サウジアラビアのジャーナリスト、ジャマル・カショギが、ムハンマド・ビン・サルマン皇太子の命令で暗殺されたという圧倒的な証拠が提示されたにもかかわらず、トランプ大統領は20日、不可解な感嘆符を多用した「アメリカ・ファースト」と題された異例の声明文で、サウジアラビアを擁護しました。その中で、トランプは「皇太子はこの悲劇的な事件を、知っていたのかもしれないし、そうではないかもしれない!それはそれとして、我々はジャマル・カショギ氏の殺人事件を取り巻くすべての事実を知ることは決してないだろう。いずれにしても、我々にとっての関係とはサウジアラビア王国との関係なのだ」と述べています。この声明文は、先週16日にワシントン・ポスト紙が、CIAがサウジのムハンマド・ビン・サルマン皇太子がジャマル・カショギの殺害を命じたという「非常に確信ある」結論に至った、と報じた後に出されました。サウジ当局は、カショギの死を 稀で権限を持たない殺人として片付けようとしましたが、最近のニューヨーク・タイムズ紙の報道によると、ムハンマド・ビン・サルマン皇太子の統治が始まって以来、敵とみなされた人々を暗殺するために民間企業が雇われていたということです。イスラエルの調査報道記者で、この事件の暴露に寄与したロネン・バーグマンに話を聞きます。