民主党の候補者指名争いはバーニー・サンダースがネバダ州で圧勝し、トップとしての地位を固めました。一方、民主党指導部と主流メディアの多くは、民主社会主義者を自称するサンダースの勝利について懸念を表明しています。サンダースの対立候補も彼の野心的な政策を批判しています。サンダースは先週ラスベガスでおこなわれた予備選討論会で、社会主義に対する誤解について述べました。マーティン・ルーサー・キング牧師の言葉を用い、「米国には最富裕層のための社会主義、最貧層のための徹底した個人主義しかない」と非難しています。バーニー・サンダースと民主社会主義について、二人の著名な経済学者を招いて討論会を開きます。ポール・クルーグマンはニューヨーク・タイムズ紙のオプエド欄に論説を寄稿、著書多数、新著はArguing with Zombies: Economics, Politics, and the Fight for a Better Future(『ゾンビ思想との論争:経済、政治とより良い未来のための闘い』)です。最近の論説記事には“Bernie Sanders Isn’t a Socialist”(「バーニー・サンダースは社会主義者ではない」)があります。