デイリーニュース

  • グリーンウォルド「これは始まりにすぎない」 ボルソナロのブラジルで激化する暴力と同性愛嫌悪

    ブラジル・リオデジャネイロで8日、軍事警察による取り締まりが行われ、サンタ・テレサ地区で起きた銃撃戦で少なくとも13人が死亡しました。警察は、薬物の密売の捜査のために同地区に入った際に銃撃に遭ったとしています。リオデジャネイロ州の新知事ウィルソン・ウィッツェルは1月、市の治安部隊は容疑者の射殺を許可されていると発言していました。ウィッツェルはさらに、犯罪者は「テロリスト」であり、彼らを収容するためにリオデジャネイロ版グアンタナモが必要だとも主張しています。ブラジルの新大統領ジャイル・ボルソナロは麻薬との戦いを強化すると宣言しています。ボルソナロは大統領選期間中、「良い犯罪者は死んだ犯罪者だ」と述べました。ブラジルではまた、ゲイであることを公に認めた初のジャン・ウィリス連邦議員が、ボルソナロの台頭と時を同じくして高まった同性愛嫌悪を理由に退任、ブラジルを離れました。ウィリスの後任には、リオデジャネイロの市議会議員で本日のゲストのグレン・グリーンウォルドの夫であるデビッド・ミランダが就きました。

    dailynews date: 
    2019/2/11(Mon)
    記事番号: 
    3
  • グリーンウォルドがオマール議員を擁護 イスラエルロビー&AIPAC批判は反ユダヤ主義ではない

    イルハン・オマール下院議員(ミネソタ州選出民主党)が、グレン・グリーンウォルドのツイートにつけたコメントが批判されています。グリーンウォルドは10日、「ケビン・マッカーシー共和党院内総務はイスラエルを批判したイルハン・オマールとラシダ・トレイブを罰すると脅している。米国の政治指導者たちがアメリカ人の言論の自由を侵すことも辞さず、多大な時間を費やして外国の擁護をしているのかには驚かされる」とツイートしました。オマール下院議員はこのツイートをリツイートし、「ぜんぶ金がらみ」とコメントしました。オマールはその後、米国の政治家が親イスラエルになるよう資金を提供している組織としてAIPAC(アメリカ・イスラエル公共問題委員会)を名指ししました。

    dailynews date: 
    2019/2/11(Mon)
    記事番号: 
    2
  • グリーンウォルド:ベゾスはプライバシー侵害に抗議するがアマゾンはグローバル監視体制を構築中

    アマゾン最高経営責任者ジェフ・ベゾスは、自身の婚外関係に関する詳細を報じたナショナル・エンクワイアラー紙について、「強要および脅迫」を受けたとして同紙の発行元を公に非難しました。ベゾスは最近になって、このタブロイド紙がベゾスと愛人の私的なテキストメッセージを取得した方法、またそれが政治的な動機によるものかどうかを調べるため、私立探偵を雇っていました。ベゾスによると、ナショナル・エンクワイアラー紙の親会社であるアメリカン・メディア(AMI)はベゾスの私的調査に対し、「報道は政治的な動機に基づいたものではなく、政治勢力の影響も受けていない」と応答、ベゾスがAMIの主張への賛同を表明しなければベゾスの裸の写真を公開すると脅しました。ピュリッツァー賞受賞ジャーナリストのグレン・グリーンウォルドに、この論争およびアマゾンが監視国家の構築で果たす役割について聞きます。

    dailynews date: 
    2019/2/11(Mon)
    記事番号: 
    1
  • トランプ政権の移民家族引き離しスキャンダルが拡大するなか 民主党は「国家支援の児童虐待」を告発

