デイリーニュース

  • 「過去の実績は問題だらけ」 バイデンが次期司法長官に指名したメリック・ガーランド判事は警官の責任を問うてこなかった

    【21/01/08/2】ジョー・バイデンは、新政権の司法長官にメリック・ガーランドを正式に指名しました。ガーランド判事は20年以上にわたってD.C.巡回区控訴裁判所の首席判事を務め、それ以前には司法省でオクラホマシティ爆破事件の訴追を担当した。2016年にオバマ大統領がガーランド判事を最高裁判事に指名したが(スカリア判事が死去したため)、上院の共和党議員たちが承認投票に進むことを拒否したため、指名は行き詰まった。ネイション誌で司法関連特派員を務めるエリー・ミスタルは、ガーランド判事のこれまでの実績からみれば、彼を司法長官に指名したことは「がっかりさせる」人選だと言います。「思い出していただきたいのですが、(かつてオバマ大統領が)ガーランド判事を最高裁判事候補に選んだ理由は、保守派にも受け入れられるような妥協的な候補者だったからでした。この人物は中道派の判事であり、過去の実績をみれば、私にとっては問題だらけです。警察側に気を遣い、警官による残虐行為や職権乱用について責任を問うことに消極的でした」とミスタルは言います。

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    2021/1/8(Fri)
    記事番号: 
    2
  • ロー・カンナ議員:議会に対する暴動をトランプが扇動した以上 共和党議員は大統領弾劾を支持すべきだ

    【21/01/08/1】トランプ大統領が支持者を扇動して選挙人投票の集計を中断させるため連邦議事堂を襲撃させた後、大統領の辞任もしくは解任を要求する声が高まっています。この騒乱により5人が亡くなりました。そのうち一人は、消火器で頭を殴られたとされる議事堂警察官です。トランプは側近からも見放されつつあり、ベッツィー・デボス教育長官とイレイン・チャオ運輸長官はともにトランプ大統領の任期終了前に辞任することになりました。複数の報道によると、警察官がバリケードの撤去から特定の議員のオフィスへの指示まで、暴徒を支援していることが明らかになっており、議事堂警察のトップも来週には辞任する見込みです。民主党のロ・カンナ下院議員は、共和党議員はトランプ大統領を引き降ろす努力を支持しなければならないと述べます。なにしろトランプ大統領が行った扇動の多くは、選挙不正があったとする大統領の虚偽の主張を支持することを拒否した共和党議員を標的にしたものだったからです。「これは民主党議員だけを狙った攻撃ではありませんでした。どちらかと言えば、共和党議員に対する暴力の扇動だったのです」とカンナ議員は言います。

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    2021/1/8(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 他国の民主主義を混乱させた米国は「彼らの災難を軽く味わう羽目になっている」

    【21/01/07/3】米連邦議事堂の乱入事件は世界各地の指導者を戦慄させました。国連事務総長は、暴力的行動を控えるよう支持者に要求することを政治指導者たちに呼びかけました。イギリス、ニュージーランド、オーストラリア、カナダ、インド、日本、フランス、ドイツ、北大西洋条約機構(NATO)、欧州理事会も、ジョー・バイデンへの平和的政権移行を求めています。調査ジャーナリスト、アラン・ネアンにトランプが次に取る可能性のある行動について話を聞きます。またネアンは、ジョー・バイデン次期大統領や他の政治家が、このような暴動は「本来の米国の姿ではない」と言っているが、米国は他国の民主主義を妨害してきた長い歴史があることも指摘します。「米市民は1月6日の国会議事堂乱入事件に大きなショックを受けていますが、米国が長年、中南米、アジア、アフリカ、中東など様々な国で、民主主義運動や選挙で選ばれた政府に対して行ってきた作戦に比べれば、大したことではありません」

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    2021/1/7(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 歴史家:白人テロリスト・グループは南北戦争後の再統合期にも民主主義を攻撃した 今回はそれが再現された

    【21/01/07/2】トランプ支持者が暴徒化して連邦議会議事堂に突入し、2020年大統領選挙の結果を覆そうとしたことにワシントンは衝撃を受けています。議員たちはトランプ大統領を暴動扇動で、新たに弾劾することを考慮しています。米南北戦争およびその後の再統合期についての研究者である歴史家マニシャ・シンハは、国内の右翼白人テロリストが民主主義の過程を中断させようとしたのはこれが初めてではないと言います。1868年のウィルミントン暴動他、それ以前にも南部の州ではこの手の事件がありました。「現代のこれらのグループは、当時のテロリストと似ていると思います」とシンハは言います。ドナルド・トランプに対する米国憲法修正第25条適用の呼びかけついては、「昨日のような暴動が起こったことは、我々の民主主義のへの恐ろしい先駆けと成りえます。強い反応を示すべきです」と言います。

