2012年に米国とメキシコの国境のフェンス越しに16歳のホセ・アントニオ・エレナ・ロドリゲスを銃撃、死亡させ過失致死罪に問われていた国境警備隊員のロニー・スワーツの裁判で、陪審団は無罪と評決しました。陪審は過失致死罪を問うことが妥当かどうかを決めただけで、検察官がスワーツの3度目の裁判を求めるかどうかはわかりません。前回の裁判の陪審は、殺人罪ではスワーツに無罪判決を言い渡しましたが、より軽度の過失致死罪については全員一致の評決に至ることことができませんでした。当局は、スワーツが発砲する前、ホセ・エレナ・ロドリゲスは国境のフェンス越しに国境警備隊員たちに石を投げていたと主張しています。しかし検察医たちは、ホセは最大で11回撃たれており、そのうちの1つを除く全ての銃弾は後ろからのもので、この十代の少年は地面にうつぶせになったまま後ろから撃たれたという結論に至ったと述べてます。エミー賞受賞の調査報道記者で、米国の公共放送サービス(PBS)の番組「ニュースアワー」(NewsHour)の特派員であるジョン・カルロス・フレイに話を聞きます。彼はホセ・アントニオ・エレナ・ロドリゲスの殺害について幅広く取材してきました。