デイリーニュース

  • 「格差という組織的問題」:ルイジアナ州では、新型コロナウィルスの死者の70%が黒人

    ルイジアナ州は、米国で新型コロナウイルスの最悪の感染拡大に直面しています。新しいデータによると、黒人は同州の人口の32%でしかないにも関わらず、州全体のコロナウイルスによる死者の70%を占めています。ルイジアナ州はまた、人口に対する刑務所への入所者数の割合が国内で最も高く、拘置所や刑務所にいる人々の65%以上が黒人です。少なくとも28人が感染しており、22人の刑務官が陽性反応を示しています。州の矯正当局は、感染した囚人を、「アンゴラ」という名で知られる米国最大の重警備刑務所、「ルイジアナ州刑務所」に送り込んでいます。患者が入れられている「キャンプJ」は、同刑務所の中で、囚人への非人道的な扱いのため2018年に閉鎖された場所です。米国自由人権協会(ACLU) ルイジアナ支部は、州各地からの新型コロナウィルス(COVID-19)患者のアンゴラ刑務所への移送停止を求めて訴訟をおこしましたが、裁判官は、4月2日に要求を却下しました。ACLUルイジアナ支部の事務局長であるアラナ・オドムス・ハバートと、アンゴラ刑務所に44年間収容され、米国の囚人として史上最長の独房監禁を経験した、アルバート・ウッドフォックスに話を聞きます。彼の回想録は、Solitary: Unbroken by Four Decades in Solitary Confinement.

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    2020/4/8(Wed)
    記事番号: 
    2
  • ウィスコンシンの選挙についてジャーナリストが語る:共和党は権力を手放すまいとして人々を死に至らせている

    数ブロックにわたってのびる行列、数時間もの待機、そして防護服を着た投票所の職員。 コロナウイルスのパンデミックの最中、7日、勇敢にも投票に出向いたウィスコンシンの有権者が遭遇した場面です。投票所に出向いての投票がもたらす公衆衛生と安全へのリスクに対する抗議が高まっているにも関わらず、6日に州最高裁判所は、民主党のトニー・エバーズ知事が出した、選挙を6月まで延期するという決定を阻止しました。ウィスコンシン州では少なくとも92人が新型コロナウィルス(COVID-19)に感染して死亡しています。ウィスコンシンで最も多様性が高い都市ミルウォーキーでは、投票所の数が180ヶ所から5つにまで減らされました。長年のジャーナリストであり、ニューヨークタイムズ編集委員会のメンバーでもあるジェシー・ウェグマンに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2020/4/8(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 不平等がもたらす死:アレクサンドリア・オカシオ=コルテスが語るパンデミックの震源地中の震源地である黒人とラテン系コミュニティ

    新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による死者がアフリカ系米国人と移民コミュニティで急増していますが、ニューヨーク市の感染者のほぼ3分の1は、クイーンズ地区から出ています。クイーンズ地区は世界でも最も多様性の高い場所の一つですが、被害の最も大きな界隈の住民の多くは在留資格のない移民と労働者階級です。新型コロナウイルスの震源地中の震源地である町から選出された連邦下院議員アレクサンドリア・オカシオ=コルテスに、トランプ政権のパンデミックへ対応がいかに、「無能がもたらす死」、「科学否定がもたらす死」「不平等がもたらす死」の原因になっているかについて話を聞きます。

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    2020/4/7(Tue)
    記事番号: 
    2
  • アマゾン社が「このパンデミックから利益を得ている」一方で倉庫の作業員が安全な労働環境を求めてスト

    アマゾン社がストライキを主導した従業員の一人を解雇してから1週間しか経っていませんが、スタテン島の同じ倉庫の従業員たちが4月6日、危険な職場環境に抗議、パンデミックでオンライン注文が急増するなかで再びストを行いました。このストライキを組織することを助けた「NYよ、道をひらけ」(Make the Road New York)のまとめ役のリーダーであるアンヘレス・ソリスから最新情報を聞きます。ソリスは、この団体のニューヨーク市の「アマゾン社を超えて」(Beyond Amazon)連合の推進を支援しています。もしアマゾン社が従業員を守るためにさらなる手段を講じないのであれば、「彼らはこのパンデミックから利益を得ているだけでなく、長期化させることを助けていることになる」とソリスは言います。移民と低所得層コミュニティの間で組織されている救済組合と「NYよ、道をひらけ」の「新型コロナウイルス感染症緊急対応基金」(COVID-19 Emergency Response Fund)についても話します。

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    2020/4/7(Tue)
    記事番号: 
    1
  • セント・ジョン・ディバイン大聖堂がコロナでキリスト教原理主義グループと協力 司教が説明

    4月は世界中の信者たちが復活祭、過ぎ越しの祭り、ラマダンなどの準備を開始する月ですが、マンハッタンのセント・ジョン・ディバイン大聖堂はニューヨーク市と協力し、より多くのコロナウイルス患者が病院で治療を受けられるよう、聖堂内に非感染者用の400床を用意するとしています。しかし懸念もあります。ニューヨーク市がこの提携でキリスト教原理主義団体「サマリタンズ・パース」(Samaritan’s Purse)とも協力していることです。「サマリタンズ・パース」は、激しいイスラム嫌悪で知られ、反中絶、反LGBTQを掲げるフランクリン・グラハムがリーダーを務める団体です。「サマリタンズ・パース」は先週、マウント・サイナイ病院に収容しきれない患者を収容するため、セントラル・パークに野外病院を建設しました。ニューヨーク市長ビル・デブラシオは、「サマリタンズ・パース」が患者差別をしないよう監視する職員の派遣を約束しました。セント・ジョン・ディバイン大聖堂のクリフトン・ダニエル首席司教は、「彼らの価値観には同意できないが、援助は歓迎する」と述べました。「私たちの仕事は人々の命を救い助けることです。あなたが砂漠で渇きのために死にそうな時に、グラス一杯の水を差し出されたら、免許証を見せろなどと言わず、ただ感謝するでしょう」。

