女性運動が急激に広まるきっかけとなったドナルド・トランプの大統領就任からちょうど2年となる1月19日、全米各地で大規模なウィメンズ・マーチが行われました。しかし今年のイベントには数々の論争がつきまといました。11月、ウィメンズ・マーチ運動創設者のひとりテリーザ・シュックが、全米共同議長であるボブ・ブランド、タミカ・マロリー、カルメン・ペレス、リンダ・サーソーの解任を要求し、彼らは「反ユダヤ主義、反LBGTQIA、ヘイトと人種差別的表現をこの運動に持ち込んだ」と非難しました。非難の大きな原因となったのが、一部の共同議長たちと、「ネイション・オブ・イスラム」のルイス・ファラカーンとの繋がりです。ファラカーンは反ユダヤ主義であると多くから非難されているからです。今年のサンダンス映画祭では、マロリーとこの運動の主導者たちが、この問題にいかに対処したかを追うドキュメンタリーが初公開されます。This Is Personal(『これは私自身の問題』)というタイトルです。