デイリーニュース

  • 言論の自由は許されない? 米国最大級のショッピング・モールはジャマー・クラークの死に抗議する「黒人の命も大事」の集会を阻止できない

    モール・オブ・アメリカは言論の自由を歓迎するでしょうか?国内最大級のショッピング・モールが提訴した、「黒人の命も大事」(Black Lives Matter)の抗議行動中止要求と、主催者たちによるソーシャル・メディアでの抗議行動中止の告知の強制を、裁判所が却下しました。しかし、モール側は3人の主催者たちの参加を阻止することには成功しました。活動家たちは、ジャマー・クラーク事件の裁きを求める活動の一環として抗議行動を進めていくと述べています。警察は、クラークは警官との乱闘の末、射殺されたと主張しています。しかし、複数の目撃者が、クラークは手錠を掛けられた状態で撃たれたと証言しています。ミネソタ州の活動家たちにとって緊迫した状況の中、モール・オブ・アメリカは抗議行動の阻止に失敗しました。11月には、白人至上主義者とされる人々がクラークの死に対する抗議集会の参加者に向かって発砲し、5人の負傷者を出しました。警官たちも集会の場を襲撃しました。この抗議行動の衝突は1年前に同じモールで同様の抗議行動を起こした「黒人の命も大事」の主催者たちへの訴訟が却下された数週間後に起きました。本日行われた抗議行動への参加を阻止された「黒人の命も大事」ミネアポリス支部の3人の主催者のひとり、キャンダス・モンゴメリーと、彼女の弁護人ジョーダン・クシュナーに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/12/23(Wed)
    記事番号: 
    2
  • サンドラ・ブランド死亡は裁かれるか? 誰も起訴されぬ大陪審への家族の反応

    サンドラ・ブランドの死をめぐる大陪審で、だれも起訴されなかったことから、家族や支援者たちは公正な裁きを求めています。アフリカ系アメリカ人女性のブランドは、7月10日にテキサス州のプレイリービュー市で、車線変更のウインカーを出さなかったとして逮捕されました。ブランドは5,000ドルの保釈金が設定されました。勾留されて3日目に、 独房で死んでいるのが発見されました。当局はブランドが自殺したと発表しましたが、ブランドの家族は異議を唱えています。家族は不法死亡の訴訟を起こし、ブランドを逮捕した警官の起訴を求めています。サンドラ・ブランドの死に責任を問われる人は出てくるのでしょうか?サンドラ・ブランドの母親のジェニーバ・レードビール、姉のシャロン・クーパー、そして家族の弁護人を務めるカノン・ランバートに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/12/23(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 独占:夢に基づく証言で不当な有罪判決を受け、最近釈放されたクラレンス・モーゼス=エル その悪夢の28年を語る

    クラレンス・モーゼス=エルは無罪だと主張し続けた罪で有罪判決を受け、28年拘束にされた後、釈放されました。1989年、ある女性が、暗闇で彼女をレイプし暴行を加えた男がアフリカ系アメリカ人のモーゼス=エルだという夢を見たと証言。その証言に基づいて、彼は有罪判決を受けたのです。モーゼス=エルはずっと無罪を主張してきました。警察が被害者から採取した証拠である「レイプキット」および、シーツや被害者の服など証拠になりそうなものを破棄したため彼の無実が証明できなかたのです。そして2012年に別の男がこの事件の罪を認め、彼への判決が覆ったにもかかわらず、モーゼス=エルが釈放されたのは今週のことでした。デモクラシー・ナウ! 独占インタビューでは、クラレンス・モーゼス=エルに手に入れたばかりの自由と、他人の夢で30年近く悪夢に悩まされたことについて話を聞きます。

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    2015/12/24(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 米軍内の不正:バーグダール軍曹が軍法会議にかけられ、捕虜を拷問し殺害した海軍特殊部隊は釈放される

