デイリーニュース

  • 殺害されたカンザス州の中絶医ジョージ・ティラーの遺志を継ぎリプロダクティブ・ライツ(性と生殖に関する女性の自己決定権)の闘いを続ける同僚たち

    家族計画連盟への助成打ち切りを狙った法律の影響が及ぶのを連邦判事が阻止しました。同判事は、カンザス州に対し、家族計画に関する州助成制度を再導入して、あるクリニックに助成金を支払うよう命じました。そのクリニックは、助成停止を目的にした法律の「巻き添え被害」により閉鎖を余儀なくされる恐れがあり、閉鎖すれば大半が低所得層である患者650人が生殖医療へのアクセスを失うと申し立てていました。家族計画連盟カンザス支部、ミズーリ中部支部、独立系クリニックであるドッジシティ・クリニックは、現行の法律に挑戦して行く構えです。この法律は、州がタイトルX 助成金(Title X funds)を、保健所と病院に優先的に配分することを規定しており、これにより家族計画を専門とするクリニックには助成金が配分されないことになります。これがカンザス州の最新の経過です。カンザス州は、中絶をうける権利の確固たる支持者であったジョージ・ティラー医師が殺害された州です。ティラー医師が殺害された2009年以前、8年間ティラー医師と共に働いた「女性トラスト財団PAC」の創立者兼代表ジュリー・バークハートに聞きます。同財団は女性の生殖医療へのアクセスとサービス提供者である医師の権利を擁護する団体です。

    dailynews date: 
    2011/10/19(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 元金融監督官ウィリアム・ブラック: 「ウォール街を占拠せよ」はホワイトカラーによる詐欺への反撃

    ミズーリ州カンザスシティから公開放送です。ホワイトカラー犯罪の研究者、元金融監督官であり、The Best Way to Rob a Bank is to Own One(『銀行強盗をするには銀行を所有することが最善の方法』)の著者ウィリアム・ブラックがゲストです。彼は現在ミズーリ大学カンザスシティ校で経済学と法学を教えていて、最近「カンザスシティを占拠せよ」に参加したばかりです。「米国全土だけでなく全世界で行なわれている占拠運動を見れば、そこに一貫したテーマが発展してきたことがわかるでしょう」とブラックは言います。「そこに含まれるのは、全体にとって危険な機関、すなわちオバマ政権が時限爆弾だという銀行大手20行を何とかしなくてはならないということ。そのうち1行でも破綻すれば、たちまちグローバル金融危機が再来します。これほど大きな機関を持つ必要はまったくないのですから何とかすべきです。説明責任もテーマの1つです。重罪犯罪人は刑に処すべきです。・・・そして雇用の即時創出、住宅差し押さえ危機への対処、この4つが占拠運動に共通してみられるテーマです。・・・立派な趣意書をもつことは徐々に必要ではなくなり、広範なコンセンサスの拡大を見ることになるでしょう」

    dailynews date: 
    2011/10/19(Wed)
    記事番号: 
    1
  • ノーム・チョムスキーが語るイスラエルとパレスチナの捕虜交換、イエメンでの米国の暗殺行為

    マサチューセッツ工科大学の名誉教授で、世界的に有名な言語学者で政治的反体制派のノーム・チョムスキーが10月17日夜、ニューヨーク市のバーナード・カレッジで、イスラエルとハマスが歴史的な捕虜交換で合意する数時間前に、イスラエルとパレスチナ紛争について語りました。「[イスラエル兵のギラド・シャリート]は、ずっと前に解放されるべきだったと思います。しかし、今回の顛末からは何かが欠けている。パレスチナ人女性たちの姿はないし、解放されるパレスチナの囚人たちはどうなのか、彼らがどこから来たのかといった話については何も論じられていないのです」とチョムスキーは言います。「それについては言うべきことがたくさんあります。例えば、2007年に米国と欧州連合とイスラエルがアラブ世界で唯一の自由選挙による議会を解散させることを決めたときにイスラエルによって誘拐され投獄されたパレスチナ人選出議員らが今回の解放に含まれるのかどうかといったことを我々は知らないし、少なくともニューヨークタイムズ紙には書かれていません」。チョムスキーはまた、米国出身のアンワル・アウラキ師がイエメンで最近米国によって暗殺されたことについても語ります。「もともとそれほど大勢いなかった批判者ですが、そのほぼ全員が、アウラキはアメリカ市民だったという理由をあげて、今回の暗殺を批判したり、承認したりしています」とチョムスキーは言います。

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    2011/10/18(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 独占ビデオ報告 新しいリビア:カダフィの42年間の支配から脱しつつある国が直面している問題

    米国務長官ヒラリー・クリントンは10月18日、リビアの首都トリポリを予告なしで訪問しました。クリントンは、リビアの国民評議会(NTC)の高官らと会談する予定です。クリントンが訪問したのは、NATOが支援する、NTC派の部隊がムアンマル・カダフィ大佐の最後に残った拠点の一つであるバニワリードをほぼ掌握したと明らかにした1日後のことでした。民衆蜂起開始から8ヶ月、リビアは不確実な未来に直面しています。42年間のカダフィ支配の後で、同政権の下で長く抑圧されてきたリビア国民は公然と声を上げています。しかし、カダフィを根強く批判してきた人たちでさえ、前途は多難であると述べています。リビア国内からの独占レポートで、デモクラシー・ナウ!の特派員アンジャリ・カマトと、ビック・ノイズ・フィルムズのジャッキー・ソーヘンが、リビア人元亡命者ら、リビア人人権活動活動家ら、NTCの議長ムスタファ・アブドルジャリル、反乱軍によって拘束された囚人らなどから話を聞きます。