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    2021/1/7(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 白人至上主義者たちの実践行動:無策の警察が見守る中 トランプ支持者が暴徒化し大統領選結果の認定を中断させようと連邦議事堂に乱入

    【21/01/07/1】トランプ大統領の扇動を受けて暴徒化した右派のトランプ支持者が米連邦議会に乱入し、手続きを中断させた数時間後、連邦議会はジョー・バイデン次期大統領の勝利を認定しました。「未遂に終わったクーデター」と称されるこの混乱で4人が死亡しました。今回の暴動は、2020年の大統領選はジョー・バイデンが勝つよう不正に操作されたという、トランプ大統領の嘘が、右翼メディアとSNSによって数か月にわたり拡散された結果でした。1月6日にワシントンで行われた集会で、トランプは連邦議会議事堂に向かうよう支持者に呼びかけました。この呼びかけを受けて、支持者たちはフェンスを押しのけ議事堂前に並ぶ警官の列を破り、議事堂内に侵入、事務所も荒らしたため、議員たちは避難を余儀なくされました。反人種差別主義者活動家で住宅の権利活動家ブリー・ニューサム=バスは2015年、サウスカロライナ州議事堂前で南部連合国旗を引きずり下ろし逮捕されました。彼女は「警察は、警官や政府による人種差別に抗議する運動に対しては、あからさまな軍装備で対抗するのに、昨日(ワシントンで)警察が展開した対応はそれとはあまりに異なる」と語ります。「米国の警察の主な役割が公共の安全を守ることではなく、人種差別を継続することであることは明らかです」(Image Credit: Jim Urquhart/Reuters)

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    2021/1/7(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 「司法の破綻」:ジェイコブ・ブレイクを銃撃、身体機能を麻痺させたケノーシャ市警官が不起訴に

    【21/01/06/3】 ウィスコンシン州ケノーシャで、マイケル・グレイブリー地方検事は、ジェイコブ・ブレイクに銃弾7発を発射した白人警官を起訴しないと発表しました。ジェイコブは、29歳の黒人男性で、8月に銃撃を受け身体機能麻痺になりました。ラステン・シェスキー警官は、至近距離でブレイクの背後から銃を発射しました。そのとき、ブレイクは自分の車の中に向かって身をかがめていたところで、車内には3歳、5歳、8歳の3人のこどもたちが乗っていました。ブレイクの小型ナイフが車内にあったとして、検察は銃撃が自己防衛であったと主張しています。ケノーシャ市内では8月、ブレイクが銃撃されている動画がネットで流れると、構造的な人種差別と警察の暴力行為に対する抗議行動が広がりました。今回の不起訴という決定をブレイクの家族は強く非難しています。ウィスコンシン州議会議員のデービッド・ボーエンは、「今回もまた、我々は司法の破綻を目にしています。黒人男性の背中に向けて、それと知りつつ7発の銃弾を発射したというのに、この警官を起訴する能力が地方検事にないのですから」。(Image Credit: Attorney Ben Crump)

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    2021/1/6(Wed)
    記事番号: 
    3
  • 「前代未聞の瞬間」、大統領選挙の結果を覆そうと極右勢力がD.Cに集結、トランプが扇動

    【21/01/06/2】選挙人団の投票を開票し、選挙結果を承認する手続きを行う連邦議会の会合が行われる中、トランプ大統領がジョー・バイデンに敗北した2020年の選挙結果を認めることを拒否し、数千人が、ワシントンD.C.で抗議デモを行っています。ムリエル・バウザー市長は、抗議行動に備えて、州兵の出動を要請しました。すでに、反民主主義者のデモ隊がブラック・ライブス・マター・プラザ近くで警察と衝突する事件も起きています。違法な銃を市内に持ち込んだなどの容疑で、6人が警察に逮捕されました。国家安全保障担当のウィリアム・アーキン記者は、現職の大統領がすすんで騒動をけしかけている「前代未聞の瞬間」だと述べています。また、政治的右翼過激派の運動を追っている調査ジャーナリストのジェイソン・ウィルソンにも話を聞きます。トランプ大統領の任期中、共和党は極右との驚くべき一体化が起きたと、ウィルソンはいいます。「街頭で暴力をふるう極右活動家と連邦議会でトランプを支持する一部の議員との間を分ける明確な線は、ありません」。