    ボウ・バーグダール軍曹が軍法会議にかけられ、引き続き共和党主導の攻撃にさらされているのに、海軍の特殊部隊が、捕虜を虐待し死者も出した事件については、隠蔽が疑われているにも関わらず軍関係者は沈黙を保っています。バーグダール軍曹が法廷に召喚された数日前、ニューヨークタイムズ紙が2012年にアフガニスタンで海軍特殊部隊の兵士3人が被拘束者数名に対し激しい虐待を加え、内一人はその傷が原因で死亡した事件を報じました。米兵士4人がその虐待を目撃したと証言しましたが、海軍上層部は懲罰過程を非公開にする決定を下しました。通常、懲罰過程を非公開とするのは、ささいな違法行為に限られています。結局、容疑者である海軍特殊部隊の兵士3人は、不正行為がなかったとの判決で無罪となりました。元米陸軍主席法律顧問のレイチェル・バンランディンハムに話を聞きます。バンランディンハムはボウ・バーグダール軍曹が軍法会議にかけられたことを批判するとともに、海軍特殊部隊による虐待事件の審理再開を求めています。

    dailynews date: 
    2015/12/24(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 元陸軍主席法律顧問: バーグダール軍曹が軍法会議にかけられるのは 陸軍が共和党の圧力に負けたから

    米陸軍のボウ・バーグダール軍曹は今週、2009年に在アフガニスタン米軍基地から姿を消した件に関する容疑で法廷に召喚されました。タリバンに捕えられたバーグダール軍曹は5年間拘束され、繰り返し拷問されました。タリバンは2014年、グアンタナモ基地に拘束されていた5人と引き換えにバーグダール軍曹を解放。バーグダール軍曹が語ったところによると、彼が持ち場を離れたのは、自分の部隊で行われていた不正を報告するために、別の米軍基地に向かうところだった言うことです。この事件を捜査した士官を含む、独立した軍事専門家2人は、バーグダールに禁固刑を与えるべきではないと勧告しました。しかし12月はじめ、ロバート・エイブラムス陸軍大将はこの勧告には従わず、バーグダール軍曹を脱走と敵兵に対する不正行為の容疑で軍法会議にかけるよう命令しました。本日は、エイブラムス陸軍大将は共和党主導の政治的圧力に負けたのだと語る、元米陸軍主席法律顧問のレイチェル・バンランディンハムに話を聞きます。彼女は米空軍に20年勤務し、マーティン・デンプシー陸軍大将およびデービット・ペトレイアス陸軍大将の元で米中央軍のために国際法の主席法律顧問を勤めました。バンランディンハムは現在、サウスウエスタン大学ロースクールで准教授として教鞭をとります。

    dailynews date: 
    2015/12/24(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 伝説的フォーク歌手でFBIの標的だったピート・シーガー:機密解除された文書で象徴的歌手が数十年偵察されていたことが明らかに

    フォーク・アーティストの故ピート・シーガーは、近代アメリカのフォーク・ミュージック・ムーブメントを創り出すのを助けた音楽的および政治的な象徴でした。ここにきて彼の歌集にいくつかの新たなページが加わりました。FBIが彼を約30年間偵察していたことを明かす約1800ページを米政府が公開したからです。この偵察は、第二次大戦中にシーガーが日系米国人たちを標的にすることに抗議したときから始まりました。偵察は、彼が20世紀で最も有名な反戦ソングのいくつかを書いた1970年代初頭まで続きました。ピート・シーガーの伝記作家であるデイビッド・キング・ダナウェイに話を聞きます。

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    2015/12/22(Tue)
    記事番号: 
    3
  • シーモア・ハーシュ:アサドの追放を支持するヒラリー・クリントンは、イラクとリビアでのレッスンを忘れたのか?

    12月19日におこなわれた民主党の大統領候補討論会で、最有力候補のヒラリー・クリントンは、イスラム国(ISIS)打倒かシリアの独裁者バッシャール・アル=アサド転覆かという、彼女が言うところの「誤った二択」をはねつけました。「ISISとの関連はないがアサドの排除を第一目的としているシリア現地の戦士に、何らかの政治的、外交的プロセスが進行中だという確信を与えることができない限り、シリア内で我々がISISを打倒するための支援を得ることはないでしょう」と、クリントンは述べました。対抗馬であるバーニー・サンダースとマーティン・オマリーは、アサドの運命を決めるのは米国ではないとして反対しました。「ああいう権力を持つ人々は、学習する能力を備えていなければなりません」と、クリントンについてハーシュは言います。「大統領を含め政府の人間は、独裁者を退陣させたら次に何が起こるかということを認識し、自分の行動について時間をかけて真剣に考えなければならないということを、リビアの経験から学んでいてもおかしくないと思います。リビアの最高指導者カッザーフィー(カダフィ)の排除が惨憺たる結果を招いたことは、どんな基準に照らしてもいまでは明白でしょう。あれは、ひどい決定でした。それなのに、我々はそこからちゃんと学んでいないようです」。

