案している公務員の賃金カットと団体交渉権の排除について討論を始める予定です。組合は、医療保険の12%と年金経費の半額を自分で払うことになる、ウォーカーの提案する賃金カットをすべて受け入れることには合意しましたが、団体交渉権を放棄することは拒否しています。ウィスコンシン大学マディソン校の教員助手連盟(Teaching Assistants’ Association)の活動家で、法案に抗議するための1週間の州議事堂占拠を手助けしたピーター・リックマンから話を聞きます。「人々はこれが基本的な労働者の権利に対する根本的な攻撃であると理解しています」と、リックマンは言います。「これがすべての労働者のためだからこそ、消防隊員や鉄鋼労働者、看護師、在宅介護労働者らの人々がわれわれと共に闘ってくれるのです。」

    dailynews date: 
    2011/2/22(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 数千人が公務員と組合を擁護する中、ジェシー・ジャクソン師がマディソン郡をデモ行進

    1週間にわたる教員デモの後に再開された学校に向かうマディソン郡の学生グループと行進する、著名な公民権運動指導者ジェシー・ジャクソン師に話を聞きます。ジャクソン師は、州政府が可決しようとしている公務員を標的にした反組合法案に反対する数万人と行動を共にしました。「問題はいまや労働者の経済的譲歩ではなく、州知事が、労働者の団体交渉権を否定しようとしていることにあります」とジャクソンは言います。

    dailynews date: 
    2011/2/22(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 「カダフィはリビア国民のことより自分自身と権力が大切」:リビア系米国人活動家が語る抗議者らへの流血の弾圧

    リビア政府は、40年以上にわたるムアマル・カダフィ大佐の支配に反対する拡大する蜂起に対して卑劣な攻撃をしたことで、国際的批判に直面しています。2月21日、リビア軍と親政府派の傭兵は、首都トリポリでの大規模デモを攻撃しました。軍隊が街頭の抗議者たちを追い詰める中、戦闘機とヘリコプターが上空から彼らに向けて発砲しました。攻撃は、カダフィ政権が崩壊しつつある兆候が顕著になる中で行われています。司法書記(法相)と国連大使を含むリビアの何人かの閣僚が21日、カダフィ政権から離反しました。リビア系米国人活動家のアブドゥラ・ダラットからさらに詳しく話を聞きます。「今回のことは、過去40年間リビアの国民のことよりも自分自身と自分の権力のことを大切にする一人の人物の誇大妄想によって支配されてきた国の姿をよく表しています」とダラットは言います。

    dailynews date: 
    2011/2/22(Tue)
    記事番号: 
    1
  • ウィスコンシン州の反組合法案、消防士・警察官も加わり8万人が抗議デモ

    ウィスコンシン州マディソンで19日、公務員の団体交渉権を奪う「予算修正」法案に反対する、過去最大規模の推定8万人の抗議デモが行われました。同法案の採決を阻止するために州を離れた民主党の州上院議員らは18日、スコット・ウォーカー州知事に対し書簡を送付し、団体交渉権について交渉に応じるのであれば、労組は年金カットや、健康保険や退職金の積立金増額などを受け入れるだろうと述べました。ウォーカー知事が法案で提案している削減計画では、州警備隊、警察官や消防士などの治安当局職員らは除外されていますが、だからといって、治安当局職員らが法案を支持しているというわけではありません。詳しく議論するにあたり、ウィスコンシン州消防士連合(Wisconsin Professional Firefighters Association)代表のマーロン・ミッチェルに話を聞きました。「消防士や警察官として、私たちは何もせずに座っているわけではありません。状況を変えるために行動を起こしていくつもりです」。

    dailynews date: 
    2011/2/21(Mon)
    記事番号: 
    4
  • 「リビアは変わった、永久に」リビアの詩人・研究者ハレド・マタワが民主化運動を語る

    リビアでは民主化を求める抗議デモが1週間にわたって続き、死者は300人以上に上っていますが、抗議デモ参加者たちは42年間に及んだムアマル・カダフィ体制の終わりを要求し続けています。カダフィ大佐の息子の一人、セイフ・イスラム・カダフィは20日、国営テレビで国民に向けて演説し、抗議デモが終わらなければ内戦になるだろうと警告を発しました。さらに詳しい話を、リビア出身の名高い詩人であり研究者でもあるハレド・マタワに聞きました。「仮にカダフィが生き残ったとしても、体制は終わりを迎えるでしょう。リビア国民は『新しい憲法を持とう。新たな国旗も持つかもしれない。しかし君(=セイフ・イスラム)や君の父親、それに君の計画全部がもう必要がないんだ。出て行ってくれ』と語り合っています」と、ハレド・マタワは話しました。

    dailynews date: 
    2011/2/21(Mon)
    記事番号: 
    3
  • リビアの虐殺:政府による暴力をはねのけてデモ隊がベンガジを制圧 目撃者が語る

    北アフリカ、リビアの東部ベンガジで20日、数万人の人びとが、1週間に及ぶ騒乱の末に市内を再び制圧したことを祝福しました。住民によると、一部兵士も抗議運動に参加し、ムアマル・カダフィ大佐の警護隊を打ち負かしました。また別の住民は、軍は市を去ったと話しました。凶悪な暴力行為が何日にもわたって行われました。ヒューマンライツ・ウォッチによると、リビアでは1週間で300人以上が死亡しました。またこの衝突はトリポリ市にまで及んでいると報道されています。番組では昨晩、ベンガジ市の現状について、ハイサムという抗議運動参加者に電話で話を聞きました。

    dailynews date: 
    2011/2/21(Mon)
    記事番号: 
    2

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