8月第1週末に起きたテキサス州エルパソの混雑したウォルマートでの銃乱射事件の直前、銃を乱射した男は、彼の行動は彼が言うところの「ヒスパニックによるテキサスへの侵略」に応えたものであると主張する長い声明をネットに書きました。この男はさらに、他の銃乱射事件の犯人たちによっても引用されている「大規模置換」(great replacement)として知られる白人至上主義の陰謀論の正当性を訴えました。ニューヨーク大学の南北アメリカ研究所(the Hemispheric Institute)の客員教授であるジョージ・チッカリエロ=マーにメキシコシティから話を聞きます。チッカリエロ=マーは2017年12月、極右の白人至上主義者たちから1年にわたる嫌がらせと殺害脅迫をうけ、ドレクセル大学を辞職しました。これらの脅迫は、2016年の彼の「クリスマスに欲しいのは白人の大虐殺だけだ」というツイートに端を発しています。このツイートで彼は有色人種と非白人移民のコミュニティが白人にとって代わろうとしているという、白人至上主義のイデオロギーをからかったのでした。