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2015年3月25日(水)

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  • ベトナムへの米国の地上侵攻が始まってから50年、本日は米軍兵士が何百人もの住民を虐殺した1968年のソンミ村虐殺事件を再考します。ジャーナリストのセイモア・ハーシュはこの虐殺とその後のもみ消し工作を暴露してピューリツァー賞を受賞しましたが、実際その現場を訪れたことはありませんでした。この暴露記事は帰還した兵士への米国内でのインタビューを基に書かれたからです。虐殺から47年、彼は旧ソンミ村(英語名:ミライ, 現ティンケ村)を初めて訪れ、ザ・ニューヨーカー誌に"The Scene of the Crime: A Reporter’s Journey to My Lai and the Secrets of the Past" (犯行現場:ソンミ村と過去の秘密への記者の旅)という最新記事を掲載しました。50年近く前、どのようにこの虐殺を暴露したか、そしてソンミ村を初めて訪れた感想をハーシュに語ってもらいます。

  • オバマ政権は、「大量移民を抑制する目的で母親と子供たちを抑留することは違法である」との裁判官の命令にもかかわらず、物議を醸す母子拘留を引き続き行っています。去年の夏から、生後数か月の乳児を含む子供たちを連れた何千人もの中米の女性が、難民としての庇護を求め米国に渡りました。その多くは、暴力的な迫害を受け、後に「恐怖に信頼性」があるため難民となる資格があると認定されています。それにも関わらず、彼らは施設に収容され拘留されて退去させられるまで、自由の身になることはほぼありません。先月連邦判事が、移民の入国を阻止しようと難民を拘留するオバマ政権の方針は違法であるという判決を出し、出入国管理局にこれらの女性と子供たちを解放し始めるよう命令を出しました。それ以来、多くの家族が保釈金を払い釈放されましたが、中にはそれが払えず拘留されたままの家族もいます。彼らは、テキサス州南部にある民間刑務所会社が運営する2つの新しい抑留施設の一つに拘束されています。本日はデモクラシー・ナウ!のプロデューサー、ルネ・フェルツが現場で取材したレポートを放送します。レポートの中で彼女は最近釈放されたばかりの母親と息子にもインタビューしています。またテキサス大学法科大学院の移民クリニック元院長のバーバラ・ハインズにも話を聞きます。大量移民を抑制するための手段として女性と子供たちを拘留することに対して起こされた連邦裁判所での訴訟では、ハインズの宣誓供述書が、この抑留を停止する命令を出した連邦裁判官によって引用されました。

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