    トランプ政権の高官は、米墨国境で親から引き離されて行方不明となった移民の子供たちの数は、当初報道されていたよりも何千人も多い可能性があると認めました。この問題は7日(木)の下院エネルギー商業委員会の監視・調査小委員会(House Energy and Commerce Subcommittee on Oversight and Investigations)の公聴会で追及の焦点となっていました。米国自由人権協会(ACLU)の移民権利プロジェクト副代表リー・ゲラントと話します。彼はACLUが全国レベルで取り組む、トランプ政権の家族引き離し政策への説明要求の先頭に立つ弁護士です。彼は7日の公聴会で証言しました。

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    2019/2/8(Fri)
    記事番号: 
    3
  • オカシオコルテスとマーキーの両議員が大胆な米国の脱化石燃料計画「グリーン・ニューディール」を発表

    数カ月前からの期待に応え、ニューヨーク州選出の民主党下院議員アレクサンドリア・オカシオコルテスとマサチューセッツ州選出の民主党上院議員エド・マーキーが7日(木)、グリーン・ニューディール決議案を提出しました。米国の温室効果ガスの排出量を10年以内に差し引きでゼロにする意欲的な計画です。これを達成するため、公共交通機関や連邦政府の雇用に多額の投資を行い、米国の電力源を完全に化石燃料から離脱させ、先住民族に影響を及ぼす決定については事前に彼らの同意と承認を得るという先住民の権利の法制化などが盛り込まれています。民主党のナンシー・ペロシ下院議長は6日に、この法案を「グリーン・ドリームとかなんとかいう提案」と呼んで嘲笑していたようです。タイプ・メディアセンターの特別研究員でインターセプト誌やジャコバン誌に寄稿するジャーナリストのケイト・アロノフ氏に話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/2/8(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 米国家族計画連盟:連邦最高裁がルイジアナ州の中絶法を差し止め しかしロー&ウェイド判決の運命は不透明

    連邦最高裁判所は7日(木)、ルイジアナ州の制限的な反中絶法の施行を一時的に差し止め、性と生殖に関する女性の自己決定権を唱道する人々に大きな勝利をもたらしました。この案件は、全国各地の何百万人もの女性が引き続き中絶医療を利用できるかどうかをためす試金石と見られていました。最高裁の評決は5対4に票が割れたものの、ルイジアナ州に本拠地を置く中絶専門医療機関「ホープ婦人医療グループ」(Hope Medical Group for Women)が提出した緊急再審要求を支持し、共和党が通過させた反中絶法の施行差し止めを命じました。同法が施行されれば、ルイジアナ州には合法的に中絶医療を施すこことのできる医師がたった一人しかいなくなります。というのも、同法は中絶医に診療所から30マイル以内の病院に入院特権(admitting privileges)を持つことを義務付けているからです。中絶権賛成派の諸団体は、このような法律をTRAP法(中絶医を狙い撃ちする規制)と呼んでいます。米家族計画連盟及び家族計画基金の会長を務めるリアナ・ウェン博士に話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/2/8(Fri)
    記事番号: 
    1
  • トランプの家政婦を5年間勤めた 在留資格のない移民ビクトリア・モラレスにインタビュー

    ニュージャージー州選出の民主党ボブ・メネンデス上院議員はFBIと国土安全保障局に、トランプ・ナショナル・ゴルフ・クラブが在留資格のない従業員に偽の労働許可証を入手する手助けをしたことが違法であるかを捜査するよう求めています。同ゴルフ・クラブはここ2ヶ月間でニューヨーク州とニュージャージー州5か所のゴルフコースで、少なくとも18人の在留資格のない労働者を解雇したと報道されています。2月5日、メネンデス議員は在留資格のない従業員についてのトランプ関連企業への捜査が終わるまで、彼らが米国に滞在することを許可するよう連邦政府に求めました。グアテマラ出身で在留資格がないまま家政婦として働くビクトリア・モラレスに話を聞きます。彼女はニューヨークタイムズ紙の取材に対し、トランプ所有の不動産内で起こっていることを実名で証言し、この件が暴露される手助けをしました。モラレスは在留資格がなしにもかかわらず、何年にも渡りドナルド・トランプ家の家政婦として、またトランプ所有のニュージャージー州のクラブでその他の仕事をしてきました。モラレスは、ニュージャージー州選出のボニー・ワトソン=コールマン下院議員のゲストとして一般教書演説に出席しました。モラレス、ワトソン=コールマン議員と、モラレスの弁護を務めるアニバル・ロメロ弁護士に話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/2/7(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 政治学者:ブラックフェイスは全米の問題 バージニア州の幹部は辞任すべきだ

