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2014年1月15日(水)

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  • 本日のデモクラシー・ナウ!は、3日間にわたる東京からの特別放送の第1日目です。日本と近隣諸国にとって重大なこの時期、安倍晋三首相の右寄りな政治的変化について取り上げます。自民党の党首として1年程前に再選を果たした安部首相は、国粋主義的思想を持ち原発政策を積極的に推し進める政治家として知られています。12月には靖国神社を参拝し国内外で物議を醸しました。戦死した日本兵を祀る靖国神社には、第二次世界大戦後、国際軍事法廷で裁かれたA級戦犯も祀られているからです。この参拝は中国と韓国を激怒させました。両国は靖国神社を日本の軍国主義の象徴とみなし、日本の首相がそれを参拝することは20世紀前半に日本が犯した残虐行為の償いを拒否するものだと主張しています。日本の原発推進へのシフトと高まる国粋主義について上智大学教授でグローバル・コンサーン研究所の中野晃一教授に話を聞きます。

  • 日本は世界史上最大の原子力による大参事から3周忌を迎えようとしています。2011年3月11日、マグニチュード9の大地震が東日本を直撃し破壊的な津波が沿岸を襲いました。二重の天災が東京電力の福島第一原子力発電所のメルトダウンを引き起こし、発電所から放出された放射能から逃れるため、31万5千人もの人々が避難を余儀なくされました。この福島の惨事から3年、何十万人もの国民が原子力発電に反対して街頭デモを続けています。3年後の今も、高い放射性物質が漏出し、福島での除染と原発の廃炉に向けた取り組みは困難を極めています。そしてこの取組みも管理の欠落と労働力不足で思うように進んでいません。ロイターによると、原発事故現場での労働者不足を補うため、ホームレスの人々が職業斡旋者の格好の餌食にされているという事です。この大参事の後、日本はほとんどの原子力発電所やそれに関連する事業を停止していました。しかし、安倍晋三率いる自民党は、政権を取ってからたった1週間後の2012年の12月、日本を原子力に頼らないという公約を方向転換しました。経済産業省は本日、福島での参事を引き起こした東京電力の再建計画を認定すると発表しました。東電の事業再建は今回で2回目となります。本日は、長年日本で特派員を勤めるディビット・マクニールに話を聞きます。マクニールはロンドンのインディペンデント紙、「ザ・クロニクル・オブ・ハイアー・エデュケイション」などに寄稿しています。彼は、「雨にも負けず:日本の地震、津波、福島原子力惨事を生き抜く」(Strong in the Rain: Surviving Japan’s Earthquake, Tsunami, and Fukushima Nuclear Disaster)」の共著者でもあります。

  • 続いては、原発施設があった福島県双葉町の元住民についてのドキュメンタリー映画と、2011年の福島第一原発事故の影響を見て行きます。このドキュメンタリー、『フタバから遠く離れて NUCLEAR NATION』は、災害の起こった年から廃屋になった東京近郊(埼玉県)の学校に移り住み、共同生活をする双葉町住民を記録した映画です。多くが失った家族や家を嘆き悲しみ、放射線被曝の影響を心配しています。本日は船橋敦監督を迎え、映画の抜粋を見ながら話しを聞きます。

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