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2014年8月14日(木)

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  • ミズーリ州ファーガソンでは、丸腰の十代の黒人少年マイケル・ブラウンを警察官が撃ち殺したことに対する抗議行動が5日目の夜を迎え、それに対する取締りに警察が催涙弾や手榴弾、発煙弾を発射するなど戦場さながらの光景が展開しました。8月13日には、少なくとも10人が逮捕され、そのなかにはデモの様子のビデオをオンラインにアップロードし、先日デモクラシー・ナウ! にも出演したセントルイス市会議員アントニオ・フレンチも含まれています。今回のデモの前に行われたデモに対し、警察は暴動鎮圧用装備の警官と、巨大な武装車両を送り出すなど、装備を固めて対応しています。13日には、ワシントン・ポスト紙とハフィントン・ポストのジャーナリストも逮捕されましたが、罪状なしで釈放されました。両ジャーナリストは、マクドナルドの支店から記事を配信していたところ勾留されました。ファーガソン警察は、ブラウンを射殺した警官の氏名発表は、安全を保証できない可能性があるとして拒否しています。またデモ参加者には、デモは日中のみ行うよう呼びかけています。セントルイスより、ファーガソンの町委員を務める民主党のパトリシア・バインズに話を聞きます。バインズは毎晩、街頭でのデモをツイッターで実況してきました。

  • 1年前の今日8月14日、エジプト軍は、カイロのラバ・アルアダウィヤ広場で座り込みデモをしていた人々に向け発砲しました。数万人の人々が、民主的に選出されたムハンマド・モルシ大統領追放に抗議して同広場に野営していました。その日1日の間に、エジプト軍により少なくとも817人が殺害され、それは後にラバ大虐殺として知られることになります。今回、ヒューマン・ライツ・ウォッチが新たな報告書を発表し、エジプトの行為は最悪の国際法違反のひとつ、人道に対する罪におそらくあたると結論しました。同報告書はこの虐殺を、中国で、武装していないデモ参加者者が虐殺された、悪名高い天安門広場の事件に匹敵するとしています。ヒューマン・ライツ・ウォッチ事務局長のケネス・ロスに話を聞きます。ロスは、中東部門代表のサラ・レア・ウィトソンと共に、今週はじめエジプトで同団体の調査結果を発表するため入国を試みましたが、拘束され追い返されてしまいました。また、つい最近裁判所により解散を言い渡された、ムスリム同胞団の政治組織である「自由と正義の党」(Freedon and Justice Party)所属の元エジプト国会議員のアブドゥル・マウグド・ダードリ博士にも話を聞きます。ダードリは政変後エジプトを離れ、現在は米国在住です。そしてカイロより、デモクラシー・ナウ! の特派員シャリフ・アブデル・クドゥースにも話を聞きます。
    画像クレジット:ヒューマン・ライツ・ウォッチ

  • 中米から米国に逃げてきた数百人の女性と子どもを収容するため、オバマ政権は新たに2ヵ所の家族用勾留センターを開設しました。これらの移民は母国での暴力から非難してきていると言われています。1月以来、国境付近で拘束された保護者のいない6万3000人の未成年の子どもたちのほとんどは、個々のケースが手続きされるあいだ、親戚の元に送られましたが、母親と共に発見された場合は、保釈なしの拘束がつづいています。ベッド600台の勾留センターは、テキサス州カーネス・シティでGEOグループ(GEO Group)が運営、8月はじめに開設され、報道によればすでに満員だといいます。デモクラシー・ナウ! のプロデューサー、レネ・フェルツが、ニューメキシコ州アーティジアの第二勾留センターを取材、環境は劣悪で、適正な移民手続きは行われず、彼らを支援する弁護士も動員されていません。「子どもたちは食事をしていませんでした。子どもたちはひどく弱っていました」と弁護士のメーガン・ジョーディは言います。「私が目にした子は全員、ひどく痩せていて、空虚な目つきをしていました」

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