デイリーニュース

  • トランプとボルソナロ ベネズエラの政権交代を後押し「フェイクニュース」という言葉を使ったメディア攻撃で意気投合

    19日、元陸軍大尉で極右のブラジル新大統領、ジャイル・ボルソナロがトランプ大統領をホワイトハウスに初訪問しました。彼の訪問中、トランプはブラジルを非NATO(北大西洋条約機構)主要同盟国に指定し、ブラジルが米国から軍事援助をさらに受けやすくする扉を開くつもりだと表明しました。トランプはまた、ブラジルがNATO加盟国になることもありうると示唆しました。両首脳は、「フェイクニュース」と彼らが呼ぶメディアを批判し、ベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領を失脚させるための圧力強化について議論しました。ブラジルの「社会正義と人権のためのネットワーク」(Network for Social Justice and Human Rights)の代表であるマリア・ルイサ・メンドンサに話を聞きます。彼女はニューヨーク市立大学の客員研究員です。

    dailynews date: 
    2019/3/20(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 軍産複合体 737マックス8型航空機の捜査で注目されるトランプとボーイング社との関係

    インドネシアとエチオピアで起きたボーイング社の737マックス8型航空機墜落事故で多大な犠牲者がでましたが、そんななかトランプ政権とボーイング社の親密な関係に新たな注目が集まっています。トランプは大統領になってからの2年間、ボーイング社を数百回にわたって公の場で称賛し、世界中の国と航空会社に737マックス機シリーズを含むボーイング社の航空機を売り込もうとしてきました。ボーイング社のデニス・ミュイレンバーグ最高経営責任者(CEO)は2018年8月、ニュージャージー州ベッドミンスターにあるトランプのゴルフ場での夕食会で、トランプの後ろ盾にを感謝しました。トランプが臨時国防長官に指名したパトリック・シャナハンは、31年間ボーイング社の重役を務めていた人物です。そしてトランプ政権の前国連大使、ニッキー・ヘイリーはボーイング社の取締役会のメンバーに推挙されています。「国際政策センター」(Center for International Policy)の「軍備と安全プロジェクト」(Arms and Security Project)の代表ウィリアム・ハートゥングに話を聞きます。

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    2019/3/19(Tue)
    記事番号: 
    3
  • アメリカ自由人権協会:米国は戦争犯罪を捜査する国際刑事裁判所当局者の入国を禁止することで独裁政権のようにふるまっている

    トランプ政権は国際刑事裁判所(ICC)の捜査員たちの米国への入国を禁止しました。マイク・ポンペオ米国務長官は3月15日、米国はアフガニスタンでの米軍による戦争犯罪容疑を捜査するICCメンバーへのビザを今後発給しないと発表しました。国家安全保障問題担当大統領補佐官のジョン・ボルトンは2018年9月、ICCの判事たちがアフガニスタンでの米軍による戦争犯罪容疑を捜査し続けるなら、米国は彼らに対して制裁を課すると警告していました。2016年のICCの報告書は、継続中のアフガニスタン戦争で米軍が少なくとも61人の囚人を拷問したと非難しています。この報告書はさらに、米中央情報局(CIA)がアフガニスタン、ポーランド、ルーマニア、リトアニアにあるCIAの拘束施設内で少なくとも27人の囚人に対しレイプを含む拷問をしたとも非難しました。アメリカ自由人権協会(ACLU)の人権プログラムの代表であるジャミル・ダクウォーに話を聞きます。

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    2019/3/19(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 「彼らは私たち」亡命者と移民を含む50人のモスク銃撃事件犠牲者を悼むニュージーランド

