デイリーニュース

  • ジョー・バイデンはバーニー・サンダースを止められるか? 民主党幹部は前副大統領を全面支持 でも手遅れ?

    全米14州の数百万人の有権者が3月3日、スーパーチューズデーの投票に向かいます。民主党の中道派は、最有力候補のバーニー・サンダースを倒せる可能性が一番高いとしてジョー・バイデン前副大統領の周りを固めています。2020年の民主党大統領予備選の最も決定的な日を控え、ミネソタ州のエイミー・クロブシャー上院議員は3月2日に選挙運動を停止しバイデンの支持に回りました。その前日にはピート・ブティジェッジ前インディアナ州サウスベンド市長が指名争いから撤退しました。2人は3月1日、テキサス州でのバイデンの選挙遊説に参加しました。一方、前ニューヨーク市長で大富豪のマイケル・ブルームバーグも自らをサンダースの対抗馬として押し出し、今回初めて候補者リストに載ることになっています。それに先立ち、ブルームバーグは2月最終週に5億ドルを選挙広告費につぎ込みました。スーパーチューズデーは、3月3日に投票が行われるマサチューセッツ州が地盤のエリザベス・ウォーレンにとっても決め手となる可能性があります。調査報道サイト「ジ・インターセプト」のワシントンDC支局長であるライン・グリムに話を聞きます。

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    2020/3/3(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 大討論:サンダースの代理人コーネル・ウエスト 対 ブルームバーグ陣営共同議長で元ブラック・パンサーのボビー・ラッシュ

    米国14州と米領サモアの人々は3月3日、スーパーチューズデーの投票に向かいます。民主党の大統領候補に指名されるのに必要な代議員数の約3分の1がこの日の投票にかかっています。今回の投票を前に、インディアナ州サウスベンド前市長のピート・ブティジェッジとエイミー・クロブシャー上院議員はそれぞれ3月1日と2日に指名争いから撤退、ジョー・バイデン前副大統領の支持に回りました。指名争いが過熱する中、大富豪のマイケル・ブルームバーグ前ニューヨーク市長は、指名争いに留まることを明言しました。ブルームバーグの名前が候補者リストに含まれるのは今回が初めてです。ここまで、彼は指名争いを一つも勝っていませんが、ある意味カギとなる側面で他の挑戦者たちをリードしています。選挙資金の出費額で群を抜いているのです。彼の選挙資金の出費は広告費だけで5億ドルの大台を超えましたが、これは民主党の他の候補者の広告費の10倍以上に当たります。一方、民主党大統領候補のバーニー・サンダース上院議員は依然として先頭を走っています。ハーバード大学の公共哲学実践学の教授で、民主党予備選でバーニー・サンダースを支持し、彼の代理人でもあるコーネル・ウエストと、イリノイ州選出下院議員で、マイク・ブルームバーグの2020年大統領選の全米共同議長ボビー・ラッシュによるサンダース対ブルームバーグの討論を放送します。

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    2020/3/3(Tue)
    記事番号: 
    1
  • イランで新型コロナウィルス死者が増加 中東の感染震源地となる 米国の制裁と政府の失策のさなか

    中東での新型コロナウイルスの震源地となったイランで、公式死者数が少なくとも54人に達し、このウイルスの発生地である中国以外で最も多くの死者数となりました。専門家によると、イランでこの病気で亡くなった人の実際の数は200人に達する可能性があるといいます。この発表に先立ち先週には、保健省のイラジ・ハリルチ次官がコロナウイルスに感染したことを認めるビデオをソーシャルメディアに投稿しました。前日の記者会見で具合が悪そうに見えたハリルチ次官でしたが、会見ではコム(Qom)市でのコロナウイルス感染拡大を深刻にはとらえず、大量検疫は不要であると述べていました。イラン当局は3月1日、コロナウイルスと戦うための新たな取り組みを発表し、人々に公共交通機関を使用しないこと、学校、大学、文化センターの閉鎖を呼びかけました。世界保健機関(WHO)は、新型コロナウイルス発生を世界的な健康上の緊急事態と宣言しました。イラン人の国際保健政策専門家であるカミール・アラエイ博士に話を聞きます。国際保健教育研究所(the Institute for International Health and Education)の共同創設者で共同会長でもあります。オックスフォード大学の客員教授です。