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    2020/4/6(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 「ここで死なせないでほしい」:刑務所内の感染率が急上昇 受刑者が釈放と保護を求める

    コロナウイルス危機のなか、ウイリアム・バー司法長官は4月3日、感染や重症リスクの高い連邦刑務所の受刑者を自宅監禁に変更するよう求める緊急指令を出しました。受刑者の釈放は少なくとも16の州が既に行っています。拘束されている人々への治療を見ていきます。ニューヨーク州では少なくとも受刑者24人の感染が確認されていますが、アンドリュー・クオモ知事は誰一人として釈放していません。一方ビル・デブラシオ市長は、ライカーズ島その他の市刑務所から約300人を釈放すると述べましたが、支援者たちはそれを遥かに上回る数の釈放を求めています。ライカーズ刑務所から4月4日の朝に釈放されたばかりのニューヨーク市立大学の大学院生ホセ・ディアスから詳しく聞きます。また、「高齢者を刑務所から釈放しろ」(Release Aging People in Prison)の責任者ホセ・サルダーナからも詳しく聞きます。

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    2020/4/6(Mon)
    記事番号: 
    2
  • パンデミックでも「12時間勤務5回で1枚のマスク」 ハーレム病院の看護師が感染防止の改善を要求

    ニューヨーク州の新型コロナウイルスによる死者が4千人を越える中、最前線で働く看護師など医療労働者が感染防止策の改善を求めています。ハーレム病院の外で行われているデモに参加しているサラ・ダウドと話します。ハーレム病院の内科・外科部門の正看護師で、COVID-19感染者の治療にあたっています。ニューヨーク州看護師労働組合のメンバーです。「傍観している時間はありません。既存の制度に大規模な改善を要求しなければなりません」とサラは言います。

    dailynews date: 
    2020/4/6(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 移民コミュニティを護れ:米国境の移民キャンプやICE収容施設で致命的なコロナ感染発生に懸念急増

    連邦議会のヒスパニック系議員団は、数千人の医療専門家と移民権グループと共に、新型コロナウイルス感染の拡大に鑑み、移民税関捜査局(ICE)がすべての囚人を移民収容施設から解放するよう求めました。一方、移民の権利擁護活動家たちは、コロナウィルス感染の拡大が壊滅的な結果をもたらす恐れがあるとして、メキシコ国境を越えて米国に亡命を希望する人々のための野営地の準備に取り組んでいます。トランプ政権が「メキシコ待機」政策を実施して以来、中央アメリカやアフリカのような地域から米国への亡命を希望する何万人もの人々がメキシコ国境の都市で立ち往生し、米国の裁判所で亡命申請が処理されるのを待っています。スエノス・シン・フロンテラス・デ・テハス(Sueños Sin Fronteras de Tejas)の創設者で事務局長のローラ・モリナーと話をします。この団体は、ラテーニクスや非白人女性が中心となって移民や亡命を希望する女性や子供、家族に支援を提供する共同体です。

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    2020/4/3(Fri)
    記事番号: 
    4
  • 台湾が新型コロナを封じ込めた秘訣:迅速な初動、テクノロジー、数百万枚のフェイスマスク

    台湾は、中国本土からわずか160キロメートルしか離れておらず、武漢発着の定期便もありますが、それにもかかわらず新型コロナウイルスの大流行の中で最悪の事態を回避することに成功しています。台湾ではこれまでに5人の死者が出ており、確認された感染者は350人以下にとどまっており、ほとんどの学校や企業は営業を続けています。台湾はどのようにこれを達成したのでしょうか? 「積極的な行動」と語るのは、台湾の国民健康保険改革タスクフォースの元プロジェクトマネージャー、ジェイソン・ワン医師です。彼は現在、政策・転帰・予防センターの所長を務め、スタンフォード大学の小児科および医学の准教授を務めています。台湾の戦略とそこから世界が何を学ぶことができるかについて聞きました。

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    2020/4/3(Fri)
    記事番号: 
    3
  • ウイルス感染の蔓延に伴い権威主義も拡大:フィリピンの外出禁止で暴力行使も辞さないドゥテルテ大統領

    フィリピンでは1日(水)、権威主義的なロドリゴ・ドゥテルテ大統領が、ルソン島に施行されている厳格な外出禁止令に珠雲民が抵抗した場合は、射殺するように兵士に命じたと語りました。この命令が出される前、マニラのケソンシティの貧民街の住民が抗議行動を行い、外出禁止が2週間以上前に始まったときに約束された食糧がとどいておらず、空腹だと訴えていました。フィリピンでは現在、新型コロナによる死者が136人、確認された感染者数は3,000人以上です。感染者の数が増えるにつれ、看護師や医師から個人用防護装備の大幅な不足が報告されています。フィリピンで感染者が急増する一方、インドネシアでは現在までに181人が亡くなり、アジアでは中国に次いで2番目に多い死者数となっています。シンガポール、香港、台湾では、新型コロナウイルスの封じ込めに成功しています。この地域の国々がコロナウイルスにどう対応しているか、『ボイス・アジア』(VICE Asia)の編集長ナターシャ・グティエレス(Natashya Gutierrez)に詳しく聞きます。

    dailynews date: 
    2020/4/3(Fri)
    記事番号: 
    2

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