デイリーニュース

  • 『忘れない』:ロベルト・ロバートの回顧録、中米での米軍の干渉が今日の移民危機につながっている

    数十年にわたって、米国が中米で軍事介入を行ったことが、現在起きている移民危機につながっていると語る、エルサルバドル系米国人ジャーナリストのロベルト・ロバートに話を聞きます。ロベルトの新著は、Unforgetting: A Memoir of Family, Migration, Gangs, and Revolution in the Americas(『忘れない:ある回想-家族、移民、ギャング、アメリカ大陸の革命』)です。著書のなかで、自身の家族がエルサルバドルから米国へ移住したこと、青年期に帰国して、米国の支援を受け、容赦のない人権侵害をおこなう右派政権と戦ったこと、その後、ジャーナリズムの世界に身を投じ、生存の極限におかれている人々のことを記事にして伝えたことなどが、語られています。「エルサルバドルでの出来事を忘れないのはもちろんのこと、米国が経験してきたこと、そして自分自身が体験したことの記憶を残しているのです」。

    dailynews date: 
    2020/9/9(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 米国で175年の禁固刑? ウィキリークス創設者ジュリアン・アサンジの身柄引き渡し裁判が再開

    ウィキリークスの創設者ジュリアン・アサンジの身柄を、米国へ引き渡すかどうかをめぐる、長く延期されていた審理が、ロンドンで始まりました。アサンジの法律顧問ジェニファー・ロビンソンは、この事件が、世界にとって、報道の自由に対する、身の凍るような判例となる可能性があるとして、こう指摘しています。「アサンジは、ジャーナリストとして、出版人としての自らの仕事をしたことで、175年の禁固刑を迫られるのです。この裁判がとても危険なものであるというのは、そういうことなのです」。アサンジにはいくつもの容疑がかけられていますが、その一つは、自身が関わってウィキリークスのサイトで外交電報を公開し、これがスパイ活動取締法に違反するというものです。しかし、この外交電報により、イラクとアフガニスタンで行われた米軍の戦争犯罪が明るみに出されたのです。米国に身柄を引き渡された場合、アサンジは終身刑を受ける可能性があります。

    dailynews date: 
    2020/9/9(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 見返り:再選を有利に運ぶためトランプはグアテマラの反汚職捜査中止を助けたのか?

    イバン・ベラスケスは、2013年から2019年まで「グアテマラ無処罰問題対策国際委員会」(International Commission Against Impunity in Guatemala)の委員長だったコロンビア人の検察官です。グアテマラの汚職を調査するために作られた、国連が後ろ盾となる有力な委員会で、オバマ政権の支持を受けていました。しかしトランプ政権が、トランプの移民政策と中東政策へのグアテマラ政府の支援との明らかな引き換えとして同委員会への支持を撤回することに合意した後、ベラスケスをはじめとする調査員たちはグアテマラから追放されました。トランプ大統領とグアテマラのジミー・モラレス大統領との間の交換条件の詳細は、「調査報道センター」(The Center for Investigative Reporting)が発行する「リビール」(Reveal)誌による新たな調査の中で詳述されています。記者のアーロン・グランツとアナヤンシ・ディアス=コルテスに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2020/9/8(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 「コミュニティ全体にとっての損失」 ブリオナ・テイラーの殺害から6カ月後も残るトラウマ

    ニューヨークタイムズ紙のドキュメンタリーThe Killing of Breonna Taylor(『ブリオナ・テイラーの殺害』)の監督で映画製作者のヨルバ・リチェンは、26歳の救命士テイラーの殺害は彼女の友人と家族にとっての壊滅的な打撃であっただけでなく、「コミュニティ全体にとっての損失」だったと言います。ケンタッキー州ルイビルの警察官たちは3月、不手際な麻薬捜査の一部として行われたテイラーの家の強制捜索の最中に彼女を射殺しました。リチェンはルイビルを訪れ、テイラーが愛した人々と話をし、警察による殺害の結果として「私たちアフリカ系米国人が耐え忍んでいるトラウマを個人的に感じた」と言います。

    dailynews date: 
    2020/9/8(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 「警察は判事、陪審、死刑執行人にはなれない」映画製作者ヨルバ・リチェンが語るブリオナ・テイラーの殺害

    ケンタッキー州ルイビルで警察がブリオナ・テイラーを殺害してから数ヶ月が経ちますが、ニューヨーク・タイムズ紙のドキュメンタリーによって、この26歳の救命士の最後の瞬間と彼女の人生を暴力的に終わらせた警察の強制捜査の新たな詳細が明らかになりました。このドキュメンタリーには、数十件のインタビューと事件現場の1200以上の新たな写真の検証が含まれています。3月13日に自宅で警察に5回撃たれたテイラーは、それ以来、全米の人種正義運動の中で誰もがよく知る名前となり、団結の象徴となっています。彼女の死に責任がある警察官たちは起訴されていません。The Killing of Breonna Taylor(『ブリオナ・テイラーの殺害』)の監督でプロデューサーのヨルバ・リチェンに話を聞きます。彼女は、この事件は米国の警察活動の中核にある組織的な暴力を明らかにしていると言います。

    dailynews date: 
    2020/9/8(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 自由のための闘い:アンジェラ・デイビスが語る 警察予算縮小 人種差別主義と資本主義 2020年大統領選挙

