デイリーニュース

  • 「彼は始めから殺すつもりだった」 自称ミソジニストが女性2人を殺害 フロリダ州のヨガ・スタジオで

    フロリダ州タラハシーで2日、極右過激派でミソジニスト(女性嫌悪者)を名乗る男がヨガ教室に押し入り、女性2人を射殺しました。男はスコット・バイアリー40歳で、殺されたのはフロリダ州立大学教員で医者のナンシー・バン・ベセム61歳と、同大学の学生マウラ・ビンクリー21歳です。女性4人が重傷を負い、1人は弾丸を9発も浴びました。バイアリーは銃口を自分に向ける前に、ピストルで男性1人を殴ってもいました。警察によると、バイアリーは自分が発射した銃弾によって死亡しているのが現場で発見されました。バイアリーには、オンラインの動画や歌で女性、黒人、移民を攻撃した過去がありました。それ以前にも女性への嫌がらせで捜査を受けたことがあり、少なくとも2回逮捕されています。そのうち1回は女性複数に対する暴行容疑でした。首都ワシントンにいるソラヤ・チェマリーに聞きます。チェマリーはベテランフェミニズム活動家で、近著はRage Becomes Her: The Power of Women’s Anger(『怒りが彼女になる:女性たちの怒りのパワー』)です。「女性メディアセンター」(the Women’s Media Center)のスピーチプロジェクト総監を務めています。

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    2018/11/5(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 反ユダヤ主義的な破壊行為の後 NYブルックリンのシナゴーグでイベントが中止された理由

    米コメディ・セントラルの番組『ブロード・シティ』(Broad City)のイラーナ・グレイザー主催の政治イベントが、1日夜、ニューヨーク市ブルックリン区プロスペクトハイツのユニオン・テンプル・シナゴーグで予定されていましたが、中止となりました。建物の至る所で反ユダヤ主義の人種差別的なメッセージが見つかったことが原因です。メッセージの中には、「ユダヤ人よ、覚悟しろ」、「焼き殺せ」、「今度こそ終わりだ」、「ヒトラー」、「生意気なユダ公は思い知るぞ」、そして「プエルトリコを解放せよ」(FPEE PR)というものもありました。今回の落書き騒動の背景には、ピッツバーグのシナゴーグ「ツリー・オブ・ライフ」で27日に起きたユダヤ教信者11人の虐殺を含め、全国の反ユダヤ人的なヘイト犯罪の急増があります。エイミー・グッドマンもそのイベントで中間選挙取材に関して講演する予定でした。ニューヨーク市から、米人気チャンネル、コメディ・セントラルの番組『ブロード・シティ』の共同制作者で主役のイラーナ・グレイザーの話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/11/2(Fri)
    記事番号: 
    3
  • ノーム・チョムスキーが語るピッツバーグ攻撃「ヘイト再燃はトランプの発言が招いたこと」

    米ピッツバーグのシナゴーグ「ツリー・オブ・ライフ」で27日、11人のユダヤ教信者が射殺され、米国民の多くがその死を悼んでいます。今回の事件は、ユダヤ人に対する攻撃としては米国史上最悪とされています。夫婦であるバーニス・サイモンとシルバン・サイモン、そしてリチャード・ゴットフリードの3人の葬儀が1日に執り行われました。一方、銃乱射容疑で起訴されたロバート・バウアーズは同日、無罪を主張しました。バウアーズは殺人とヘイト犯罪を含む44件の罪状で起訴されています。ピッツバーグで起きたシナゴーグ銃乱射事件や、最近の白人至上主義や右翼の攻撃などに関して、世界的に著名な大学教授で言語学者であり、体制批判家のノーム・チョムスキーに話を聞きます。

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    2018/11/2(Fri)
    記事番号: 
    2
  • ノーム・チョムスキー「移民キャラバンは米国がつくり出した悲惨と恐怖から逃れようとする人々」

    米国・メキシコ国境へ進む中米移民キャラバン(集団)に対するトランプ大統領の攻撃や脅迫がエスカレートするなか、米政権は1日、ベネズエラとキューバに対する新たな制裁措置を発表しました。国家安全保障問題担当の大統領補佐官ジョン・ボルトンは、ベネズエラ、キューバ、ニカラグアの3国を「独裁のトロイカ」(troika of tyranny)、「恐怖の三角形」(triangle of terror)だと宣言しました。中米における米国外交政策について、世界的に著名な言語学者で体制批判家のノーム・チョムスキーと話します。現在アリゾナ大学で教える同氏は、アリゾナ州トゥーソンからの参加となります。チョムスキーは、50年以上にわたり教鞭をとったマサチューセッツ工科大学の名誉教授でもあります。

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    2018/11/2(Fri)
    記事番号: 
    1
  • アラン・ネアン:米国はファシズムの台頭に直面しているが 右翼革命は阻止できる

    2018年の米国中間選挙でトランプ政権は重要な局面を迎えています。下院で民主党が多数派に返り咲く可能性があるため、11月6日の投票日を前に白人至上主義者的なヘイト発言が頻発するようになり、先週だけでも過激派のトランプ支持者が、トランプが頻繁に批判してきた人物12人およびCNNにパイプ爆弾を送りつけた容疑をかけられ、ケンタッキー州ルイビルでは白人至上主義者がアフリカ系米国人2人を殺害、ピッツバーグのシナゴーグでは白人至上主義者の銃乱射でユダヤ人11人が犠牲となりました。ピッツバーグでの事件の犯人はソーシャルメディアで「難民を支援するユダヤ人」を非難していました。この犯人はトランプ同様、移民を「侵入者」と呼んでいます。そしてトランプは移民への攻撃を急激に強めており、最大1万5000人にもの軍隊を米・メキシコ間国境へと派遣し、憲法を書き換えて米国の出生地主義による市民権付与を廃止すると脅しています。米国ではファシズムが台頭していると語る調査報道ジャーナリストのアラン・ネアンに話を聞きます。ネアンは長年、戦争と新自由主義を支持する民主党を鋭く批判してきましたが、今回の中間選挙では民主党に投票するよう有権者に呼びかけています。