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    2020/3/2(Mon)
    記事番号: 
    4
  • 下院予備選 テキサス州で26歳の移民弁護士が現職の「トランプのお気に入り民主党議員」に挑戦

    2年前ニューヨーク市で10期在職の民主党議員を選挙で下し、連邦議員となったアレクサンドラ・オカシオ=コルテスに続こうと、若いプログレッシブの波が全米で選挙運動を行っています。注目は、下院議会で最も保守的な民主党員の1人であるヘンリー・クエイアーに対抗して南テキサス選挙区から下院選に立候補した26歳のジェシカ・シスネロスです。現職は64歳の中道派で、民主党下院選挙委員会とナンシー・ペロシ下院議長に支援されています。シスネロスは、クエイアーはトランプ政策のほぼ70%に賛成票を投じた「トランプお気に入りの民主党員」だと名づけました。クエイアーは保守的なコーク兄弟の政治行動委員会から少なくとも4万ドルを受け取るなど、激戦区に注がれる外部資金の多くを得ており、製薬会社からも大きな支持を得ています。シスネロスはそれとは対照的に、「メディケア・フォー・オール」、「グリーン・ニューディール」および人道的な国境と移民政策を創造すること(creating a humane border and immigration policy)を掲げています。バーニー・サンダースとエリザベス・ウォーレンにも支援されています。国境沿いの南テキサス地区から連邦下院議会選挙に立候補している移民弁護士、ジェシカ・シスネロスに話を聞きます。クエイアー議員にも出演を依頼しましたが辞退しました。

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    2020/3/2(Mon)
    記事番号: 
    3
  • ジュリアン・アサンジの弁護士:身柄引き渡しで危機に瀕するのは報道の自由だ

    英国の裁判官バネッサ・バライツァーは、ウィキリークス創設者ジュリアン・アサンジの引き渡し審理を5月中旬まで中断すると決定しました。この決定は先週、アサンジの法務チームと米国政府の弁護団の間で4日間にわたる激しい協議が行われた後に出されました。アサンジは、イラクとアフガニスタンにおける米国の戦争犯罪を暴露する機密文書を公開したとするスパイ活動法違反、ハッキングなど18件の罪状に直面しています。最高175年の禁固刑を宣告される可能性があります。アサンジは、昨年4月にイギリス警察によってエクアドル大使館から引き出されて以来、ロンドンのベルマーシュ刑務所に収容されています。 2010年以降、ジュリアン・アサンジとウィキリークスに助言を行っている人権弁護士ジェニファー・ロビンソンに話を聞きます。

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    2020/3/2(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 米国とタリバンが画期的な合意 だが空爆は続き 民間軍事会社は残留する見込み

    米国とタリバンは、アフガニスタンで18年間続いている戦争を終わらせるため、駐留米軍の段階的撤収を定めた合意に署名しました。長く待たれていたこの合意は、1年半の交渉を経て、1週間の部分的休戦の後に実現しました。政府関係者は、この合意が権力分担および恒久停戦創出のためのより詳細な和平案の布石となることを望んでいますが、重要な当事者であり米国が支援してきたアフガニスタン政府は含まれていません。タリバンは長年、アフガニスタン政府を「傀儡政権」と呼び話し合いを拒否してきました。今回の合意により、アフガニスタンにいまも駐留する米軍12,000人のうち 約5,000人が135日以内にアフガニスタンを去ることになります。残りの部隊は、タリバンが合意の条件を順守すれば14カ月後に撤退します。この合意内容の詳細について、受賞歴のある調査報道記者アズマット・カーンに話を聞きます。ニューヨークタイムズ・マガジンの寄稿者であり、ニューアメリカ財団の「戦争の未来」(Future of War)研究員です。

