デイリーニュース

  • 連邦最高裁長官の指名を受けたでカバノー判事の承認公聴会 抗議者と民主党による延期要求動議で大荒れ

    抗議の叫び、逮捕、そして民主党上院議員による度重なる散会の動議。これが9月4日、トランプ大統領が最高裁判事アンソニー・ケネディ退任後の後任候補として指名したブレット・カバノーの、公聴会初日の様子です。4日のカバノー公聴会に一番のりで参加した市民であり、性と生殖に関する権利を擁護する投票を促進する全国組織「プロチョイスに投票しよう」(VoteProChoice) の共同創設者、ハイディ・シークに話を聞きます。公聴会を中断させたため数十人が会場から排除されましたが、シークも抗議を行った後、その一人になりました。

    dailynews date: 
    2018/9/5(Wed)
    記事番号: 
    1
  • カナダの先住民活動家が巨大な敵に勝利 450億ドルのトランス・マウンテン・パイプライン計画を裁判所が却下

    カナダの連邦控訴裁判所は、キンダー・モルガン社のトランス・マウンテン・パイプラインの規模を3倍に拡大するカナダ政府の承認を却下しました。これは先住民団体と環境保護主義者たちにとっての大きな勝利です。エレノア・ドーソン判事は8月30日、今回の740億ドルのプロジェクトの許可を取り消し、カナダ国家エネルギー委員会と連邦政府が裁判所の命じた修正事項を完遂するまで建設を中断させました。ドーソン判事の判決は、今回のプロジェクトによって影響を受ける先住民たちとの話し合いが不十分であったことに言及し、拡大計画についてのカナダ国家エネルギー委員会の評価は欠陥だらけで連邦内閣は承認の過程でこれを信頼すべきではなかったとしています。同判決のわずか数分後、キンダー・モルガン社の株主たちは既存のパイプラインと拡大プロジェクトを450億ドルで連邦政府に売却することに合意しました。トルドー首相は5月に、カナダ政府はパイラインを購入すると発表していました。これは、拡大計画が今後数年のさらなる見直しに直面する中、カナダ政府がこのプロジェクトを所有することを意味します。

    dailynews date: 
    2018/9/4(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 何を隠しているのか? 10万件の文書隠蔽にも関わらずカバノーの最高裁判事承認公聴会が始まる

    アンソニー・ケネディ米連邦最高裁判所判事の後任に指名されたブレット・カバノー判事の承認公聴会が始まっています。彼が承認されれば、1930年代以来の超保守的な最高裁になる可能性があります。カバノーはまだ53歳で、今後数十年、最高裁判事を務めることになるでしょう。批評家たちは、彼を承認することは公民権、環境規制、銃規制法、投票権の大幅な後退につながりかねず、妊娠中絶の禁止を違憲とした「ロウ対ウエイド裁判」の判決を覆してリプロダクティブ・ライツ(性と生殖に関する権利)を脅かす可能性があると警告しています。「法の下の公民権を求める弁護士委員会」(Lawyers' Committee for Civil Rights Under Law) の代表クリステン・クラークに話を聞きます。同委員会は先週、カバノーの判決履歴判を批判する痛烈な報告書を発表し、カバノーの指名に反対する声明を出しました。彼女は9月第1週に行われる上院のカバノー承認公聴会に参加する予定です。

    dailynews date: 
    2018/9/4(Tue)
    記事番号: 
    1
  • アンチ資本主義映画『ソーリー・トゥ・ボザー・ユー』監督インタビュー ブーツ・ライリーがストライキの力 階級闘争を語る

    本日はレイバー・デーの特別番組として、映画『ソーリー・トゥ・ボザー・ユー』(Sorry to Bother You)の脚本・監督を務めたブーツ・ライリーにインタビューします。社員を奴隷のように働かせて荒稼ぎをする悪徳テレマーケティング会社で、オークランド出身の男が働きはじめた。悪徳ビジネスの渦中に放り込まれた彼はある日、全人類を脅かす秘密を発見する――。現代のディストピアを描いたこの社会風刺作品は、今夏最高の映画の一つと評価されています。ライリーは、ザ・クー&ストリート・スウィーパー・ソーシャル・クラブのリードボーカルとして活躍するかたわら、詩人、ラッパー、ソングライター、プロデューサー、脚本家、ユーモア作家、政治活動家、コミュニティ活動家、講師、講演などをこなしています。

    dailynews date: 
    2018/9/3(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 占領下西サハラでの4日間 アフリカ最後の植民地を映した希少映像

    デモクラシーナウ!は、メディア封鎖をかいくぐり、北西アフリカの占領地西サハラでの数十年に渡るサハラウィ人の自由への戦いと、モロッコによる暴力的弾圧を取材しました。その成果を独占放送でお送りします。モロッコは国連と国際社会を無視して、1975年より同地域を占領してきました。モロッコによる占領への抵抗が続くなか、数千人が拷問、投獄、殺害されたり、行方不明になっています。占領下にある人々と亡命したサハラウィ人は1700マイルの壁で隔てられています。西サハラへジャーナリストが足を踏み入れるのをモロッコが常に妨害してきたこともあって、この状況を国際メディアはほとんど報じてきませんでした。しかし2016年後半、デモクラシー・ナウ!は西サハラの都市ラユーンに潜入、国際報道団として数年ぶりに同占領地域取材を果たしました。

    dailynews date: 
    2018/8/31(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 「奴隷労働」終結を求める刑務所ストライキの最新情報:開始から10日で11州に広まる

