デイリーニュース

  • 緊急医からトランプへ:あなたは間違っている 銃暴力の蔓延は精神疾患のせいではない

    トランプ大統領は8月7日、週末に少なくとも32人が殺害される銃乱射事件があったオハイオ州デイトンとテキサス州エルパソを訪問しましたが、どちらにもトランプの訪問に抗議する数百人が待ち受けていました。この2つの都市を訪れる前に、トランプは銃購入の際の身元確認の強化の必要性に触れると共に、銃乱射事件が精神疾患と関係があるという発言をしています。医療関係者によれば、これは危険なレトリックだと言います。他にも多くの政治家が、精神病を銃乱射の要因として挙げています。モントリオールから、アルパート医大とブラウン大学緊急医療準教授であり、NPO「医療分野で銃器による負傷減少を目指すアメリカ財団
    AFFIRM研究所」(The American Foundation for Firearm Injury Reduction in Medicine /AFFIRM Research)のリサーチ部長ミーガン・ラムニー医師に話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/8/8(Thu)
    記事番号: 
    2
  • カシミール地方が封鎖状態に:併合に向け動くインド 核保有国のライバル パキスタンとの緊張が高まる

    インドが8月6日に、カシミール地方の自治権を認める特別な地位を剥奪したことで、長い間紛争にまみれたこの地域で緊張が高まっています。カシミール地方ではインターネットやその他のコミュニケーションが遮断されており、指導者らも自宅監禁されるなど封鎖状態にあります。インドのモディ政権は数万人の兵をカシミール地域に追加派遣しました。パキスタンは8月7日、インド大使を国外追放とし、予定されていたニューデリーへの新特使派遣も中止すると発表しました。また、インドとの二国間貿易も全て中止すると発表しています。3人のゲストに話を聞きます。ニューデリーを拠点にカシミール地方のドキュメンタリー映画を制作するサンジェイ・カーク、ジャーナリストで賞にも輝くカシミール地方の小説家ミルザ・ワヒード、賞にも輝くインドの作家でジャーナリスト、シッダールタ・デブです。

    dailynews date: 
    2019/8/8(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 「トニ・モリスンはいつまでも私たちと一緒です」 アンジェラ・デイビス ニッキー・ジョバンニ ソニア・サンチェスが追悼

    米国で最も影響力のある作家の一人であるトニ・モリスンが今週、肺炎の合併症により88歳で亡くなりました。1993年、モリスンはノーベル文学賞を受賞した最初のアフリカ系アメリカ人女性となりました。1988年の古典的名作『ビラヴド』ではピュリッツァー賞も受賞しています。モリスンの作品の多くはアフリカ系アメリカ人女性の経験に焦点を当てたもので、その執筆スタイルは黒人の口承のリズムを尊重しました。作品は人種と歴史、特に大西洋を横断した奴隷制度の罪と共同体による潜在的な回復力に深く関わっていました。2012年、オバマ大統領はモリスンに大統領自由勲章を授与しました。トニ・モリスンの親しい友人で伝説的な作家でもある3人に話を聞きます。作家で活動家のアンジェラ・デイビス、詩人・活動家・教育者のニッキ・ジョバンニ、そして数々の受賞歴のある詩人ソニア・サンチェスです。

    dailynews date: 
    2019/8/7(Wed)
    記事番号: 
    1
  • プエルトリコの政治危機 新知事のピエールルイシ就任をめぐり自治区上院が提訴

    プエルトリコでは8月第1週に辞任したリカルド・ロセジョの後任のペドロ・ピエールルイシ新知事就任に自治区上院が反対する訴えを起こし、政治危機が続いています。ピエールルイシはプエルトリコ上院に承認されていないにも関わらず、知事に宣誓就任しました。しかし彼は、ロセジョによって8月第1週に自治区長官に指名されたことによって、プエルトリコ知事の継承順位の含まれたと主張しています。プエルトリコのサンフアン市のカルメン・ユーリン市長もまた彼の宣誓就任後に提訴しました。デモクラシー・ナウ!の共同司会者フアン・ゴンザレスに、現在の政治情勢に対する彼の分析について話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/8/6(Tue)
    記事番号: 
    4
  • パークランド事件犠牲者の両親、エルパソで壁画発表を計画 そのとき起きた新たな銃乱射事件

    8月第1週末、多くの死傷者を出したテキサス州エルパソでの銃暴力が起きたとき、マニュエルとパトリシア・オリバー夫妻は事件現場の近くにいました。彼らの息子ホアキン・オリバーの19歳の誕生日になるはずだった日を記念する計画を立てていたからです。ホアキンは、2018年のバレンタインデーにフロリダ州パークランドのマージョリー・ストーンマン・ダグラス高校での乱射事件で凶弾に倒れた17人のうちの1人でした。マニュエルとパトリシアは、米国国境を越えたメキシコの街シウダー・フアレスを訪れていました。銃弾にしろ移民局職員にしろ子供を親から引き離してはいけないと、亡くなった息子に敬意を表し、移民シェルターを訪れるためです。彼らは翌日にエルパソに行き、息子の人生と彼の移民の権利保護への情熱をたたえる壁画を描こうと計画していましたが、そこでウォルマートでの銃乱射事件について知りました。フロリダ州フォート・ローダデールからマニュエルとパトリシア・オリバー夫妻に話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/8/6(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 「ファシズムは自然消滅しない」 ジョージ・チッカリエロ=マーが語る白人至上主義との対峙

