デイリーニュース

  • ソーシャルメディアを弱める大統領令にツイッター社はトランプ大統領のツイートに暴力賛美だと警告

    トランプ大統領はミネアポリスの抗議者たちを「ごろつき」と呼び、「略奪が始まれば、射撃も始まる」とツイートしましたが、ツイッター社はそのツイートを暴力の賛美だと警告しました。ちょうどトランプ大統領が、ソーシャルメディア企業のコンテンツ監視のあり方に警告を発し、これらの企業に与えられた免責の範囲を見直す大統領令に署名したところでした。この大統領令は、ソーシャルメディア企業のコンテンツ監視を処罰することを可能にするものだとの批判もあります。「トランプは、ソーシャルメディアを使いこなして成功してきました。常に注意を引き付けるアルゴリズムを利用して、人々に基本的に誤った情報や偽りの情報を与えてきたのです」と、カリフォルニア大学ロサンゼルス校の情報学教授ラメッシュ・スリニバサン(Ramesh Srinivasan)は言います。

    dailynews date: 
    2020/5/29(Fri)
    記事番号: 
    3
  • ラテンアメリカにパンデミックの中心地が移動するにつれてCOVID-19を口実にした警察による弾圧も移動

    新型コロナウイルス大流行の中心地がラテンアメリカへと移動するにつれ、COVID-19を口実とした警察による弾圧も移動しています。「COVID-19は、それ以前の他のパンデミックと同じように、構造的差別を増幅させていることがわかりました。残念ながら、最初の標的となるは多くの場合、最も疎外された人々です」と、ルイーズ・ティロットソンは言います。彼女はアムネスティ・インターナショナルの虐待に関する新報告書の共著者です。また、サンサルバドルからジャーナリストのホルヘ・クエラーが話します。

    dailynews date: 
    2020/5/29(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 「あれは殺人だ」ミネアポリスは警官によるジョージ・フロイド殺害の起訴を要求し警察への資金打ち切りを求める

    ミネアポリスでは警察によるジョージ・フロイドの殺害に抗議して数千人の街頭デモが3夜連続で行われました。同市の市会議員ジェレマイヤ・エリソンと話します。彼は2015年、別のアフリカ系アメリカ人男性ジャマール・クラークの殺害に抗議しましたが、平和的な抗議だったにもかかわらず警官は自動小銃を彼の頭に向けました。また、警察の廃止を要求するブラックビジョンズ・コレクティブ(Black Visions Collective)のキャンダス・モンゴメリー(Kandas Montogomery)とも話します。

    dailynews date: 
    2020/5/29(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 「反撃しろ!」:ACT UPメンバーと劇作家トニー・クシュナー AIDS活動家の草分けラリー・クレーマーを追悼

    84歳で亡くなった伝説的作家でAIDS活動家の草分け、ラリー・クレーマーの人生と遺産について見ていきます。クレーマーはAIDS患者の命を救う薬剤を要求して「ゲイ男性の健康危機」(Gay Men’s Health Crisis )とACT UPという2つの団体の創設を手助けし、その際現在新型コロナウィルス対策の顔となっているアンソニー・ファウチ国立アレルギー感染症研究所長とも対決したことがあります。後にふたりは良き友人になりました。多くはクレーマーが何万人もの命を救ったと称賛します。2019年の反企業「クィア解放マーチ」(Queer Liberation March)でのクレーマーのスピーチを放送するとともに、ACT UPの元メンバー2人に話を聞きます。「ゲイUSA」ホストのアン・ノースロップと、イエール疫学者グレッグ・ゴンサルベスです。また、『エンジェルズ・イン・アメリカ』の作者でピュリッツァー賞にも輝く劇作家トニー・クシュナーにも話を聞きます。(画像クレジット:デイビッド・シャンクボーン)

    dailynews date: 
    2020/5/28(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 「正当性などない」:ジョージ・フロイド殺害の警官を殺人罪に問うことを要求して ミネアポリス市民が再び街頭に繰り出す

    5月27日夜、ミネアポリスでは市民が再び街頭に繰り出して抗議を行い、街の一部が燃え上がりました。彼らは26日に、黒人のジョージ・フロイドが、白人警察官デレク・ショービンに殺害されたことに対し抗議しています。広く拡散された動画には、ショービンがジョージ・フロイドの首を数分間、膝で圧迫し、フロイドが何度も「息ができない」と言っているのが映されていました。フロイドが窒息している傍らには他にも3人の警官がいました。現場にいた警官の名はトゥ・タオ、トーマス・レーン、J・アレクサンダー・クーングです。4人とも26日に解雇されました。ミネアポリスのジェイコブ・フレイ市長は、デレク・ショービンに対し刑事告発するよう検察に求めています。公民権弁護士で「人種正義ネットワーク」(Racial Justice Network)創設者、全米黒人地位向上協会(NAACP)ミネアポリス支部の元支部長のネキマ・レビィ・アームストロングに話を聞きます。「ジョージ・フロイドを殺害した警官4人に対し即刑事責任を問うべきです」と彼女は言います。「彼らがしたことに正当性はありませんし、した理由を正当化することもできません」(画像クレジット:ブラッド・シーガル)

    dailynews date: 
    2020/5/28(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 「おぞましき怠慢」:移民税関捜査局の拘留中にCOVID-19感染者が死亡 収容移民の大量解放を求める声が高まる