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    2015/12/22(Tue)
    記事番号: 
    2
  • シーモア・ハーシュの最新爆弾スクープ:米軍がアサドを裏で支援しオバマのシリア政策を妨害

    ピュリッツァー賞受賞のベテラン記者シーモア・ハーシュが最新記事で、アメリカ統合参謀本部は、バッシャール・アル=アサド大統領がジハーディスト集団を打ち負かすのを助けるため、間接的な支援を与えてきたと書きました。統合参謀本部は、ロシア、ドイツ、イスラエルを経由してアサド大統領に機密情報を伝え、シリア政府がアル=ヌスラ戦線やイスラム国を押し戻すのを助けようとしたとハーシュ記者は書いています。さらには、米国政府によるシリア反政府勢力の武装化の努力を妨害してまで、米軍はアサドに対して共通の敵との戦いを本気で支援することを見せようとしたたと言います。ハーシュによれば、統合参謀本部がこうした工作に走ったのは、いくつかの懸念のためです。その中には、ジハーディストとつながりのある未審査のシリア武装勢力を米国が武装させていること、オバマ政権がアサドに同盟するソ連政府に対峙することにばかりに気を取られていること、トルコやサウジアラビアがシリアのイスラム過激派グループを支援していることに対してオバマ大統領が抗議しようとしないことへの怒り、などが含まれています。ハーシュ記者に、この主張の詳細とそれに対する批判への反論をききましょう。

    dailynews date: 
    2015/12/22(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 民主党全国委員会は民主主義が怖いのか? クリントン大統領元アドバイザー、討論を抑制する党幹部は「死に体」

    民主党全国委員会(DNC)は18日、サンダース陣営のスタッフが候補者指名争いのトップを走るクリントン候補が所有するデータに不適切に閲覧したとして、同陣営が重要な有権者データにアクセスすることを一時停止しました。有権者のデータはコンピュータの不具合により一時的に閲覧可能になっていました。DNCはサンダース陣営の提訴を受けて措置を撤回しましたが、サンダース陣営は同上院議員の選挙戦を妨害しようとしているとして、党執行部を批判しています。DNCはまた、討論会の回数を制限したり、土曜日の夜のような視聴率の低い時間帯に討論をすることによって、クリントンを支援していると非難されています。Salon.comのコラムニストでクリントン大統領の元アドバイザーのビル・カリーに聞きます。カリーは、民主党全国委員会は意図的に討論会を妨げていると述べ、デビー・ワッサーマン・シュルツ委員長はその責任を取って辞任すべきだと主張します。「民主党は政党でなければいけません。健全な社会であれば、縁故主義やインサイダー取引が行われないように監督する人々が選ばれ、それによって民主党は民主的プロセスを遂行するのです」とカリーは言います。「革新的な党であるはずの民主党はもはや、大企業のPAC(政治行動委員会)で資金集めをする少数のワシントン内部関係者の抵当に入ってしまいました。

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    2015/12/21(Mon)
    記事番号: 
    4
  • バーニー・サンダース、ウォール街への挑戦:「CEOはヒラリーを好み、私のことは気に入らないだろう」

    12月19日に行われた民主党討論会では外交政策を含む多くの問題で一致がみられましたが、最有力候補クリントンと後を追うサンダースの重要な違いが浮き彫りになりました。それは経済です。クリントンは、自分が大統領になることを企業は歓迎するだろうと述べましたが、サンダースはそうはならないと明言しました。「巨大多国籍企業のCEOはヒラリーを好むでしょう。私は彼らに好かれません。ウォール街は更に私を好まないでしょう。我々の課題は、ウォール街の欲、無謀、違法な行いといった、誰もが避けて通りたい問題に取り組むことだからです」とサンダースは言います。クリントンとサンダースのコメントについて、二人のゲストから意見を聞きます。ビル・カリーはクリントン大統領の元ホワイトハウスのカウンセラーでSalon.comの政治コラムニストです。フィリス・ベニスは著者で政策研究所の研究員です。

    dailynews date: 
    2015/12/21(Mon)
    記事番号: 
    3

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