デイリーニュース

  • ペンタゴンの御用「軍事専門家」:ニューヨークタイムズ記者デイビッド・バーストウ 米軍の戦争遂行メディアキャンペーンのスクープでピュリッツァー賞受賞

    2009年ピュリッツァー賞を受賞したニューヨークタイムズ記者デイビッド・バーストウのインタビューの初めての全米放送です。受賞記事は、国防総省がイラク開戦前から75人以上の退役米軍士官を雇い入れて軍事分析家としてテレビ出演させ、戦争遂行の宣伝活動を組織的に行なっていた、とスクープしたものです。5月5日になって国防総省の監察官局は、この報道を否定してきたこれまでの報告書には欠陥があったとしてこれを撤回したのです。
    dailynews date: 
    2009/5/8(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 鉄道から立ち上がった人々:いかにしてA・フィリップ・ランドルフとプルマン社のポーターらが公民権運動の道を開いたか

    9日は「列車の日(National Train Day)」でした。今年は米フィラデルフィアの30番街駅がイベントを主催し、1868年から1969年にかけて、プルマン社が運行していた豪華な寝台車で接客係として長時間勤務していたアフリカ系アメリカ人であるプルマン社のポーターたちをたたえました。プルマンのポーターたちは、米国の歴史で非常に大きな役割を果たしましたが、その功績はあまり知られていません。1925年、ポーターたちは、A・フィリップ・ランドルフのもとで初の黒人労働組合を結成しました。また、彼らは、公民権運動への道を開き、そして、米国に黒人の中流階級を生みだしたとされています。
    dailynews date: 
    2009/5/11(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 保守派の歴史学者アンドリュー・ベイセヴィッチ、オバマ政権のアフガニスタンでの戦争の激化と空軍攻撃の増大を警告

    米軍の空爆で100人以上のアフガニスタン住民が殺害されてから1週間も経たない10日、アフガニスタンのハミド・カルザイ大統領が民間人犠牲者の増大を激しく非難しているにもかかわらず、オバマ政権のジェームズ・ジョーンズ大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は、アフガニスタンでの空爆を継続すると述べました。元米陸軍大佐でボストン大学教授のアンドリュー・ベイセヴィッチ教授に、オバマ政権のアフガニスタンとパキスタンでの計画がむしろ逆効果となっている理由について聞きました。
    dailynews date: 
    2009/5/11(Mon)
    記事番号: 
    1
  • ダグ・ピーコックが語る著書Walking It Off: A Veteran’s Chronicle of War and Wilderness (『放棄:退役軍人の戦争と荒野の年代記』)

    自然主義者で冒険家、作家のダグ・ピーコックが、ベトナム戦争、ハイイロ熊たちが彼の命を救った理由、原野、作家の故エドワード・アビーとの友情などについて語ります。アビーの作品の登場人物のうちで一番有名な『爆破 モンキーレンチギャング』のヘイデュークは、部分的にダグ・ピーコックがモデルとなっています。
    dailynews date: 
    2009/5/12(Tue)
    記事番号: 
    2
  • モンタナ州リビーのアスベスト訴訟でW.R.グレース社に無罪判決

    モンタナ州の連邦陪審は5月8 日、危険と知りながらモンタナ州リビーの鉱山労働者と住人をアスベスト汚染にさらし、さらにそのことを隠蔽した罪に問われていたW.R.グレース社と3人の元幹部に無罪を宣告しました。政府はこの問題を米国最大の環境災害と呼んでいます。W.R. グレース社のバーミキュライト鉱山から出る、アスベストを含む鉱石にさらされて、これまでにリビーの数百人の鉱山労働者と住人が死亡し、1200人以上が癌や肺病を患いました。
    dailynews date: 
    2009/5/12(Tue)
    記事番号: 
    1
  • ハワード・ジン「オバマがマーティン・ルーサー・キング牧師の声を聴いてくれたら」

    伝説的歴史家ハワード・ジンが登場して戦争と拷問、歴史を教えることについて話してくれます。ジンはオバマについて、もしオバマがキング牧師の教訓に耳を傾けていたら、彼は米軍の海外での攻撃をエスカレートさせることも、米軍の予算を増大させることもないのにと話します。この放送ではまた公開近いドキュメンタリー映画The People Speak(『民衆は語る』)の一部をお見せしましょう。このドキュメンタリーではジンの古典的名著『民衆のアメリカ史』および 歴史的人物たちの直の言葉を集めた Voices of a People's History of the United States(『民衆のアメリカ史の声』)を著名な俳優たちが読み上げています。
    dailynews date: 
    2009/5/13(Wed)
    記事番号: 
    2
  • ボーカス議員のローカス(ギシギシ)なコーカス(公聴会): 医療保険をめぐる上院公聴会で単独支払い皆保険排除に反対の医者や看護師をまた逮捕

    大半のアメリカ国民が支持している医療保険制度である単独支払い皆保険(シングルペイヤー・システム:国が単一の支払い元となって運営する公的医療保険制度)の推進者たちが、医療保険制度改革の検討対象から同方式が排除されていることに抗議を続けています。5月12日にはマックス・ボーカス議員率いる上院財政委員会の公聴会が開かれましたが、そこでも抗議の5人の医師と看護師たちが逮捕されました。これでこの1週間足らずに13人が逮捕されたことになります。逮捕された「シングルペイヤー・アクション」の創設者ラッセル・マカイバーと「国民健康保険のための医師会」(Physicians for a National Health Program)のマーガレット・フラワーズ医師に話を聞きます。
    dailynews date: 
    2009/5/13(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 『雑食動物のジレンマ』の著者マイケル・ポーラン、食品購入に新アドバイス:「広告で目にした食品は一切買うな」

    マイケル・ポーランは、食の問題に関して、米国を代表する作家兼批評家の一人です。ポーランは、『欲望の植物誌』、The Omnivore’s Dilemma(『雑食動物のジレンマ』)、最近著の In Defense of Food: An Eater’s Manifesto(『食を守れ‐食べる人宣言』)など食に関する多くの著作を出しています。ポーランは、彼が呼ぶところの食品産業による「持続可能性」概念の読み替えの手口や、膨大に費やされている広告費を考えると、広告されている食品についてはどんなものでも警戒が必要だと言います。

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    2009/5/14(Thu)
    記事番号: 
    4
  • 黒子に徹したチェイニー前米副大統領、自らの監視下で行われた拷問を弁護し脚光を浴びる

    在任中は公式な発言の場にほとんど登場しないことで知られたディック・チェイニー前米副大統領ですが、ここ数ヶ月間、テレビやラジオに登場し、外国人拘束者に対するブッシュ前政権の拷問を弁護しています。5月の第二週目には、強力な尋問手法を拷問と見る見方を否定し、それによって実効的な情報を得ることが出来たと主張。議会での宣誓証言も辞さないと示唆しました。
    dailynews date: 
    2009/5/14(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 人権調査員で弁護士のジョン・シフトン、拷問調査は、推定100人の囚人の死亡にも焦点をあてるべきだと主張

    民間調査員で法律家、法律事務所と人権団体のために調査を行う団体ワン・ワールド・リサーチ代表のジョン・シフトンに、拷問に関する米上院公聴会に対する感想を聞きます。シフトンは、CIAの尋問および拘束プログラムについての大規模な調査を行いました。ブッシュ前政権による拷問と特例拘置引き渡しの調査には、米国が拘束していた100人の囚人の殺害も含むべきだとシフトンは主張しています。
    dailynews date: 
    2009/5/14(Thu)
    記事番号: 
    2

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