    8月第1週末に起きたテキサス州エルパソの混雑したウォルマートでの銃乱射事件の直前、銃を乱射した男は、彼の行動は彼が言うところの「ヒスパニックによるテキサスへの侵略」に応えたものであると主張する長い声明をネットに書きました。この男はさらに、他の銃乱射事件の犯人たちによっても引用されている「大規模置換」(great replacement)として知られる白人至上主義の陰謀論の正当性を訴えました。ニューヨーク大学の南北アメリカ研究所(the Hemispheric Institute)の客員教授であるジョージ・チッカリエロ=マーにメキシコシティから話を聞きます。チッカリエロ=マーは2017年12月、極右の白人至上主義者たちから1年にわたる嫌がらせと殺害脅迫をうけ、ドレクセル大学を辞職しました。これらの脅迫は、2016年の彼の「クリスマスに欲しいのは白人の大虐殺だけだ」というツイートに端を発しています。このツイートで彼は有色人種と非白人移民のコミュニティが白人にとって代わろうとしているという、白人至上主義のイデオロギーをからかったのでした。

    dailynews date: 
    2019/8/6(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 「ミッチ・マコーネルを待つことはできない」活動家、銃暴力のまん延を抑えるための大胆な行動を呼び掛け

    8月3日に起こったテキサス州エルパソのウォルマートでの移民を敵視した無差別銃乱射事件の死者数は、8月5日にさらに2人の負傷者が死亡したことを受け22人となりました。銃を乱射した男は事件の直前に、彼の行動は彼が言うところの「ヒスパニックによるテキサスへの侵略」に応えたものであると主張する声明をネットに投稿しました。エルパソの死者のほとんどは、メキシコ国籍の8人を含むラテン系でした。エルパソでの大虐殺から13時間後、オハイオ州デイトンで銃を持った男がバーの外で発砲し、彼自身の妹を含む9人を殺害しました。団体「ブレイディ」(Brady)(旧名称:the Brady Campaign to Prevent Gun Violence)の代表クリス・ブラウンと、団体「銃を降ろせアメリカ」(Guns Down America)の代表イゴール・ボルスキーに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/8/6(Tue)
    記事番号: 
    1
  • オハイオ州デイトンでも銃乱射 銃暴力専門記者 「銃乱射事件の多くは女性蔑視と明確につながっている」

    米国では13時間の間にテキサス州エルパソとオハイオ州デイトンで2件の銃乱射事件が起こり、29人が死亡しました。エルパソの銃乱射事件では、容疑者が犯行直前に、極右のユーザーが多いことで知られる掲示板「8chan」に反移民のマニフェスト(宣言書)を投稿していました。デイトンの事件の動機はまだ判明していません。バーニー・サンダース上院議員と民主党リーダーらは、上院院内総務のミッチ・マコネルに、下院で最近可決された2本の銃安全法案を採決するための上院特別議会を開くよう求めています。一方、全米ライフル協会(NRA)は内部から崩壊しつつあります。銃暴力など銃関連ニュースに特化した非営利報道サイト「ザ・トレイス(The Trace)」の記者、アレックス・ヤブロンに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/8/5(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 元FBI捜査官が証言 連邦当局はあまりにも長い間白人至上主義者の暴力を軽視してきた

    ニューヨークタイムズ紙によると、米国では白人至上主義の過激派による銃乱射でここ18カ月で少なくとも63人が死亡しました。連邦捜査局(FBI)のクリストファー・レイ長官は7月、上院司法委員会の委員に対し、ここ9カ月、人種差別と白人至上主義に駆られた犯罪は上昇傾向にあると語っています。しかし元FBI捜査官らは、FBI局内では、白人ナショナリストによる暴力を抑える取り組みに乗り気でないムードがあり、これにはトランプ大統領のレトリックも部分的に影響していると指摘します。ニューヨーク大学法科大学院ブレナン・センターのフェロー、マイク・ジャーマンに話を聞きます。ジャーマンは1988年から2004年まで国内テロ対策専門のFBI捜査官を務めました。

    dailynews date: 
    2019/8/5(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 米エルパソ銃乱射事件で20人死亡 銃撃犯は反移民を唱える男性 「国内テロ」として捜査

    13時間のうちに銃乱射事件が2件連続するという衝撃が米国を走りました。8月3日朝に起きた1件目では、テキサス州エルパソの混み合ったウォルマート店内で、重武装した犯人が発砲、メキシコ人を含む20人が死亡しました。連邦当局はこの事件を国内テロとして扱っています。容疑者は、エルパソから600マイル(約970キロ)離れたダラス郊外に住む21歳の白人男性パトリック・クルシウスと特定されました。犯行直前、極右のユーザーが多いことで知られる掲示板「8chan」に反移民のマニフェスト(宣言書)を投稿していました。マニフェストでは、移民が南部の国境を越えてやって来ることを「侵略」と呼ぶなどトランプ大統領の発言と重なる言動がありました。テキサス州下院の民主党議員のセザール・ブランコと、エルパソの移民の権利擁護団体「人権のための国境ネットワーク」(Border Network for Human Rights)創設者で代表を務めるフェルナンド・ガルシアに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/8/5(Mon)
    記事番号: 
    1

Pages