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2014年2月11日(火)

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  • ジョージ・W・ブッシュ政権の令状なしの監視プログラムが明らかになってから約10年、内部告発者エドワード・スノーデンによる暴露をきっかけに、政府による無差別監視の問題が再び世界中で騒動を巻き起こしています。国家安全保障局(NSA)の文書の漏えいによって、電話の通話記録からテキスト・メッセージ、ソーシャル・メディア、Eメール、また気候会議での通達から各国の政府代表部、各国元首の内部連絡にいたる、地球を覆おう巨大な監視装置があることが発覚しました。プライバシー保護を訴える活動家らは、2月11日、「大規模監視に対して我々が反撃する日」(The Day We Fight Back Against Mass Surveillance)という、これまでで最大級のオンライン行動を展開しました。数千のウェブサイトが声をそろえ、ネットミーム(ネット上の口コミ)を投稿したり、ソーシャル・メディアのプロフィール画像を運動の要求を表すシンボルマークに変えたり、また自分の州を代表する議員に監視改革法を通過させるよう要求するなどの手段を持って反撃しようと呼びかけるバナーを表示しています。この活動は、インターネットの自由なアクセスを求める活動家であった故アーロン・シュワルツからヒントを得たものです。彼は2012年1月、議会で討議中の2つの法案、「オンライン海賊行為禁止法」(Stop Online Piracy Act:SOPA)と「知的財産保護法案」 ( PROTECT IP Act: PIPA)、に抗議する8000以上のウェブサイトの12時間サービス停止行動に尽力し、今回の行動の前例を作りました。そのときの抗議の影響で、この2つの法案は委員会で成立しませんでした。電子フロンティア財団の活動代表で、「報道の自由財団」(Freedom of the Press Foundation)の共同設立者であるレイニー・ライトマンに現在の世界的活動について話を聞きます。

  • 地球の歴史の中で、これまでに5回の大規模絶滅がありました。最後のものは6500万年前で、マンハッタンの半分のサイズの小惑星が地球に衝突し、恐竜を絶滅させ、白亜紀が終わりを遂げました。科学者らは、我々は現在6回目の絶滅に直面しており、全生物種の最大50%が今世紀末までに姿を消す危険があると言っています。しかし、これまでの絶滅とは違い、今回の絶滅の直接の原因は我々、つまり人間が引き起こした気候変動です。The Sixth Extinction: An Unnatural History(『6回目の絶滅:不自然な歴史』)の中で、ジャーナリストのエリザベス・コルバートは、数百万年前に起こった大規模な「絶滅」と、現在私たちの目の前で展開しているそれを記録するために4つの大陸を訪れています。コルバートは、化石燃料の消費、海洋の酸性化、大気汚染、森林伐採、強制移住といった人間の活動が、あらゆる種類の生命体をいかに脅かしているかを検証しています。「すべての造礁サンゴの3分1、すべての淡水軟体動物の3分の1、サメとエイの3分の1、すべての哺乳類の4分の1、すべての爬虫類の5分の1、そしてすべての鳥類の6分の1が忘れ去られる状況に向かっていると予測されています」と、コルバートは記しています。「こうした絶滅は、南太平洋、北大西洋、北極、サヘル(サハラ砂漠の南縁)、湖、島、山頂、渓谷など、いたるところで起きています」。

  • ニュージャージー州のクリス・クリスティ知事の「ブリッジゲート」スキャンダルは、この事件を捜査している州議会委員会が、さらに18の令状を出したことで新たな展開を見せました。令状の一つは、同州の警察航空隊長宛です。彼は、デビッド・ウィルドスタインが2013年9月に行われたジョージ・ワシントン橋へ繋がる車線の4日間の閉鎖を視察したいずれかの日程に、クリスティーがウィルドスタインとヘリコプターに同乗していたかどうかについての詳細を証言できるかもしれません。ウィルドスタインはクリスティーによって任命された、ニュージャージー港湾局の責任者でした。車線が閉鎖された3日目に撮影された写真には、クリスティがウィルドスタインや同局の側近らと共に歩いている姿が写っています。クリスティは、スキャンダルが発覚した1月に初めて閉鎖のことを知ったと言い、閉鎖が起こったときには何も知らなかったと言っています。しかし、ウィルドスタインは2月第1週、クリスティの公式声明に反して、クリスティが当時そのことを知っていた「証拠がある」と述べました。ニューヨーカー誌への新記事「赤信号」(『Red Light』)で、ニュージャージー港湾局が、かつての進歩的な州政府の実験的試みから、クリスティの忠臣たちが巣食うご褒美役職役所になってしまった経緯を検証した、エリザベス・コルバートから話を聞きます。

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