デイリーニュース

  • 弾薬ではなく本を!:連邦資金を転用して学校への銃供給をはかるデボスに計画に反対の声高まる

    教師や学校職員用に銃器の供与をはかるベッツィ・デボス教育長官の計画を却下せよとの圧力が高まっています。この計画は、オクラホマ、テキサスおよび他の州からの、学校保安担当者を訓練し、武装させることを求める要請を受けた後、提案されました。デボスは、連邦学生支援金と学術振興助成金を転用して、銃器の支払い、および教育者への銃使用訓練のために使うことを計画していますが、これは教師を武装させるために連邦資金を使うことを禁止してきた、長年にわたる連邦政府の方針を逆転させるものです。米国教員連盟の代表であるランディ・ワインガルテンと、銃暴力防止支援ギフォーズ法律センター(Giffords Law Center to Prevent Gun Violence)のアダム・スキャッグス主任弁護士に話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/8/29(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 悪徳金融業者の言いなりのトランプ政権に抗議して学生ローン監視役トップが辞任

    今週、全米各地で新学年が始まりますが、学生ローンの不正監視役のトップが、学生ローンの借り手より、略奪的な融資を行う強大なローン会社に味方するトランプ政権を非難して、抗議の辞任をしました。セス・フロートマンは、消費者金融保護局のミック・マルバニー長官の下で、学生ローン・オンブズマンを務めていました。セスが書いた文書によると、マルバニー長官の指揮下で「消費者金融保護局は、議会から特に保護を託された消費者を見捨て」ました。折しも、ベッツィ・デボス教育長官は、営利目的の大学によってカモにされた人々を救うための連邦政府学生ローン救済費を130億ドルも削減する新たな規則を提案しています。テンプル大学の高等教育政策および社会学の教授でありPaying the Price: College Costs, Financial Aid, and the Betrayal of the American Dream(『代償の支払い:大学費用、財政援助、アメリカンドリームの裏切り』)の著者サラ・ゴールドリック・ラブに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/8/29(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 1968年の民主党党大会抗議主導者たちが振り返る 共闘体制構築と大統領候補に豚を指名したこと

    1968年のシカゴの民主党大会を再検証します。この大会では、アビー・ホフマンやジェリー・ルービンなどイッピー(青年国際党員)を名乗るベトナム戦争に反対する若者たちが「不死身のピガサス」(Pigasus the Immortal)という名前の豚を独自の大統領候補に指名し、民主党のヒューバート・ハンフリー候補や共和党のリチャード・ニクソン候補に対抗させようとしました。ピガサスが大統領にIn-Hog-Ur-Ate(「就任」 inaugurateをもじったもの)すれば、実行される政策はガラクタの山ですが、「それは他の全ての政党の政策と同じこと」だとホフマンやデイビスは言いました。ピガサス次期大統領は、ホワイトハウスに招かれて外交政策のブリーフィングとシークレットサービスによる機密情報の説明を受けることになると彼らは主張します。その後ピガサスは、他の活動家たちと共に逮捕されました。秩序を破り、治安を乱し、豚をシカゴに持ち込んだことが罪状です。被告側弁護士ウィリアム・クンスラーは、それと同じ罪状で民主党を告訴しました。ブラックパンサー党のボビー・シールに、暴動扇動で逮捕されたことや抗議中の演説が原因で「シカゴ・エイト」(シカゴの騒乱で逮捕された8人の活動家)の裁判中に猿ぐつわをはめられたことなど、引き続き話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/8/28(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 縛られて猿ぐつわをはめられた:ブラックパンサー党の議長ボビー・シールが語る1968年の民主党党大会後の彼の裁判

    警察がデモ隊を攻撃し全米中の注目を集めた50年前1968年のシカゴの民主党党大会を再検証し、ボビー・シールに話を聞きます。彼はデモで演説した当時、ブラックパンサー党の議長でしたが、その後逮捕され「シカゴ・エイト」(Chicago 8)のメンバーとなりました。シールは、彼の共謀裁判で、判事が彼に猿ぐつわをはめさせ、椅子に縛り付けるよう命じた経緯を説明してくれます。彼は16の法廷侮辱罪で48カ月の禁錮刑を言い渡されましたが、その後すべての罪状が却下されました。

    dailynews date: 
    2018/8/28(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 50年前 反戦抗議者たちが容赦なく攻撃された1968年の民主党党大会での警察の暴動

    50年前、1968年8月29日シカゴで行われた民主党党大会は、大規模な政治イベントが警察による暴動に発展して大混乱となり、そのほとんどが全米に生中継され全国的な注目を集めました。シカゴ市は、抗議者たちに対し2万4000人の警官、州兵、陸軍兵を動員し、催涙ガスとこん棒で対峙しました。当時のニュース映画からの映像を放送し「民主社会を目指す学生」(Students for a Democratic Society: SDS)と「ウエザー・アンダーグラウンド」(Weather Underground)の元メンバーで50年前の1968年に逮捕されたビル・エイヤーズに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/8/28(Tue)
    記事番号: 
    1
  • フランシスコ教皇 カトリック聖職者による性的虐待事件について許しを求める一方で 「知っていたが行動しなかった」との公開書簡に直面

