リビアの首都トリポリの一部では戦闘が続き、堅固に要塞化されたムアマル・カダフィの居住施設の外で反体制派がカダフィ政権軍と交戦していると報じられています。カダフィの息子セイフイスラムが拘束されたというリビア反体制派の国民評議会の発表は、8月22日夜に彼がトリポリの外国人報道陣の前に支持者らと共に姿を現したことで否定されました。国際刑事裁判所は、セイフイスラムは過去24時間、反カダフィ派の戦闘員らに拘束されていたと述べています。また、反体制派はカダフィの他の2人の息子も拘束したと述べましたが、証拠は示していません。一方、8月10日以降に行われた、戦闘機能を備えた無人機「プレデター」による17回の爆撃と、38回の有人空爆によって、米軍と北大西洋条約機構(NATO)軍が反体制派の首都突入に重要な役割を果たしたことを示す詳細が明らかになりました。米軍は4月1日以来、リビアに対し合計1210回の空爆と101回のプレデターによる無人爆撃を行いました。NATO軍は、カダフィへ圧力をかけ続けるとし、任務はまだ終わっていないと述べています。政策研究所の研究員フィリス・ベニスに話を聞きます。