デイリーニュース

  • 避難所ではなく住宅を:パンデミック下 ホームレスのニューヨーカーがアパートやホテルの空き室の使用を要求

    全米で1憶人以上がコロナ感染拡大阻止のため外出禁止を命じられるなか、ホームレスの人々はどうすれば良いのでしょうか?避難所や街頭で生活するニューヨーク市の数万人のホームレスの人々が安全を確保できないまま放置されています。ホームレスの人々の声を聞き、「アーバン・ジャスティス・センター」(the Urban Justice Center)の「セーフティー・ネット・プロジェクト」の提唱者で政策アナリストでもあるキアナ・デービスにも聞きます。

    dailynews date: 
    2020/3/30(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 米国は公衆衛生ニューディールが必要 新自由主義の緊縮と民間医療制度がパンデミックを加速

    米国における新型コロナウィルスの感染拡大は、公衆衛生の世紀の失敗と評されています。米国が世界最多の感染者を出すなか、失業手当の申請も記録的な数となっています。呼吸困難となっても医療が不足する現状からみるグローバルな医療正義とはどんなものでしょうか?公衆衛生におけるニューディールを提案するイェール大学の二人の教授から詳しく聞きます。二人は数十年にわたる新自由主義の緊縮政策がパンデミックと戦うことを困難にしていると指摘しています。グレッグ・ゴンサルベスはイェール大学公衆衛生学部の病原微生物疫学助教、エイミー・カプチンスキーは同大法学部の教授、ブログ「法と政治経済」(Law and Political Economy)の共同創設者です。二人は共同で「グローバル医療正義パートナーシップ」(Global Health Justice Partnership)を運営しています。

    dailynews date: 
    2020/3/30(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 家が安全でないとき:外出禁止令は家庭内暴力の被害者を「危険な状況」に追いやる

    全米各地や世界中で外出禁止令が発動され、学校が閉鎖され、公共スペースが閉鎖され、不可欠の者以外のすべての労働者が屋内にとどまるよう命じられる中、家庭内暴力にさらされている人々が次第に安全でなくなると訴える家庭内での生活をパンデミックが続く間なんとか乗り切れるように、支援サービス提供者たちは走り回っています。虐待者と一緒に家に閉じ込められたらどうなりますか? 「全国の多数の被害者たちにとっては、たいへん悲惨な状況です」と、全米ドメスティック・バイオレンス・ホットラインのCEOケイティ・レイジョーンズは言います。

    dailynews date: 
    2020/3/27(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 「完全なシステムダウン」 議会は2兆ドルのパンデミック法案を推進 民主党は「企業クーデター」を許すのか?

    総額2兆ドルの大規模な新型コロナ被害救済措置(米国史上最大の景気対策法案)についての検討を続けます。作家のマット・ストーラーは、もしも大企業が何兆ドルもの救済資金を何の条件もつけずに受け取るようなことになれば、コロナ収束後の米国はすっかり相貌が変わっているだろうと言います。ストーラーは、アメリカ経済自由プロジェクト(American Economic Liberties Project)の調査主任であり、『ゴリアテ~~独占と民主主義の100年戦争』の著者です。ガーディアン紙の最近コラムの表題は「気を付けないと、コロナウイルス救済法案が企業クーデターに化ける」です。

    dailynews date: 
    2020/3/27(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 「米国は流行病No.1」オマール議員トランプの「間違ったアメリカ例外主義」を批判

    米国の多くの地域で外出制限が施行される中、連邦下院は27日、新型コロナウィルスの世界的流行が引き起こした経済危機に対処するための2兆ドルの緊急救援措置について決議します。これにより、大多数の国民に賃金の支払いが可能になり、労働者の保護もなされますが、同時に多数の業界や企業にとっては巨大な救済策でもあります。失業給付の申請者が過去最高の328万人に達する中での決議です。ゲストはミネソタ州選出の下院議員イルハン・オマールです。彼女は下院に選出された最初のソマリア系アメリカ人であり、最初のムスリム女性議員の1人です。緊急救済措置について、トランプ大統領のパンデミックへの対応について、また彼女が学生債務救済や感染危機にさらされている移民や囚人の解放の呼びかけに加わった経緯、新型コロナウイルスへの対応でアフリカ諸国が直面する課題などについて聞きました。

    dailynews date: 
    2020/3/27(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 「混沌とした状況」:コロナウイルス感染が拡大するインド 13億人の住民に対するロックダウンを開始

