スクープ:アマゾンの倉庫で身元を隠して実動・取材したレポーターが 虐待的な労働条件とトイレ休憩なしの実態を 独立系のバーニー・サンダース上院議員は、米国での賃金格差拡大の一端を担っているとして、アマゾンをターゲットにしてきました。サンダースは今週、アマゾンなどの大企業の雇用主に、連邦政府が支払っている従業員への公的支援を負担するよう要求する法案を発表する予定です。ジャーナリストのジェームス・ブラッドワースは、アマゾン受注センターで1か月間、身分を隠して「ピッカー」(商品運び)として働き、労働者たちが、トイレ休憩がなかなか取れないために、ボトルに排尿していることに気づきました。彼の新刊書は、Hired: Six Months Undercover in Low-Wage Britain(『雇われてみて:英国低賃金の6カ月潜伏労働』)です。
アンソニー・ケネディ米連邦最高裁判所判事の後任に指名されたブレット・カバノー判事の承認公聴会が始まっています。彼が承認されれば、1930年代以来の超保守的な最高裁になる可能性があります。カバノーはまだ53歳で、今後数十年、最高裁判事を務めることになるでしょう。批評家たちは、彼を承認することは公民権、環境規制、銃規制法、投票権の大幅な後退につながりかねず、妊娠中絶の禁止を違憲とした「ロウ対ウエイド裁判」の判決を覆してリプロダクティブ・ライツ(性と生殖に関する権利)を脅かす可能性があると警告しています。「法の下の公民権を求める弁護士委員会」(Lawyers' Committee for Civil Rights Under Law) の代表クリステン・クラークに話を聞きます。同委員会は先週、カバノーの判決履歴判を批判する痛烈な報告書を発表し、カバノーの指名に反対する声明を出しました。彼女は9月第1週に行われる上院のカバノー承認公聴会に参加する予定です。
本日はレイバー・デーの特別番組として、映画『ソーリー・トゥ・ボザー・ユー』(Sorry to Bother You)の脚本・監督を務めたブーツ・ライリーにインタビューします。社員を奴隷のように働かせて荒稼ぎをする悪徳テレマーケティング会社で、オークランド出身の男が働きはじめた。悪徳ビジネスの渦中に放り込まれた彼はある日、全人類を脅かす秘密を発見する――。現代のディストピアを描いたこの社会風刺作品は、今夏最高の映画の一つと評価されています。ライリーは、ザ・クー&ストリート・スウィーパー・ソーシャル・クラブのリードボーカルとして活躍するかたわら、詩人、ラッパー、ソングライター、プロデューサー、脚本家、ユーモア作家、政治活動家、コミュニティ活動家、講師、講演などをこなしています。