    刑務所の環境および彼らが言う「刑務所の奴隷制度」終結を求める運動で、少なくとも全米11州の受刑者が仕事のボイコット、ハンガーストライキ、そして売店ボイコットを行っています。主導者たちによれば、サウスカロライナ州、ジョージア州、フロリダ州、そしてインディアナ州では受刑者たちがデモをおこなっており、テキサス州、カリフォルニア州、そしてオハイオ州では、独房の受刑者を含む受刑者たちがハンガーストライキを行っています。また、ワシントン州タコマのノースウエスト刑務所では少なくとも6人がハンストに入り1週間以上が経ちました。アマニ・サワリに話を聞きます。彼女は全米におけるストライキの組織を援助する受刑者のネットワーク「刑務所弁護士の声」(Jailhouse Lawyers Speak)を代表して、刑務所でのストライキを組織しています。

    dailynews date: 
    2018/8/30(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 「ミシシッピーは悪化の一途」:8月だけで受刑者13人が死亡で 活動家は答えを求める

    ミシシッピー州では受刑者がこれまでにない高いペースで死亡しています。今年8月だけでも13人が刑務所で亡くなりましたが、2015年には1年間の同州の受刑者死亡数が47人でした。これらは自然死だったと刑務所当局は主張しています。しかし、ミシシッピー州南西部の民営の刑務所、ウィルキンソン郡刑務所における24歳のニジャ・シバラス・ボノム殺害を含む衝撃的な受刑者の死亡が急増する中、活動家や家族らは答えを求めています。当局者によれば、ボノムは別の受刑者と喧嘩した後、自身の監房内で亡くなりました。しかし遺族は、同房者と激しい言い争い後に監房に戻されたことから、ボノムの死は刑務所が暴力的環境から彼を守らなかった故だと主張しています。ボノムの姉妹はデモクラシー・ナウ!に対し「刑務所は彼を犬小屋に戻した」と語りました。南部貧困法律センター(SPLC)ミシシッピ支部代表で主任弁護人のジョディ・オーエンズに話を聞きます。SPLCは、民営刑務所における受刑者への深刻な虐待を主張して、ミシシッピ州更正局を告訴する最近の訴訟に参加しています。

    dailynews date: 
    2018/8/30(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 草の根運動からの勝利:フロリダ州知事候補アンドリュー・ギラムが予備選に勝利するまでの道のり

    8月28日、フロリダ州知事選における民主党予備選で、進歩派候補アンドリュー・ギラムが番狂わせの勝利を手にし 同州初のアフリカ系米国人知事となる道を開きました。その数時間後、トランプが支持する共和党の知事候補者がギラムを攻撃、ギラムに票を投じるような「猿芝居」には加担しないよう有権者に呼びかけました。このコメントには、FOXニュースでさえも黙認できないとコメントしています。本日はギラムと働いた経験のある活動家2人に話を聞きます。フロリダ州の「夢を守る者たち」(Dream Defenders)のフィリップ・アグニューと、「黒人の若者プロジェクト100」(Black Youth Project 100)代表で、新著 Unapologetic: A Black, Queer, and Feminist Mandate for Radical Movements(『堂々と――黒人、クィア、そしてフェミニストのための急進的運動への使命』)の著者シャーリーン・カラサースです。

    dailynews date: 
    2018/8/30(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 2016年の選挙での投票のため5年以上の実刑に直面するテキサスのアフリカ系の母クリスタル・メイソン

    違法投票を行ったとして5年の刑期を言い渡されている、テキサス州の女性の衝撃的な事件を紹介します。刑期はさらに延びる恐れもあります。クリスタル・メイソンは、2016年の大統領選挙で、過去に脱税で有罪判決を受けていて、投票権がなかったにもかかわらず、暫定投票[訳注:選挙人登録名簿に名前が見つからなく、投票所では確認できない場合でも、暫定的に投票ができ、後日、選挙管理委員会で調査した後、有資格であると認められた場合は票がカウントされる制度。米国の十数州がこの制度を採用している]を行いました。3月に彼女は違法投票で有罪判決を受けました。彼女は、犯罪歴によりテキサス州では投票が許されないことを知らなかったと言います。支持者たちは、彼女への判決が人種的偏見に基づいていると主張し、アイオワ 州の白人 女性テリー・リン・ロートの事件を指摘します。ロートはトランプ大統領に投票しようとして、2度、同じ罪状で有罪判決を受けましたが、課された刑は2年間の保護観察/執行猶予と750ドルの罰金でした。クリスタル・メイソンと、彼女の弁護士、キム・コールに話を聞きます。メイソンは31日、テキサス州フォートワースで連邦裁判所の法廷審問を受けますが、言い分が受け入れられなければ収監されます。

    dailynews date: 
    2018/8/29(Wed)
    記事番号: 
    4
  • ハリケーン・マリア襲来後一年が近づくプエルトリコ 公式死者数を約3,000人に引き上げ

    プエルトリコは、知事が命じた調査結果の発表に基づき、2017年のハリケーン・マリアの死者数を、64人から3000人近くへと正式に引き上げました。これにより、ハリケーン・マリアを米国史上最悪の嵐の一つだということが公式に明らかにされました。デモクラシー・ナウの共同司会者フアン・ゴンザレスと米国教員連盟の代表ランディ・ワインガルテンに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/8/29(Wed)
    記事番号: 
    3

Pages