    移民税関捜査局(ICE)に対して、新型コロナウイルス・パンデミック期間中、収容移民の解放を求める要望が高まっています。拘留中、COVID-19感染で2人が死亡したからです。『インターセプト』のライアン・デブローに話を聞きます。カルロス・エルネスト・エスコバル・メヒアは、オタイメサ収容センターに収容されていましたが、医療怠慢の犠牲になり、その後、亡くなりました。デブローはその経緯をリポートしています。もう一人のゲストは、「ライセス・アクション」(RAICES Action)のエリカ・アンディオラです。「移民の人たち、とりわけ、亡命を求めて移住してきた人々は、だれひとりとして、収容施設で終身刑に服さなければならないようなことは、何もしていない」と、アンディオラは指摘しています。

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    2020/5/27(Wed)
    記事番号: 
    3
  • 感染の人種別データの追跡:イブラム・X・.ケンディ、データの向上により明らかにされる新型コロナウイルス感染の実像

    イブラム・X・ケンディは、COVID-19についてメディアは当初、「素晴らしい均一化装置[差別なく誰をも均一に脅かす病気]」として報道し、この感染症の影響が人種間によって異なるということを見落としていたと、指摘しています。しかし、その問題はすぐに明らかになりました。「感染者や死亡者は、ラティーノ、アフリカ系アメリカ人、先住民の人たちに際立って多いのです」。ゲストのイブラム・X・ケンディは、アメリカン大学「反人種差別研究・政策センター」(Antiracist Research and Policy Center at American University)の創設ディレクター、です。作家として受賞歴もあるケンディに、「感染の人種別データの追跡」(COVID Racial Data Tracker)という共同研究を立ち上げた理由などについて聞きます。

    dailynews date: 
    2020/5/27(Wed)
    記事番号: 
    2
  • ジョージ・フロイドからクリス・クーパーまで:イブラム・X・ケンディが語る、米国の黒人が直面する「人種差別テロ」

    「息ができない」――武器を持たないアフリカ系アメリカ人の男性ジョージ・フロイドは25日、ミネソタ州ミネアポリス署の白人警官に向かって、繰り返しこう訴えました。警官は、フロイドの首を膝で地面に押し付けていたのです。この模様の動画がソーシャルメディアに投稿され口コミで素早く広まりました。現在、関与した4人の警官は解雇されました。この事件と同時並行してネットで広まったもう1本の動画では、ニューヨーク市のセントラルパークで、白人の女性が警官に通報し、黒人男性に「命を脅かされている」と誤った告発をしているところが写っていました。実際には、黒人の男性は、この女性に対して、飼い犬にリードをつけるよう求めていただけでした。事件の進展などについて、アメリカン大学「反人種差別研究・政策センター」(Antiracist Research and Policy Center)の創設ディレクター、イブラム・X・ケンディに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2020/5/27(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 家にいよう、安全でいよう、親切でいよう:COVID-19 抑え込みについてニュージーランドが世界に教えられること

    ニュージーランドは最も早くロックダウンをした国の1つで、ジャシンダ・アーダーン首相の指揮の下で新型コロナウイルスを抑え込むことに大きく成功しました。この国の成功のいくつかは、アーダーンの指導力、科学への信頼、そして危機のさなかにおけるわかりやすいコミュニケーションに因っています。ニュージーランドのウェリントンにあるオタゴ大学の公衆衛生学教授マイケル・ベーカーに最新情報を聞きます。彼は疫学者で、「ニュージーランド保健省技術諮問グループ」(New Zealand Ministry of Health’s Technical Advisory Group)のメンバーです。ベーカーは、COVID-19 のパンデミックへの対応について政府に助言してきました。彼らのスローガンは「家にいよう、安全でいよう、親切でいよう」です。

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    2020/5/26(Tue)
    記事番号: 
    2
  • フォトジャーナリストのセバスチャン・サルガド:ブラジルの無謀なCOVID対策が先住民の生存を脅かす

    ブラジルでは24時間で800人以上が死亡、感染が確認されたケースも約40万件に上っています。番組ではCOVID-19がブラジル先住民族に壊滅的な影響について検証します。ブラジル先住民の死亡率は同国の他の地域の2倍です。世界的に有名なブラジルのフォトジャーナリスト、セバスチャン・サルガドに話を聞きましょう。彼は、新型コロナウイルスを「小さなインフルエンザ」と呼んだ右翼の大統領ジャイル・ボルソナロに対し、パンデミックは「まさに先住民の生存への非常に大きな脅威」と警告する公開書簡を書きました。

    dailynews date: 
    2020/5/26(Tue)
    記事番号: 
    1

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