デイリーニュース

  • 『コンフィデンス・メン』著者ロン・サスキンド 金融危機に関するオバマ政権の否定に反論

    経済危機に関するオバマ政権の失敗とその初期対応について辛辣な描写をしている衝撃的な新著が、ホワイトハウス内外の高官たちから厳しい反論に遭っています。その新著"Confidence Men: Wall Street, Washington, and the Education of a President"(『コンフィデンス・メン:ウォールストリート、ワシントン、大統領の教育』)の著者、ベテラン・ジャーナリストのロン・サスキンドに話を聞きます。本書の中で彼は、米財務長官ティム・ガイトナーが2009年3月の主要銀行再編に際し、借金まみれだった銀行最大手シティグループの解体を検討せよとしたオバマ大統領からの命令を無視していたと記したのです。サスキンドは、このシティグループの件はオバマ大統領の権威が「彼の熟練顧問たちによって組織的に弱められ制限された」いくつかの事件の1つだったと話します。オバマ政権の現役スタッフや元スタッフばかりか大統領自身も含む200人以上からのインタビューを基にしたこの本で、サスキンドはまたホワイトハウスは女性にじつに冷淡な職場であるとも記しています。

    dailynews date: 
    2011/9/23(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 国連の国家承認の努力はパレスチナの苦闘を解決に向かわせるのか後退させるのか?

    パレスチナ自治政府大統領マフムード・アッバスは米国とイスラエルの脅しにもめげずに国連にパレスチナの国家承認を申請する予定です。新しいイスラエル・パレスチナ合同世論調査を見ると、パレスチナ国家承認に関するオバマ政権の態度は、イスラエル国民の大多数の意見よりも厳しいものです。69%ものイスラエル国民が、イスラエル政府は国連による独立パレスチナ国家承認を受け入れるべきだとしているのです。調査はまた、占領地区に住むパレスチナ人の83%がこの国家承認の努力を支持していることも明らかにしています。支持者たちはこれを、イスラエル占領を終わらせ中東に平和をもたらすための、苦闘の中の一歩前進だとして歓迎しているのですが、批判者たちはこれを、パレスチナ政府が権力にしがみつくための策略でパレスチナ難民たちの権利を損なうものだと言っているのです。2人の指導的なパレスチナ人研究者に討論してもらいます。アリ・アブニマーはウェブサイト「Electronic Intifada(エレクトロニック・インティファーダ)」の共同創設者で"One Country: A Bold Proposal to End the Israeli-Palestinian

    dailynews date: 
    2011/9/23(Fri)
    記事番号: 
    1
  • イランの米国人ハイカー釈放 すべての政治囚の自由を訴える

    スパイと不法入国の容疑でイランの刑務所に2年間以上収監されていた米国人ハイカーのジョシュ・ファタルとシェーン・バウアーが、21日、釈放されました。 この1週間、イランの裁判所とイラン大統領のマフムード・アフマディーネジャード の声明が食い違っていましたが、2人はようやく保釈され、スイスの外交官に引き渡されました。 出国した2人は、オマーンに向かい、そこで家族との喜びの再会となりました。 イランで行われた短い記者会見で、バウアーは、「監獄での2年間はあまりにも長かった。米国とイラン両国で不当に拘束されている政治犯、その他の囚人たちの自由を心から望みます」と述べました。 オバマ大統領はニュースを歓迎し、ハイカーたちの釈放の交渉を支援したオマーンとイラクの首脳、ならびに、その在テヘラン大使館が、イランで米国の代理人を勤めているスイス政府に感謝の意を表しました。 アナリストの中には、国連総会で本日、世界に向けて演説する予定のアフマディーネジャードが、寛大なイメージを与えようともくろんだと勘ぐる向きもあります。 バウアーとファタルは、サラ・ショウルドと共に、2009年7月にイランとイラクの国境周辺でハイキング中に逮捕されました。 バウアーはフリーランスのジャーナリストで、デモクラシー・ナウ!はじめいくつかのメディアに記事を送っていました。 ファタルは、環境活動家です。

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    2011/9/22(Thu)
    記事番号: 
    2
  • デモクラシー・ナウ! 特別レポート:トロイ・デイビスの処刑 ジョージア州は無実の罪で人を殺したのか?