    フランシスコ教皇はローマ教皇として39年ぶりにアイルランドを訪れ、聖職者による児童虐待への対処を怠った教会当局の誤りを認めました。しかし26日にはバチカンの元高官が7000語に及ぶ文書を発表、教皇は衝撃的な告発に直面しています。バチカン元高官によると、フランシスコ教皇はセオドア・マカリック枢機卿による性的虐待疑惑が公になるずっと前からそれを知っており、同枢機卿への処罰を怠ったとして教皇の辞任を求めました。マカリックには、司祭になるために研修中の男性複数に性的関係を迫ったほか、十代の侍者(ミサで司祭に付き添う者)に対する虐待疑惑がかけられています。フランシスコ教皇はコメントを拒否しています。アイルランドの首都ダブリンから、子供時代にウィスコンシン州の司祭に性的暴行を受けたピーター・アイズリーに話を聞きます。アイズリーは「司祭による暴行の被害者ネットワーク」(Survivors Network of those Abused by Priests)の創設メンバーです。元司祭で、聖職者による性的虐待の被害者への公正と共感を長年にわたって支援してきたトーマス・ドイルにも話を聞きます。二人はいずれも、聖職者による虐待の撲滅を求める団体「Ending Clergy Abuse」のメンバーです。

    dailynews date: 
    2018/8/27(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 米民主党改革 サンダース支持者の大きな勝利 党全国委員会が特別代議員の権限の制限を可決

    米民主党は大規模な討論会を経て、2016年の大統領選後に進歩派が掲げてきた主要な要求の一つである、大統領候補指名での特別代議員の権限の大幅削減を可決しました。民主党全国委員会(DNC)の25日の投票は、バーニー・サンダース上院議員とヒラリー・クリントン前国務長官との間で争われた2016年の大統領候補選出で指摘された問題を受けたもので、選出方式の変更を求めるDNCメンバーらと、DNC元議長2人および黒人議員連盟のメンバーが対決する形となりました。「ルーツアクション」(RootsAction)全米コーディネーターのノーマン・ソロモンに最新の状況を聞きます。ソロモンは、2016年の民主党大会でバーニー・サンダースを支持する一般代議員を務め、同大会で党とは独立の団体「バーニー代議員ネットワーク」のコーディネーター役を務めました。

    dailynews date: 
    2018/8/27(Mon)
    記事番号: 
    2
  • ジョン・マケイン死去 メディアが語ろうとしない彼の女性蔑視と軍国主義

    8月25日に脳腫瘍のため81歳で死去したジョン・マケインの生涯と業績について3人のゲストと話し合います。マケインはベトナム戦争に従軍し戦争捕虜にもなった元軍人で、6期にわたって上院議員を務め、2回にわたって大統領候補になりました。一人目のゲストは調査報道サイト「インターセプト」のコラムニストで、同サイトのポッドキャスト「デコンストラクテッド」で司会を務めるメヒディ・ハサンです。ハサンはアルジャジーラ英語放送の番組「アップフロント」の司会者でもあります。マケインの死についてツイッターで発言しているほか、昨年には、“Despite What the Press Says, 'Maverick' McCain Has a Long and Distinguished Record of Horribleness”(「メディアが何を言おうと『マベリック(一匹狼)』マケインにはきわめてひどい長い過去がある」)と題した記事を書いています。コードピンク共同創立者メディア・ベンジャミンも議論に加わります。ベンジャミンはかつて、マケインに「low-life scum」(最低のクズ)とののしられたことがあります。「ルーツアクション」(RootsAction)全米コーディネーターのノーマン・ソロモンも番組に加わります。

    dailynews date: 
    2018/8/27(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 17歳の息子が母親の強制送還を土壇場で阻止 母親は息子の大学入学を見届けられることに

    強制送還に直面していたバングラデュ人の女性が、一般市民の激しい抗議のおかげで土壇場で執行停止を認められました。サルマ・シカンダルは、夫と米国籍の17歳の息子を置いてバングラデュ行きの便に乗る予定でしたが、わずか24時間弱前に執行停止されました。シカンダルは米国に20年近く住んでいます。しかし彼女は6月に移民税関捜査局(ICE)から、8月までに米国を出て行かなければならないと告げられました。するとシカンダルが属する社会集団が支援に立ち上がり、彼女が米国に滞在する許可を求めてコネチカット州ニューヘイブン市で抗議行動を行い、同州ハートフォード市のICE事務所の外でハンガーストライキを決行しました。サルマ・シカンダルと、彼女の息子で8月最終週からクイニピアック大学に入学するサミール・マフムドに話を聞きます。息子を大学に入学させることがシカンダルの長年の夢でした。

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    2018/8/24(Fri)
    記事番号: 
    4
  • トランプは法を超越するのか? ジェイムズ・ライゼンが語る大統領訴追と報道機関が反撃すべき理由

    トランプ大統領の元顧問弁護士マイケル・コーエンの司法取引とトランプ陣営の元選挙対策本部長ポール・マナフォートの有罪評決を受けて、トランプの弾劾を求める声が広がっています。ニュースサイト『インターセプト』のジェイムズ・ライゼン記者に話を聞きます。彼は、議員たちはトランプを告発し、連邦裁判所に刑事訴追させるべきだと言います。

    dailynews date: 
    2018/8/24(Fri)
    記事番号: 
    3

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