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    2018/11/1(Thu)
    記事番号: 
    2
  • パークランド銃乱射事件の犠牲者の父フレッド・ガッテンバーグ:有権者は人種差別 反ユダヤ主義 NRAに投票でノーをつきつけるべきだ

    銃を使用したヘイト犯罪が全米各地で発生していますが、本日は今年2月にフロリダ州パークランドのマージョリー・ストーンマン・ダグラス高校で起こった銃乱射事件で娘のジェイミーが犠牲となったフレッド・ガッテンバーグに話を聞きます。この事件は学校での銃乱射事件としては米史上最大の死者を出しました。米国ではピッツバーグのシナゴーグにおける銃乱射事件と、ケンタッキー州のスーパーマーケットでアフリカ系米国人2人が殺害された事件への動揺が広がっています。ガッテンバーグは有権者に、来週の中間選挙で銃規制を支持する政治家に投票するよう呼びかけています。

    dailynews date: 
    2018/11/1(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 新大統領ボルソナロが、抗議活動を犯罪とすると脅かすなか、ブラジルに新しい抵抗運動が出現

    ブラジルでは10月28日の大統領選で、元陸軍大尉で極右のリーダー、ジャイル・ボルソナロが、55%の票を獲得し、左派労働党のフェルナンド・アダジに大勝して大統領に選出された動揺が続いています。ボルソナロが1月に就任する準備を進める中、多くの人々がブラジルのまだ歴史の浅い民主主義は今や危険にさらされていると懸念しています。ボルソナロは、わずか33年前に終結したブラジルのかつての軍事独裁政権を称賛しており、多数の軍人を入閣させると公約しています。サンパウロに拠点を置く独立系メディア「スタジオ・フルクソ」(Studio Fluxo)の創設者兼編集者であるブルーノ・トルトゥラと、ブラウン大学教授でブラジル歴史文化が専門のジェームス・グリーン教授に、この選挙がラテンアメリカ全域にわたる、社会運動、環境、そして民主主義にどのような影響を与えるかについて話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/10/31(Wed)
    記事番号: 
    3
  • 出生地主義市民権の専門家:これはトランプの気まぐれではなく、長年にわたる根源的改悪計画の推進

    30日に公表されたインタビューでトランプ大統領が、自分が合衆国憲法を書き変えて出生地主義市民権制度を廃止すことができると主張したことで、怒りの声が広がっています。ネットニュース『アクシオス』(Axios)のインタビューでトランプは、米国で生まれれば親が米国の市民権をもっていなくても子どもたちには生得的に市民権が与えられてきた出生地主義市民権を廃止する大統領行政命令に署名する計画だと述べました。トランプのコメントに対して、市民権活動グループ、法律専門家、民主・共和両党の政治家らが、激しい批判の声があがっています。中でも米国が出生地主義市民権制度を取っている唯一の国であるという主張は間違っており、実際には、出生地主義市民権は、カナダ、メキシコ、キューバなど、少なくとも30か国で同様の法律が採用されています。米国憲法修正第14条の歴史に関するBirthright Citizens: A History of Race and Rights in Antebellum America(『出生地主義の市民権:南北戦争後[アンテベラム]のアメリカの人種と人権の歴史』)の著者で、ジョンズホプキンス大学の黒人同窓会・学長教授(Society of Black Alumni Presidential Professor)で歴史学教授のマーサ・ジョーンズに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/10/31(Wed)
    記事番号: 
    2
  • トランプが終わらせようとする出生地主義の市民権 150年前 アフリカ系 アメリカ人たちは出生地市民権取得のためいかに戦い それを勝ち取ったか

    トランプ大統領は、大統領権限を使って米国の出生地主義による市民権を廃止させることができると主張しています。合衆国憲法修正第14条の歴史について、マーサ・ジョーンズ教授に話を聞きます。修正第14条は「アメリカ合衆国で生まれ、または合衆国に帰化し、かつ合衆国の管轄に服する者は、合衆国の市民であり、かつその居住する州の市民である」と述べています。マーサ・ジョーンズは、Birthright Citizens:A History of Race and Rights in Antebellum America(『出生地主義の市民権:南北戦争後[アンテベラム]のアメリカの人種と人権の歴史』)の著者で、ジョンズホプキンス大学の黒人同窓会・学長教授(Society of Black Alumni Presidential Professor)で歴史学教授です。

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    2018/10/31(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 「私たちはあなたたちと共にある」 HIAS、シナゴーグ虐殺事件への反応として難民たちに希望のメッセージを発信

    銃撃者のロバート・バウアーズは、ピッツバーグにある「ツリー・オブ・ライフ」(Tree of Life)シナゴーグ(ユダヤ教礼拝所)で11人の礼拝者を撃ち殺す直前、数百万人の難民を支援してきた歴史のあるユダヤ系団体HIASを激しく批判していました。バウアーズは極右のソーシャルメディアサイトに「HIASは、俺たちの同胞を殺す侵略者を連れ込むのが好きだ。俺は同胞が殺りくされるのを座って見てはいられない。体裁なんか保ってられるか。 俺は行動にでる。」と、書いていました。以前は「ユダヤ移民支援協会」(Hebrew Immigrant Aid Society)として知られていたHIASの広報副部長であるメラニー・ネザーに話を聞きます。HIASは130年以上にわたって難民を支援してきました。

    dailynews date: 
    2018/10/30(Tue)
    記事番号: 
    3

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