    トロイ・アンソニー・デイビスは、有罪判決に対するさまざまな疑念があるにもかかわらず、ジョージア州が行った薬物注射による死刑執行で米東部時間9月21日午後11時8分に死亡しました。 死刑は、連邦最高裁判所が中止要請を却下した直後に執行されました。 トロイ・デービスを支援する数百人が終日祈りをこめて集会を行ったジョージア州ジャクソンの刑務所の敷地内から、処刑当夜の実況中継をし続けたニュース番組は、デモクラシー・ナウ!だけでした。 一夜明けた今日22日、トロイ・デイビスの姉のマルティナ・コレイア、ヒップホップ・アーティストのビッグ・ボイ、 NAACP (全米黒人地位向上協会)のベンジャミン・ジェラス、NAACPジョージア支部のエド・デュボース、トロイ・デイビスの弁護団の2人に話を聞きます。 また、処刑の立会人となったジャーナリストのジョン・ルイスも登場します。ルイスによれば、 「デイビスは、殺害された警官マーク・マクフェイルの家族に、お悔やみの言葉を述べると共に、彼らの息子、父親、兄弟の命を奪ったのは、自分ではないと述べました。 また、事件をもっと掘り下げて、真実を究明してほしいと語りました。 次に、刑務所職員に向かい、『私の命を奪うことになる皆さん、神が皆さんの魂に哀れみをかけますように』と、言いました。

    dailynews date: 
    2011/9/22(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 「トロイ・デイビスよ、私も君と同じ立場にいた」:元死刑囚 命を奪われる寸前だった制度と戦う

    ジョージア州の死刑囚トロイ・アンソニー・デイビスの処刑を停止させる最後の最後の努力が続けられる中、ここでは私たちは釈放された2人の元死刑囚たちに話を聞きます。ダービー・ティリスは10年後に新しい証拠が発見され1987年に自由の身になりました。それから14年後、ティリスは「無罪」として恩赦を受けたのです。彼は死刑を待つ身から一転して無罪となった最初の死刑囚の1人となりました。もう1人、ローレンス・ヘイズにも登場してもらいます。彼は1972年に米国最高裁が死刑執行を一時停止にする以前の、ニューヨーク州での死刑囚でした。ヘイズは20年収監された後、1991年に恩赦を受け、以来、死刑制度反対のスポークスマンを務めています。

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    2011/9/21(Wed)
    記事番号: 
    3
  • 家族を2度までも殺人事件で失った悲嘆の父親 トロイ・デイビスの恩赦を求める被害者遺族に合流

    トロイ・アンソニー・デイビスの処刑停止を求めるキャンペーンが様々な人々のグループを1つにまとめています。その中には殺人事件によって人生を大きく変えられた人々もたくさん含まれています。29年前、アトランタに住むジョン・スターバックは殺人事件で祖父を失いました。運命はさらに恐ろしく思いがけない方向に進み、それから何十年もたった2005年、彼の娘であるミレイア・ウィリス=スターバックが殺害されたのです。極限の悲劇に直面したスターバックは、いま多くの時間を「修復的正義」の普及に費やしています。これは和解や許しを通して心を癒す手法です。彼は「和解のための殺人事件被害者遺族の会」(Murder Victims’ Families for Reconciliation)と、「死刑以外の方法を考えるジョージア人の会」(Georgians For Alternatives to the Death Penalty)の会員です。先週、スターバックは110人の殺人事件被害者遺族が署名した書簡をジョージア州恩赦仮釈放委員会へ送付するのに助力し、同委員会にデイビスへの恩赦を求めています。ジョン・スターバックがアムネスティ・インターナショナルUSAの事務局長ラリー・コックスとともに番組に登場してくれます。

    dailynews date: 
    2011/9/21(Wed)
    記事番号: 
    2
  • トロイ・デイビスの運命 予断を許さず 支持者たちは執行直前まで処刑停止を探る

    ジョージア州は米国で近年最も注目を集めている刑執行の一つ、トロイ・アンソニー・デイビスの死刑執行を準備しています。デイビスの処刑は米東部時間で今日午後7時、薬物注射により行われる予定です。ジョージア州の恩赦仮釈放委員会が恩赦を却下したその翌日ということになります。デモクラシー・ナウ!は本日同午後6時から8時にかけてジョージア州ジャクソンの刑務所前から特別放送を行います。デイビスは、1989年の非番の白人警官マーク・マクフェイル殺害事件で有罪判決を受けました。それ以来、9人の証人のうち7人が証言を撤回し、デイビスと事件現場を結び付ける物的証拠はありません。新たな展開として、デイビスは本日、州刑務当局と恩赦委員会に対し、自分をウソ発見器にかけてくれるよう許可してくれと願い出ました。デイビスの支持者の何人かはいま、死刑執行が予定されているジョージア州刑務所に勤務する人々に対しゼネストあるいは「病欠スト」を行うよう呼びかけています。アムネスティ・インターナショナルUSAの事務局長ラリー・コックスと、全米有色人種地位向上協会(NAACP)の刑事司法部長ロバート・ルックスに話を聞きます。「私は30年以上にわたって死刑問題に取り組んできました 」とコックスは言います。

