デイリーニュース

  • 抑圧のパンデミック:インドのコロナ感染者600万人を無視して 反対派鎮圧に忙しいモディ政権

    [20/10/01/1]インドは、確認されたCOVID-19感染者数が600万人を記録した2番目の国となりました。最近、コロナに感染して入院したジャーナリスト、ラナ・アユーブにムンバイから話を聞きます。インドの主要パンデミック対策機関によれば、抗体研究の結果、インドでは6000万人以上がすでにコロナウイルスに感染した可能性があるということです。これは公式に発表された感染者数の10倍の数字ですが、人口13億人の同国にとってはほんの少数です。「インドでは今回のパンデミックは話題にもなっていない感じがします」と、ワシントン・ポスト紙でグローバル・オピニオンを執筆するアユーブは言います。「この国の人々は大規模な失業と、食べ物が手に入らないという事実を、パンデミックより恐れているのです」

    dailynews date: 
    2020/10/1(Thu)
    記事番号: 
    1
  • ケイト・アロノフ、トランプでは、気候危機問題はあと4年はとりあげられない。バイデンに左派が圧力をかけるしかない

    活動家や若者の有権者からの激しい非難を受けて、第1回大統領選討論会の司会者、クリス・ウォレスは気候危機について、トランプ大統領とジョー・バイデン前副大統領に質問しました。ウォーレスの当初の質問予定リストにはこのテーマは含まれていなかったのです。作家で米国の政治雑誌「ニュー・リパブリック」のスタッフライター、ケイト・アロノフは、気候変動が議論に上ることを期待していなかったが、二人の回答にもとくに驚かなかった、と言います。「みんな、もう何年もの間、ドナルド・トランプが気候変動の科学を否定していることは承知していますし、ジョー・バイデンがグリーン・ニュー・ディール政策を支持していないこともわかっています」。

    dailynews date: 
    2020/9/30(Wed)
    記事番号: 
    5
  • 「投票所で自警行動を」:トランプは選挙と投票の信用性を攻撃しながら法律違反の投票監視行動を支持者によびかけ

    第1回の大統領選討論会で、トランプ大統領と民主党の挑戦者ジョー・バイデンとの間で郵送投票に関して激しい言い争いを繰り広げられた際、司会者が選挙の信用性について質問すると、トランプは「不正選挙だ」と激しく言い立てました。トランプ大統領が、投票監視を呼びかけて、討論会は終了しました。「法律の下で公民権を求める弁護士委員会」(Lawyers’ Committee for Civil Rights Under Law)の代表兼事務局長のクリステン・クラークに話を聞きます。クリステンは、トランプについて、違法に有権者を脅し、圧力をかける活動を助長していると批判。市民が自由に投票することを妨げたり、止めようとすることがあれば、訴訟も辞さないと、述べています。

    dailynews date: 
    2020/9/30(Wed)
    記事番号: 
    4
  • 新型コロナウイルスの感染による米国の死者数は20万5千人を超え、感染者数は7百万人を突破。トランプはマスクを着用するバイデンを嘲笑し医療保険制度改革法を攻撃

    ジョー・バイデン前副大統領は、第1回大統領選討論会で、新型コロナウイルスへのトランプ大統領の対応について、繰り返し、批判しました。米国では感染による死者が20万5千人を超えており、世界でもっとも多い死亡者数です。しかし、トランプ大統領は、マスクを着用しているバイデンを笑いものにしながら、新型コロナウイルスのワクチンがあと何週間もしないうちに、利用できるようになると言い張りました。「とても奇妙な話だ」と、マーク・ラモント・ヒルは首をかしげます。ヒルは、作家で、テンプル大学のメディア研究と都市教育の教授をつとめています。慎重すぎるくらいに慎重になることを否定するという考えが、トランプ政権全体のCOVID-19危機への対応を表しています」。

    dailynews date: 
    2020/9/30(Wed)
    記事番号: 
    3
  • 「トランプは、街頭での暴力沙汰を望んでいる」、大統領選討論会でトランプの「白人至上主義プロジェクト」が全開

    オハイオ州クリーブランドで、第一回の大統領選討論会が行われ、ドナルド・トランプとジョー・バイデンは、人種差別にどう対処するかという質問を受けました。バイデンは警察の暴力行為の犠牲になった人々を思いやる発言がありましたが、トランプ大統領は、大半の暴力行為は、左翼グループが行っているものだと言い立てました。トランプの主張は虚偽であり、米国における圧倒的多数の政治的暴力行為は、極右の過激主義者がよるものであるとする、FBIなどの捜査当局の見解を無視しています。トランプ大統領は、「米国では特に、人種差別による暴力の犠牲になっている黒人とラテン系の人々に、現実的で重大な脅威を与えている問題をけして認めようとしません」。こう語るのは、「法律の下で公民権を求める弁護士委員会」(Lawyers’ Committee for Civil Rights Under Law)の代表兼事務局長のクリステン・クラークです。もう一人のゲストは、作家でテンプル大学のメディア研究と都市教育の教授のマーク・ラモント・ヒルです。

    dailynews date: 
    2020/9/30(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 元ネオ・ナチが論評―トランプ大統領によるプラウド・ボーイズへの「待機せよ」との呼びかけは、さらなる暴力への扇動