    特別番組として2020年6月のインタビューを再放送します。今年5月、ミネアポリス警察によるジョージ・フロイド殺害後に開始された警察暴力や人種差別への抗議運動について、伝説的な活動家で学者であるアンジェラ・デイビスに聞きました。「警察予算を縮小せよ」を合言葉にした抗議運動は、警察の取り締まりや構造的な人種差別について世論を大きく変化させることに寄与しました。デービスはカルフォルニア大学サンタクルーズ校の名誉教授です。半世紀にわたって米国で最も影響力のある活動家・知識人の1人であり、黒人解放運動の象徴です。

    dailynews date: 
    2020/9/7(Mon)
    記事番号: 
    1
  • コーネル・ウエストとベン・ジェラスの討論 バイデン勝利の場合、進歩派はバイデン候補を左に動かせるか

    ハーバード大学のコーネル・ウェスト教授と「ピープル・フォー・ジ・アメリカン・ウェイ」の会長で元NAACP(全米黒人地位向上協会)の会長であるベン・ジェラスの討論を特別番組として放送します。2020年の民主党全国大会(DNC)について、構造的人種差別と戦い「米国の暗黒の季節を乗り越える」というジョー・バイデン候補の誓い、カマラ・ハリスの歴史的な副大統領候補指名などが語られます。また、この党大会は反トランプの幅広い連合形成のためのショーケースとして、共和党の大物たちに特別な発言の機会が設けられましたが、その一方で民主党自身がかかえる左派の反主流派にはほとんど発言の機会が与えられませんでした。「いまこの時代、アメリカ帝国が衰退と没落をたどる中で、このシステムは真剣な自己変革のためのエネルギーを十分に生み出せずにいるようです。依然として毒を抜かれた表面的なものばかりだ。私が望むのは根本的な変化だ」とコーネル・ウェストは言います。ベン・ジェラスは、バイデンならば進歩派は協力して圧力をかけることができると言います。「この党大会のテーマは、団結についてだったのです」と彼は指摘します。「これまででもっとも邪悪で腐敗した大統領を倒すために、今は団結しなければならない」。このインタビューは、民主党大会の閉幕時に放送したものです。

    dailynews date: 
    2020/9/7(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 「私たちは99%」 ウォール街占拠の活動家で作家のデイビッド・グレイバー59歳で死去 本人の言葉を聞く

    評価の高い人類学者でアナーキストのデイビッド・グレイバーの訃報を受け、2011年の本人インタビューをお届けします。ニューヨークでオキュパイ運動家の野営が始まって2日後に、デモクラシー・ナウ!が放送したものです。グレイバーは、最初の「ウォール街を占拠せよ」の抗議運動の企画に一役買い、「私たちは99%」というスローガンを編み出したひとりとして認定されています。「現在のシステムは私たちを救おうとしない。、だから自分たちの力で救うのです」とグレイバーは言います。「できるだけ多くの人が公共の場所に野営して、そこに自分たちが住みたいと望む社会を再構築し始めるという試みなのです」。彼はまた、影響力のある本『負債 貨幣と暴力の5000年』(Debt: The First 5,000 Years)の中で論じている、負債の一斉免除の主張についても話しています。

    dailynews date: 
    2020/9/4(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 「死が投票にかけられている」チリのアジェンデ社会主義革命から50年 米国への教訓

    今日は、チリの社会主義者サルバドール・アジェンデが大統領に当選し、政治革命の歴史に重要な一頁を記してから50周年にあたります。アリエル・ドルフマンはチリ出身の米国人作家で人権擁護者、詩人で、アジェンデ政権の最後の数カ月に、大統領首席顧問の文化・報道担当の顧問を務めていました。「アジェンデの革命は平和革命であり、国の資源と未来のゆくえを国民の大多数の手に委ねようとするものでした」とドルフマンは言います。

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    2020/9/4(Fri)
    記事番号: 
    2
  • ファシズムはどこからやってくるか: トランプの「法と秩序」は無法と人種暴力と混乱の助長

    トランプ大統領が極右の陰謀論Qアノン(QAnon)を公然と受け入れ、「法と秩序」を推進する一方で、反人種差別の抗議者を標的にする彼の武装した信者を非難することを拒否しています。これについて、イェール大学の哲学教授でプロパガンダ研究者ジェイソン・スタンリーの話を聞きます。彼は『ファシズムはどこからやってくるか』(How Fascism Works: The Politics of Us and Them)の著者です。トランプ大統領は共和党全国大会(RNC)で明らかになったように、共和党内にリーダー崇拝カルトを築き上げ、在任中に米国を権威主義の方向に着実に移行させたとスタンリーは言います。「ファシズムとは国を取り戻すと主張する指導者を崇拝するカルトのことです。この指導者は、左翼の過激派、マイノリティ、移民が国を脅かしていると主張し、国民を救うことができるのは自分だけだ約束します。RNCで私たちが見たのは、指導者崇拝のカルトでした」。

    dailynews date: 
    2020/9/4(Fri)
    記事番号: 
    1

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