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2014年2月6日(木)

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  • 「オバマケアで雇用が減る」。米連邦議会予算事務局(CBO)による「医療費負担適正化法」(Affordable Care Ac)報告書が公開され、2月第2週、この言葉が各メディアに溢れました。しかしCBO報告書は本当はどの様なことを言っているのか? 報告書は実際にはいい知らせを運んできたにもかかわらず、中傷を目的とした人々によって誤った解釈がなされていると話す、ピュリッツァー賞受賞者、ロサンゼルス・タイムス紙のコラムニスト、マイケル・ヒルツィックに話を聞きましょう。ヒルツィックが言っているのは、オバマケアに欠点がないということではありません。そしてその欠点は、単一支払い者保険制度によって解消されると彼は主張します。

  • 新著The Empire of Necessity: Slavery, Freedom and Deception in the New World(『必然の帝国:新世界の奴隷制度、自由、そして欺瞞』)のなかで、高い評価を受ける歴史家グレッグ・グランディンは、国境を越えた奴隷貿易が、現代社会にも影響するような大きな経済、社会、政治的変化を起こすことで以下に世界を変えたかを検証しています。グランディンは、1805年に実際に「トライアル」(Tryal)という船の上で起こった奴隷蜂起の物語について話してくれます。この蜂起では、西アフリカ出身の男女が船を占拠しました。この奴隷蜂起に着想を得たハーマン・メルビルは短編「ベニト・セレノ」を書きましたが、これはフランクリン・デラーノ・ルーズベルト大統領の遠縁にあたる、デラーノ船長の回想記を基にしています。グランディンは今回、劇的なこの事件を使い、奴隷制は、貿易から保険、テクノロジー、宗教から医学に至るまで、4世紀続く世界的発展の「はずみ車」だったと説明します。ニューヨーク大学のラテンアメリカ史の教授であるグランディンの著書には、ピュリッツァー賞歴史部門の最終候補ともなったFordlandia(『フォードランディア』)があります。

  • 歴史家でラテンアメリカを専門とするグレッグ・グランディンが、ラテンアメリカの最近の2つの選挙を歴史的影響も含めて振り返ります。その正統性が争われている選挙で負けたものの、マニュエル・セラヤ元大統領の「自由と再建党」(LIBRE)は、同国国会で新たに議席を増やしたことで、伝統的なホンジュラスの政治バランスを変えた、とグランディンは言います。一方エルサルバドルでは、元反政府組織「ファラブンド・マルティ民族解放戦線」(FMLN)の元指揮官サルバドール・サンチェス・セレンが、過半数に僅かに届かなかったため来月予定されている大統領選決選投票で、勝利すると予想されています。サンチェス・セレンは、マウリシオ・フネス大統領の後任を目指して出馬しましたが、当選すれば何十年にもわたる右翼政権支配を経て、初めてFMLN党の大統領が2代続くことになります。

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