    世界各地にコロナウイルス感染が拡大していますが、今日は史上最大のロックダウンが行われることになったインドについて見ていきます。インドでは全人口13億人に対し屋内退避が命じられています。経済と日常生活が突然、停止されたインドでは、何億もの人々がその日暮らしをしており、家族を養う手段を断たれたままになっています。Gun Island(『ガン・アイランド』)やThe Great Derangement: Climate Change and the Unthinkable(『大いなる混乱――気候変動と想像を絶する事態』)などの著書があるアミタヴ・ゴーシュに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2020/3/26(Thu)
    記事番号: 
    3
  • バーニー・サンダース 失業者保護を求めて戦うが 2兆ドルの経済刺激対策に企業への救済金が含まれることに懸念を示す

    3月25日夜、米上院は満場一致で、コロナウイルス・パンデミックによる前例のない経済ショックと闘うため、歴史的な2兆2000億ドルの緊急経済対策案を可決しました。この法案は27日に下院で審議された後、トランプ大統領が署名し成立する予定です。法案は失業者への給付を大幅に増加し、失業者は給与の100パーセントおよび健康保険料を4か月間支給されます。バーモント州選出の上院議員で大統領選に出馬中のバーニー・サンダースは、失業者に対する支援強化を法案に盛り込むことに成功しましたが、企業への救済資金がこの法案に含まれることに警戒感を示しながらも「賛成」票を投じました。「歴史的この瞬間、大きな利益を上げる大企業に対し、大規模な救済をする必要などありません」と、賛成票を投じた理由を説明する動画でサンダースは語りました。

    dailynews date: 
    2020/3/26(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 「1週間後にはここもイタリアのようになる」:米国のパンデミックは悪化の一途を辿るとニューヨークの緊急治療医

    ニューヨークの病院ではコロナウイルスの患者が急増しており、医療用保護具が足りないと医療関係者は訴えています。そして感染度が高い患者の治療に当たった後、陽性になった看護師1人が亡くなりました。「ニューヨークの病院の内部はかなり悲惨な状態です」と、ニューヨーク市の緊急治療医クレイグ・スペンサーは言います。「来院するコロナウイルス患者数は毎日増えています。患者は、老いも若きも、持病の有無にも関係なく、人工呼吸器が必要なほど重症になり、呼吸するのに生命維持装置が必要になり、心不全になるのです。これが前線で働く同僚の多くが毎日、直面する現実です。」スペンサーは、アフリカでエボラ出血熱の大流行が発生した当時、その治療に当たっており、自身もウイルスに感染しましたが回復したサバイバーでもあります。

    dailynews date: 
    2020/3/26(Thu)
    記事番号: 
    1
  • バー上院議員の辞任を求める声が高まる 新型コロナウイルスによる損失を回避するため170万ドルの保有株式を売却

    リチャード・バー共和党上院議員の辞任を求める声が高まっています。彼は、コロナウイルスが世界経済に与える脅威について、公務で得られる特権的説明を受けた後、170万ドルにのぼる保有株式を売却し[損失を回避した]と報じられています。プロプブリカ(アメリカの非営利・独立系の調査報道オンライン・ニュース)の報道によれば、上院情報委員会の委員長を務めるバー上院議員は2月13日、保有する株式を33回にわたって売却しました。その当時彼はコロナウイルスに関する非公開の情報を知りうる立場にあり、毎日、情勢報告を受けていました。株式市場はバー上院議員の売却の1週間後に急落を始め、以来、株価は30%の下落となっています。この件を暴露した記者の一人、プロプブリカのデレク・ウイリスから詳しく聞きます。

    dailynews date: 
    2020/3/25(Wed)
    記事番号: 
    4
  • 「お金より人が優先。命がかかわっているのです」 プエルトリコでのパンデミックについてサン・フアン市長が語る

    プエルトリコでは23日、感染数が39名、死者2名が報じられる中、プエルトリコ政府はパンデミックによる経済的影響への対策として7億8700万ドルという記録的規模の財政支援を発表しました。今回のパンデミックは、今年初めの一連の壊滅的な地震に続き、プエルトリコがまだこの島のインフラを破壊し3000人以上の死者を出したハリケーン・マリアからの影響とたたかっているさなかに起きています。「トランプ政権やFEMA(アメリカ合衆国連邦緊急事態管理庁)に関して明白だと思うことの一つは、私たちは人間であり、司法や緊急事態、人間の尊厳において私たちを他の人々と平等に扱う必要があるということ彼らに忘れないようにさせ続けなければならないということです」とゲストのサン・フアン市長カルメン・ユリン・クルスは述べています。

    dailynews date: 
    2020/3/25(Wed)
    記事番号: 
    3

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