    米大統領選に向けたジョー・バイデンとの初めての討論会で、トランプ大統領は、白人至上主義者を明確に非難することを拒否しました。討論会は、全部で3回、予定されています。 司会を務めたフォックス・ニュースのクリス・ウォレスが、極右過激主義との関係を否定するかと迫ると、トランプ大統領は、プラウド・ボーイズ(Proud Boys)の名を上げ、「後ろに下がって待機しろ」と呼びかけました。このことばは、暴力を黙認するものだと、多くの批判を招きました。南部貧困法律センター(Southern Poverty Law Center)は、この団体を白人至上主義のヘイトグループと認定しています。プラウド・ボーイズは、トランプ大統領による言及にさっそく答えるように、ほぼ即刻、オンラインでロゴを変更しました。新しいロゴには、トランプのことばが入っています。ゲストは、元ネオ・ナチのクリスチャン・ピッチョリーニです。現在は、フリー・ラジカル・プロジェクト(Free Radicals Project)の代表として、暴力的過激主義の組織から抜け出したいと思っている人々を援助する活動に力を入れています。「トランプのことばは、明らかに、極右団体が『暴力を継続する』ことを奨励するものです」と、クリスチャンは言います。もうひとりのゲストは、テンプル大学のマーク・ラモント・ヒル教授です。

    dailynews date: 
    2020/9/30(Wed)
    記事番号: 
    1
  • デイビッド・ケイ・ジョンストン:トランプは投獄に値するがシステムは富裕層が納税回避できるよう設定されている

    【20/09/29/4】ドナルド・トランプ大統領とジョー・バイデンの3回にわたる大統領候補者討論会の第1回を前に、「DCレポート」(DCReport.org)の創設者で編集長のデイビッド・ケイ・ジョンストンに話を聞きます。彼は、トランプの税金について報じているニューヨークタイムズ紙の爆弾記事は「別々で不平等な2つの所得税システム」の存在を浮き彫りにしていると言います。ニューヨークタイムズ紙は、トランプは過去15年間のうち10年は連邦所得税を払わず、2016年と2017年にわずか750ドル払っただけと報じています。同紙に掲載された続編記事では、トランプは彼の人気リアリティーテレビ番組The Apprentice(『ジ・アプレンティス』)に関連して4億2700万ドルを稼ぎ、それ以外の投資で損失を出していた彼の金銭的な生命線となったことが明らかにされています。「ドナルド・トランプのように自分のビジネスを持つ人々には別のシステムがあるのです」と、ジョンストンは言います。

    dailynews date: 
    2020/9/29(Tue)
    記事番号: 
    4
  • 大量の強制退去が迫る中 フィラデルフィアの活動家たちが50軒の空き家を取り返し組織化のためのモデル確率

    【20/09/29/3】フィラデルフィア市当局は数ヶ月にわたる組織的行動と抗議の野営を受けて、50軒の空き家をコミュニティ・ランド・トラストに引き渡すことに合意しました。これは住まいを持たない人々にとっての歴史的な大勝利です。まとめ役の1人に話を聞くとともに、フィラデルフィアを拠点とするキーアンガ=ヤマッタ・テイラーにも意見を聞きましょう。住宅不安について幅広く執筆している彼女は、フィラデルフィアでの直接行動は全国で応用できると言います。「米国の資本主義がいかに不整合なものかを表している、空き家と住居のない人々が同時に存在しているという力関係は全米のいたるところにある」と、テイラーは言います。長期にわたったフィラデルフィアの運動は、「空間と物件を占拠し公共住宅局に住居のない人々に住居を提供するという彼らの仕事を遂行するよう政治的な圧力をかけるという、住人による組織と運動家集団のすべてが手本にするべきモデル」を確立しました。

    dailynews date: 
    2020/9/29(Tue)
    記事番号: 
    3
  • キーアンガ=ヤマッタ・テイラー:ブレオナ・テイラーの不正事件は米国機関の正当性をさらに損なわせる

    【20/09/29/2】歴史家のキーアンガ=ヤマッタ・テイラーは、警察による不正行為事件が処罰されないケースが繰り返されるのを人々が目にするなかで、ブレオナ・テイラーの事件は、米国の「急進化の大きなうねりを発展させることに」に貢献していると言います。大陪審は最近、この26歳の緊急救命士の殺人に関わった警官のいずれに対してもその死の責任を問うことを拒否しました。「“正式な手順”を踏んでも不正な判決が下されることで、人々は米国における統治機関の正当性の根本を疑い始めている」と、プリンストン大学でアフリカ系米国人研究の准教授を務めるテイラーは言います。

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    2020/9/29(Tue)
    記事番号: 
    2
  • キーアンガ=ヤマッタ・テイラー 警察活動から最高裁まで私たちは社会を再考する必要がある

    【20/09/29/1】ドナルド・トランプ大統領とジョー・バイデン前副大統領がクリーブランドでの第1回大統領候補者討論会で対決します。11月の大統領選が近づいているにもかかわらず、米国が直面している複数の危機が十分に注目されていないと指摘する、作家で学者のキーアンガ=ヤマッタ・テイラーに話を聞きます。「私たちはこの国の制度的な人種差別、統治のあり方、国の機能の仕方について、国民全体が改めて見直している真っ最中なのです。」と、歴史家で雑誌ニューヨーカーにも寄稿しているテイラーは語ります。「ドナルド・トランプの一つ一つの言葉、息遣い、行動が国の関心をすべて吸収してしまうという、非常に近視眼的な状況があります。」彼女はさらに、その歴史の大部分で「保守的な社会秩序」を施行する役割を果たしてきた米国最高裁判所について今こそ再考するときだと言います。

    dailynews date: 
    2020/9/29(Tue)
    記事番号: 
    1

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