    3月15日、クライストチャーチの2つのイスラム教礼拝所で白人至上主義者によって射殺されたイスラム教徒50人を悼むニュージーランドで、犠牲者の埋葬が始まりました。今回の銃撃事件はニュージーランド史上最悪のものです。クライストチャーチの虐殺で殺された信者は世界中からやってきた人々で、その多くは安全を求めてニュージーランドに来た移民や難民でした。犠牲者の中には6人のパキスタン人、4人のヨルダン人、4人のエジプト人、そして少なくとも3人のバングラデシュ人が含まれていました。パレスチナ自治政府外務省は、犠牲者のうち6人はパレスチナ出身であると言っています。ニュージーランドのウェリントンにあるビクトリア大学の宗教学講師エバ・ニサに話を聞きます。ニュースサイト「ミドル・イースト・アイ」(Middle East Eye)への彼女の最新記事のタイトルはNew Zealand has been a home to Muslims for centuries, and will remain so(「ニュージーランドは数世紀にわたりイスラム教徒たちのホームだった、そして今後もそうあり続けるだろう」)です。

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    2019/3/19(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 世界中で140万人の生徒が授業をボイコット 気候変動対策を求める

    世界各地で140万人にのぼる子どもたちが15日の気候変動ストライキに参加し、気候変動の危険に対するより多くの取り組みを世界のリーダーたちに要求しました。この大規模抗議活動の火付け役となったのはスウェーデン人の気候活動家グレタ・トゥーンベリ16歳です。トゥーンベリは毎週金曜日学校を休み、気候変動対策を政治指導者に求める座り込みをスウェーデンの国会前で行ってきました。デモクラシー・ナウ!は15日の金曜日、ニューヨーク市の路上で活動する若者たちを取材しました。授業スト主催者の一人、ブロンクス科学高校のアリサ・チェン18歳に話を聞きました。

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    2019/3/18(Mon)
    記事番号: 
    4
  • 元ネオナチ活動家 「トランプ大統領は白人至上主義の脅威の増大に加担している」

    トランプ大統領は、金曜礼拝をおこなっていたイスラム教信者50人がヘイトに駆られた犯人に殺された15日のニュージーランド大量殺人後も、白人ナショナリズムの世界的な台頭を認めることを拒否しています。警察は、白人至上主義者のオーストラリア人ブレントン・タラント28歳を殺人容疑で逮捕、訴追しました。タラントは、ドナルド・トランプ大統領を「刷新された白人アイデンティティと共通目的の象徴」として賞賛するマニフェストを事前に公開し、その中で移民を「侵略者」(invaders)と表現していました。トランプは同日、南部の米国・メキシコ地帯で「侵略」が起きているとして、国境をめぐる国家非常事態宣言を無効とする議会決議に拒否権を発動しました。トランプの拒否権発動は就任後初めてです。憎悪と暴力的な過激主義からの離脱を助ける非営利団体「フリー・ラディカルズ・プロジェクト(Free Radicals Project)」の創設者、クリスチャン・ピッチョリーニに話を聞きます。ピッチョリーニは1980年代から90年代、ネオナチ・スキンヘッドと極右過激派の中心人物でした。

    dailynews date: 
    2019/3/18(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 「右翼テロを助長するのは国家が後押しするイスラム恐怖とトランプの反移民レトリック」

    ニュージーランドのクライストチャーチにある二つのモスクで15日に起こった銃乱射事件では50人が死亡し、世界中の人々が悲しみに暮れています。事件は熱狂的な白人至上主義者による単独行動で、犯人は信者に発砲する様子をフェイスブックでライブ配信していました。事件発生時、二つのモスクでは金曜礼拝がおこなわれていました。ニュージーランド近代史上、最も悲惨な銃乱射事件となりました。最年少の死者は3歳のムカド・イブラヒムでした。警察は白人至上主義者のオーストラリア人ブレントン・タラント(28)を殺人容疑で逮捕、訴追しました。タラントはドナルド・トランプ大統領を「刷新された白人アイデンティティと共通目的の象徴」として賞賛するマニフェストを発表しています。トランプは事件後も、白人ナショナリズムの世界的な台頭は認めませんでした。アーカンソー大学の法学教授でAmerican Islamophobia:Understanding the Roots and Rise of Fear(『米国のイスラム恐怖 そのルーツと台頭を理解する』)の著者ハレド・ベイドゥンに話を聞きます。「私たちがこんにち目の当たりにしているイスラム恐怖の露骨な台頭は、私たちの腹の中にあるムスリムへの敵意が促したものです。

    dailynews date: 
    2019/3/18(Mon)
    記事番号: 
    2
  • オーストラリアは1996年の銃乱射事件で銃規制を強化 ニュージーランドも同じ措置を検討

