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2015年3月12日(木)

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  • 3月31日の期限を前に核協議が進行中ですが、イランに対し米国と合意しないよう警告した米共和党の公開書簡が引き起こした波紋について検証しましょう。9日、共和党上院議員団47人が、イランに対し、今回の合意は共和党が多数を占める議会、または将来、共和党派大統領により無効にされる可能性があると伝えました。書簡には「我々は、米連邦議会の承認を得ない核兵器プログラムに関する合意は、オバマ大統領とアヤトラ・ホメイニとの間の単なる行政上の合意に過ぎないと見なすだろう」とあります。前例のない今回の書簡の影響について、2人のゲストに話を聞きます。元米国家安全保障会議(NSC)職員で、対イラン交渉で米交渉人を務め、Going to Tehran: Why America Must Accept the Islamic Republic of Iran(『テヘランへ向かう――アメリカがイラン・イスラム共和国を受け入れなくてはならない理由』)の共著者でもあるヒラリー・マン・レヴェレットと、ネイション誌への寄稿もするアリ・ガリブです。

  • 3月12日早朝、ファーガソン警察本部前での抗議デモ中に警官2名が銃撃されました。負傷した警官は両名とも重症を負いました。事件は、ファーガソンの刑事司法制度には人種偏見が蔓延しているとする先週の司法省の発表に引き続く、トーマス・ジャクソン署長の辞職の数時間後に起こりました。この報告書を受け退職を余儀なくされたファーガソン市当局者は、市政代行官と首席地方裁判所判事を含め、ジャクソンが6人目です。ファーガソンより、昨晩の銃撃を目撃したオセイジーフォ・セオク師と、ファーガソン法的擁護委員会(Ferguson Legal Defense Committee)にも参加する憲法上の権利センター(Center for Constitutional Rights)事務局長ヴィンセント・ウォーレンです。

  • オクラホマ大学は、人種差別的な歌の音頭を取っていたところをビデオで公表された学生社交クラブのメンバー2人を放校処分としました。「シグマ・アルファ・エプシロン」(Sigma Alpha Epsilon)のメンバーらは、バスの中で歌詞に人種的侮蔑表現のある歌を歌い、同グループには絶対に黒人を受け入れないと誓っているところを公表されました。同大学は、歌の音頭を取っていたとされる学生2名を「敵意のある学業環境」を作ったとして放校処分とし、事件に関わった人間は「これから……人を傷つけ、脅し、締め出すような発言は誤まりだと学んでいくだろう」と発表しています。オクラホマ大学では、数百人の学生が人種差別に反対して行進を行いました。オクラホマ大学4年生で、シグマ・アルファ・エプシロン社交クラブへの抗議に参加していたラシード・キャンベルと、ルイジアナ司法研究所(Louisiana Justice Institute)所長兼CEOのトレーシー・ワシントンに話を聞きます。

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