    バージニア州では人種差別および性的暴力問題で州政府が混乱に陥っており、選挙で選出された幹部3人(全員が民主党)は政治的な危機に直面し、彼らのキャリアや州の指導層への影響も懸念されています。先週、ラルフ・ノーサム知事が過去に黒人の外見をまねる「ブラックフェイス」をしたことがあると認めたことで、バージニア州では論争が起こっていましたが、更に2月6日、今度はマーク・ヘリング司法長官も大学時代にパーティーでブラックフェイスをしたことを認め衝撃が走りました。州知事継承順位2位にあたるへリング司法長官は、数日前にノーサム知事に辞任を求めたばかりでした。継承順位第1位のジャスティン・フェアファックス副知事もまたスキャンダルの渦中にあります。6日には、フェアファクス副知事に性的暴行を受けたと告発する女性が実名で名乗り出て事件の詳細を公開しました。ノーサム知事は医科大学時代の1984年の卒業アルバムに、ブラックフェイス姿の男性がクー・クラックス・クラン装束の男性と並ぶ人種差別的写真を掲載していたことが明るみになっても辞任を拒んでいます。問題となる民主党派の3人が辞任した場合、州知事継承権は共和党のカーク・コックス下院議長にあります。クイニピアック大学政治学准教授カリラ・ブラウン=ディーンに話を聞きます。バージニア州リンチバーグ出身のブラウン=ディーンはバージニア大学の卒業生です。

    dailynews date: 
    2019/2/7(Thu)
    記事番号: 
    1
  • プエルトリコ:債務返済を再編する取引の裁判所による承認で、プエルトリコがハゲタカファンドのくいものになる可能性

    プエルトリコに40年にわたって320億ドルの支払を義務づけ、債務の一部を再編成する計画が、連邦判事によって承認されました。この取り決めによりハゲタカファンドが、これらの債券を買い取って巨額の利益を上げることが可能になると批判されています。これらのハゲタカファンドの中には公務員年金基金とハーバード、プリンストンとエール大学の投資基金も含まれています。1月に、この提案された取引について聴聞会を開いたローラ・テイラー・スウェイン判事は、批評家たちが述べているプエルトリコの支払い能力についての懸念と公共サービスへの影響の可能性に言及しました。しかし裁決においては、「裁判所には、紛争の最適な解決策は何かについて、独自の見解を強制すること自由はない」と述べました。

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    2019/2/6(Wed)
    記事番号: 
    3
  • アナ・マリア・アーチラ:一般教書演説でのブレット・カバノーの存在は米民主主義の失敗を表す

    トランプ大統領の一般教書演説についての報道を続けます。ニューヨーク選出の下院議員アレクサンドラ・オカシオ=コルテスのゲストとして演説に出席したアナ・マリア アーチラに来ていただきました。「Center for Popular Democracy」(人びとの民主主義のためのセンター)の共同代表です。2018年9月、アーチラはもう一人の女性マリア・ギャラガ―と共に、アリゾナ州選出共和党上院議員ジェフ・フレークが、ブレット・カバノーの最高裁判事候補指名への支持を表明後、彼の乗るエレベーターのドアを押さえ、あなたは私たちの痛みを無視していると訴え、ニュースとなりました。この出来事の直後、フレーク上院議員は、カバノー承認の投票を遅らせて、FBIの限定的な捜査が行われることを求めたのです。

    dailynews date: 
    2019/2/6(Wed)
    記事番号: 
    2

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