    ニュージーランドのジャシンダ・アーダーン首相は、クライストチャーチで15日に起こった大量殺人事件を受け、同国の銃規制法を変革すると宣言しました。死者50人を出したこの大量殺人に、世界中が哀悼の意を表しています。二つのモスクでテロが発生したのは金曜礼拝の最中でした。熱狂的な白人至上主義者一人が信者たちに発砲、その様子をフェイスブックでライブ配信しました。ニュージーランド近代史上、最も悲惨な銃乱射事件となりました。犯人は半自動式突撃銃2丁を含む5丁の銃を使用したと伝えられています。国際的な武器規制の擁護者で、国際小型武器行動ネットワーク(IANSA)メンバーのレベッカ・ピーターズに話を聞きます。ピーターズは、1996年にオーストラリアのポートアーサーで起こった銃乱射事件の後、同国の銃規制法の改革運動を率いました。この事件では、一人の犯人がカフェで35人を射殺しました。オーストラリアは事件後、銃暴力の取り締まりに踏み切り、自動小銃と半自動小銃を非合法化。全国的な買い戻し運動で64万丁以上が当局に回収されました。

    dailynews date: 
    2019/3/18(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 一致する骨髄提供者を探すジャーナリストの奮闘が全国ドナー登録リストの大きな不均衡を発見

    侵攻性白血病と最近診断された29歳のジャーナリストのために、造血幹細胞ドナーを探す全国規模のキャンペーンが開始されました。リナ・アンワル(Liyna Anwar)はインド系アメリカ人プロデューサーで、物語隊(StoryCorps)で働いていたこともあります。彼女は幹細胞移植を絶対に必要としていますが、彼女の家族にも、全米のドナー登録者1,900万人の中にも、マッチする人がいません。全国登録簿の中に南アジア人が少なすぎることが、彼女のマッチを見つけるのをいっそう難しくしています。南アジア系の人々に幹細胞の寄付を促すキャンペーンが、アンワルの名前で開始されました。#SwabForLiynaというのがキャンペーンの名前です。彼女のきょうだいのアッバース・アンワル医師と急性骨髄性白血病の専門医アズラ・ラザ(Azra Raza)医師と話します。また、ストーリーコの創設者デイブ・アイセイとも話します。

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    2019/3/15(Fri)
    記事番号: 
    3
  • アナンド・ギリダラダス:大学贈収賄スキャンダルが浮き彫りにした富と権力がものを言うアメリカ

    捜査官のあいだで「大学ブルース作戦」(Operation Varsity Blues)というあだ名を頂戴したエリート大学の入学審査スキャンダルをめぐる波紋が広がり続けていますが、ジャーナリストのアナンド・ギリダラダス(Anand Giridharadas)と話をします。彼はWinners Take All: The Elite Charade of Changing the World(『勝者総取り~~世界を変えるエリートのシャレード』)の著者です。この本は、米国のいわゆる「エリート階級」が、いかに権力と富を維持強化するために制度を利用していながら、慈善活動によって「世界を変える」と人助けをしているとうそぶいてきたかを検証しています。13日(水)にギリダラダスはこうツイートしました。「大学の贈収賄詐欺はただの大学の贈収賄詐欺ではない。詐欺師によって統治され、規則破りによって支配され、特権と美点を混同している階級によって運営されているアメリカという国が、どのように機能するかを学ぶマスター・クラスなのだ。

    dailynews date: 
    2019/3/15(Fri)
    記事番号: 
    2

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