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    2011/9/21(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 米裁判所がアマゾン汚染に対するシェブロン社の責任を問うエクアドル裁判所を支持

    米控訴裁判所は、石油大手シェブロン社はアマゾンの熱帯雨林の大規模汚染に対する180億ドルの罰金を回避することはできないと判決を下しました。アマゾンの住人らは2011年初めにエクアドルの裁判所で損害賠償を勝ち取りましたが、シェブロン社はこの決定について上訴すると述べています。今回の判決は、エクアドルと米国だけでなくオランダのハーグの裁判所でも争われた、この複雑な18年間にわたる法廷闘争の最新状況です。シェブロン社を訴えているアマゾン住人らと密接に関わっている人権団体アマゾン・ウォッチの事務局長アトッサ・ソルターニから話を聞きます。クリントン・グローバル・イニシアティブ(Clinton Global Initiative)と国連総会という二大集会と合わせてアマゾンでの環境問題に注目を集めるため、彼女は今週ニューヨークに滞在しています。

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    2011/9/20(Tue)
    記事番号: 
    4
  • 米軍の同性愛公言禁止政策「聞いてもいけない、言ってもいけない」が撤廃

    「聞いてもいけない、言ってもいけない」(Don't Ask, Don't Tell)政策はもうありません。米軍の長年にわたる同性愛公言禁止政策が、9月20日の東部時間の深夜12:01に公式に失効しました。議会は2010年に同禁止政策の撤廃を可決しましたが、オバマ大統領はその執行を軍指導部の承認が得られるまで延期していました。米国防総省は同禁止政策を施行することはもうないとし、これで同性愛者は公然と入隊できることになります。「聞いてもいけない、言ってもいけない」政策に反対する人々の声を長年紹介してきた当番組からの抜粋を放送します。この中には、同禁止政策の下で除隊処分になった、陸軍士官学校の卒業生でイラク戦争の退役軍人ダン・チョイ中尉も含まれています。How We Won: Progressive Lessons from the Repeal of ’Don’t Ask, Don’t Tell(『我々はどうやって勝利を勝ち取ったか:聞いてもいけない、言ってもいけない政策撤廃から学ぶ進歩的なレッスン』)の著者であるアーロン・ベルキンからも話を聞きます。軍関係者にとってのこの勝利の影響についてベルキンは「現場の軍隊にとっての大きな違いは、解雇されることなく“自分はゲイだ”という言葉を発せるようになったということだけです」と言います。

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    2011/9/20(Tue)
    記事番号: 
    3
  • ジェシー・ジャクソン師が語る富俗層への増税、「ウォールストリートを占拠せよ」抗議デモ、パレスチナの国連加盟申請

    オバマ大統領は9月19日、財政赤字削減案の一環として富俗層への増税を提案し、同案を“階級闘争”と呼ぶ反対派に対応しました。6人に1人の米国人が貧困生活を送っているにもかかわらず、共和党はこの増税を阻止することを明言しています。ジェシー・ジャクソン師に、オバマの計画がメディケアとメディケイド(低所得者向け医療保険)削減をも含む理由について話を聞きます。「その結論に行き着く前にまず、どこに金があるのか、一体金はどこにあるのか追求するべきだ」とジャクソンは言います。「金は4つの戦争に注ぎ込まれている。金は課税分を払わない企業の中にある。金は銀行の中にある」。ジャクソンは、現在ニューヨーク市で抗議活動中の「ウォールストリートを占拠せよ(Occupy
    Wall Street)」を支持すると言います。現在保留中の、ラルフ・ネーダーによる予備選でのオバマへの対抗者擁立と、パレスチナの国連加盟申請決議についても話を聞きます。

    dailynews date: 
    2011/9/20(Tue)
    記事番号: 
    2

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