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    2021/1/6(Wed)
    記事番号: 
    2
  • ジョージア州は民主党が勝利か、上院議員選挙の決選投票で草の根運動の活動家ウォーノックが議席を奪還、オスフ候補もリード

    【21/01/06/1】ジョージア州で上院議員選挙の決選投票が行われ、民主党が上院の主導権をにぎる見通しとなっています。ラファエル・ウォーノック牧師が共和党のケリー・レフラー上院議員に勝利し、ジョン・オソフは共和党のデービッド・パデュー上院議員を僅差でリードしています。オソフの勝利が確定すれば、上院の議席は50対50で同数となり、票決で可否同数の場合、次期副大統領のカマラ・ハリスが膠着打破の1票を投じることになります。これにより、ジョー・バイデン次期大統領の立法議案を成立させるうえで、民主党はより大きな権限を握ります。ウォーノックが牧師をつとめる、アトランタのエベネザー・バプティスト教会はマーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師の心の故郷だったところです。ウォーノック牧師は、南部州で初の黒人民主党上院議員、ジョージア州で初の黒人上院議員、米国史上11人目の連邦議会上院の黒人議員となります。アノア・チャンガがゲストです。チャンガはアトランタに拠点を置くジャーナリストで、選挙の公正と投票権の問題を取材しています。今回、ジョージア州で民主党が勝利できたのは、草の根の活動家の運動があったからだ、とチャンガは指摘し、こう語っています。「農村部から都市部、郊外のコミュニティに至るまで、州の全土で、さまざまな人種や民族の活動家が、選挙運動を組織し、すばらしい活動を進めてきました。

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    2021/1/6(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 「医療アパルトヘイト」 イスラエルのワクチン接種実施で占領地区の数百万人のパレスチナ人を除外

    【21/01/05/4】イスラエルはCOVID-18のワクチン接種を世界のどの国よりも早いペースで実施し、これまでに14%以上のイスラエル人がワクチンを受けました。こうした早い政策展開の一方で、複数の人権団体が、パンデミック中に約1500人が死亡した占領下のヨルダン川西岸とガザ地区のパレスチナ人にワクチンを受けさせないというイスラエルの決定に警戒感を表明しています。イスラエルは、ヨルダン川西岸とガザ地区の医療はパレスチナ当局が担当するというオスロ和平合意を引き合いに出して、この行為の正当性を主張しています。パレスチナの役人たちはパレスチナ独自のワクチン・キャンペーンを始めるにあたり、資金不足、ワクチンの入手経路がなく配布のための基盤がないことを含む多くの障害に直面しています。「イスラエルは実際には国際法に違反しています。占領軍としての責任を否定しているからです」と、パレスチナ立法評議会のメンバーで「パレスチナ医療救援協会」(Palestinian Medical Relief Society)の代表である医師ムスタファ・バルグーティは言います。「イスラエル人たちがワクチンを得ている一方で、パレスチナ人たちは何も受け取っていないのです」。

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    2021/1/5(Tue)
    記事番号: 
    4
  • 「これは投票抑圧である」19万8000人のジョージア州の住人を有権者名簿から違法に消去

    【21/01/05/3】ジョージア州では有権者が米国の上院支配を決める2つの重要な決戦投票に投票をしていますが、投票権活動家たちは多くの有権者が投票所で追い返されることを恐れています。ジョージア州は、米国での共和党による投票抑圧の「中心地」と呼ばれてきました。ジョージア州のアメリカ自由人権協会(ACLU)は2020年9月、有権者名簿から19万8000人の有権者が不当に消去されていたことを明らかにしました。調査報道ジャーナリストのグレッグ・パラストが制作し、女優のデブラ・メッシングがナレーションを務めたジョージア州の投票についての映像レポートを放送します。また、投票権活動家で「黒人有権者も大切基金」(Black Voters Matter Fund)の共同設立者ラトーシャ・ブラウンに話を聞きましょう。「名簿から消された人の多くがたまたまアフリカ系米国人投票者であることは非常に興味深いことです」と、ブラウンは言います。「これは投票抑圧なのです。」

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    2021/1/5(Tue)
    記事番号: 
    3

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