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    2020/3/2(Mon)
    記事番号: 
    1
  • ニュージャージー州のラテン系コミュニティの小学校が新設ガンセンターと再開発のための立ち退きと闘う

    ニュージャージー州では火曜日の夜、ニューブランズウィック地区教育委員会の会合に数百人が集まり、公立学校を取り壊して跡地にロバート・ウッド・ジョンソン病院とラトガース大学の新しいガンセンターを建設する計画に反対を表明しました。抗議には30人以上の子供たちや家族も参加しており、「学校を救え!」「ジェントリフィケーション(再開発による高級化)をやめろ」というプラカードを掲げていました。この計画が承認された場合、リンカーンアネックススクールの3年生から8年生までの760人の生徒は、代替となる校舎が建設されるまでの間、町のはずれにある、かつて倉庫だった建物に移動させられます。更に悪いことに、新校舎の用地として提案された場所は「ブラウンフィールドサイト」の一画で、有害化学物質による汚染の可能性があります。この反対運動を密着取材してきた、デモクラシー・ナウ!の共同司会者でラトガース大学教授のフアン・ゴンザレスに話を聞きます。

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    2020/2/28(Fri)
    記事番号: 
    5
  • 「私たちに民主主義を!」 ドミニカ共和国で地方選挙中断の後 大規模な抗議行動が続く

    ドミニカ共和国では27日(木)、数千人が首都サントドミンゴの街頭に繰り出し、独立記念日を祝うと同時に、今月予定されていた地方選挙の唐突な延期に抗議しました。抗議行動は2月16日から続いています。地方選挙の投票が始まって4時間後に、政府が選挙を中断したためです。理由は電子投票機に「技術的な不具合」があったためとされています。この機器は前回2019年10月の選挙でも使われており、政府には約1900万ドルの費用がかかっています。ドミニカ共和国の人々は、いわゆる技術的な不具合というのは、与党のドミニカ解放党が、国民の支持を失った後も権力にしがみつこうとして主張しているに過ぎないと考えています。抗議者たちは現在、独立した機関による調査で地方選挙で何が起こったのかを明らかにすることと、ドミニカ共和国の選挙管理委員の辞任を求めています。これに連帯する数十件もの抗議行動が、スペイン、フランスからニュージャージー、そしてここニューヨークまで、世界中で起きています。ドミニカ系米国人ジャーナリストでデジタルメディアLatino USAの編集者であるアマンダ・アルカンタラに、最新の情報を聞きます。

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    2020/2/28(Fri)
    記事番号: 
    4
  • 『出口なし』 中米からの避難民がメキシコで留め置かれ危険にさらされているとの報告書

    米国の国境なき医師団の最新報告が、米国とメキシコが課した移民政策によって中米からの移民が危険な状態に閉じ込められている状況を明らかにしています。No Way Out(『出口なし』)と題された報告書は、中米からの移民や避難民を対象とした500件に近い聞き取り調査に基づいて作成されています。調査対象の多くは、故郷を離れる前に、もしくはメキシコ経由の移民ルートをたどる途中で、過激な暴力の被害を受けていたと語っています。移民を阻止するための「移民保護プロトコル」と呼ばれる制度により、米国の保護を求めてやってくる人々はしばしばメキシコに留め置かれ、犯罪グループの標的にされることが多いと報告されています。

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    2020/2/28(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 国境なき医師団:戦争で荒廃した地域や難民キャンプで安価なコロナウイルス診断キットが必要

    全米各地で、当局はコロナウイルスの検査キットの深刻な不足を報告しています。ニューヨーク州当局は、疾病対策センターから配布されたキットが検証テストに失格した後、独自のキットを用意しているところだと言います。一方、コロナウイルスは世界中で新しい症例が発生し続けています。ナイジェリアでも最初の症例が報告され、イランでは副大統領の1人が陽性と診断されました。米国の国境なき医師団がどうコロナウイルスに対応しているかを、同団体事務局長のアブリル・ブノワと話します。

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    2020/2/28(Fri)
    記事番号: 
    2

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