ジム・マティス米国防長官は本日(14日)、テキサス州マッカレン市に向かい、ドナルド・トランプ大統領が米メキシコ国境に配備した数千人もの兵士たちの一部を訪問します。米国境へ向かう中米の移民McAllenキャラバンに対するトランプ大統領の攻撃的態度が激しさを増すなか、テキサス州、カリフォルニア州、アリゾナ州には現在、約6,000人の現役軍人が駐留しています。トランプ大統領は、駐留兵の数は15,000まで膨らむ可能性があると警告しましたが、その数はアフガニスタンに駐留する米兵よりも多く、イラクに残留する米兵のほぼ3倍に当たります。国防総省は中米移民キャラバンを脅威として見ていないにもかかわらず、国境への軍隊配備には2億2000万ドルもの費用がかかる可能性を指摘する報道もあります。マティス長官訪問の数日前には、トランプ政権が、新移民規制を発表し、入管で手続きを取った入国者以外の亡命申請は受けつけないとしています。この動きをアメリカ自由人権協会(ACLU)は「違法」と呼んでいます。エルパソに拠点を置く人権擁護団体「人権のための国境ネットワーク」(Border Network for Human Rights)の創設者で所長のフェルナンド・ガルシアに話を聞きます。また、リオ・グランデ・バレーのコミュニティ・ニュース『ネタ』(Neta)の編集者で移民レポーターのリズ・カステロとも話します。