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    2011/10/18(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 解放された米国人ハイカー 「オークランドを占拠せよ」で演説 カリフォルニアの囚人らのハンガーストライキ支持を表明

    イランでかつて拘束されていた3人の米国人ハイカー、シェーン・バウアー、ジョシュ・ファタル、サラ・ショウルが、バウアーとファタルが刑務所から解放されてから1ヶ月足らずの10月17日、「オークランドを占拠せよ(Occupy Oakland)」運動の現場を電撃訪問しました。3人は2009年7月にイラン・イラク国境付近でハイキングをしていたときに逮捕されました。ショウルは2010年に解放されました。3人のハイカーたちは10月17日、「オークランドを占拠せよ」運動の場で、熱狂的な支持者たちによって歓迎されました。「一連の占拠活動はちょうど私たちが解放されたときにニューヨークで始まっていて、少しづつ耳に入ってきました。でもこの町[オークランド]に帰って来るまでは、この活動が重大なものだという実感はわきませんでした」とバウアーは言います。「この活動は重要です。そして私はそのことを誇りに思います。自分の町でこの活動が起こっていることを誇りに思います」。バウアーはまた、イランが彼の元弁護士ムサド・シャフィに対して圧力をかけていることを批判しました。シャフィは最近逮捕され、海外渡航権を拒否されました。

    dailynews date: 
    2011/10/18(Tue)
    記事番号: 
    1
  • タイムズスクエアも占拠 、「ウォール街を占拠せよ」は2か月目に 全米各地で逮捕者数百人

    「ウォール街を占拠せよ」運動がマンハッタンの金融街で始まったのはちょうど1か月前でした。ズコッティ公園の抗議キャンプは現在も続いており、先週ニューヨーク市当局による退去命令の警告が行われてからも拡大しています。15日、数千人の抗議者が同公園からニューヨーク市のメディア、観光、エンターテインメント街の中心であるタイムズスクエアまで行進しました。同日の早い時間帯には、約20数人がローワー・マンハッタンのシティバンクで出金しようとしているところを逮捕されました。「ウォール街を占拠せよ」運動を現場で取材しているデモクラシーナウ!のライアン・デブロー記者に話を聞きました。また、コロラド移民人権連合(Colorado Immigrant Rights Coalition)のディレクター、ジュリー・ゴンザレスに、「デンバーを占拠せよ(Occupy Denver)」抗議運動について話を聞きました。

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    2011/10/17(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 「占拠せよ」抗議運動で発言するダニー・グローバーとコーネル・ウエスト、首都ではキング牧師記念碑が落成

    米国では前週末、警察が「ウォール街を占拠せよ」運動に触発された抗議デモや占拠運動で数百人を逮捕しました。逮捕者はシカゴで175人、アリゾナで100人、ニューヨーク市で92人、ノースカロライナのローリーで19人、デンバーで19人、ワシントンD.C.で19人になります。プリンストン大学教授のコーネル・ウエストも、マーティン・ルーサー・キング牧師の記念碑の落成式に参加した直後、最高裁前の階段で逮捕されました。落成式で、オバマ大統領は「キング牧師の素晴らしい演説を私たちが賞賛するのは正しいことですが、しかし進展は彼の言葉だけで成し遂げられたものでないことを思い出すことも重要です。進展は困難を伴ったものでした。警棒で殴られ、消防ホースで放水されることに耐え、独房での生活の日々や、爆破予告の恐怖に耐えながら成し遂げたのです」。俳優で活動家のダニー・グローヴァーが演説を行った「オークランドを占拠せよ(Occupy Oakland)」の行われたカリフォルニアについても取り上げます。

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    2011/10/17(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 世界の怒りの日:不公平や大銀行への抗議デモに数万人、占拠運動も拡大

    15日の世界規模のデモの日、ブエノスアイレスやトロント、クアラルンプール、そしてロンドンにて数万人が、企業の強欲さや歳出削減に抗議し、よりよい生活条件と、富と財産のより公平な分配を求めるデモ行進をしました。デモは米国100都市を含む1500都市で開かれたと報じられています。すべてのデモが、一か月前にニューヨーク市で始まった「ウォール街を占拠せよ(Occupy Wall Street)」運動への連帯を示しています。アテネのシンタグマ広場で行われた緊縮財政、企業の強欲さに抗議する抗議デモについてのレポートをお送りし、20万人が行進したローマの活動家に話を聞き、さらに日本から「東京を占拠せよ(Occupy Tokyo)」のデモを報告します。またウィキリークス創設者のジュリアン・アサンジが、「Occupy the London Stock Exchange(ロンドン証券取引所を占拠せよ)」で行なったスピーチの一部もお送りします。

    dailynews date: 
    2011/10/17(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 9.11後の容疑者たちへの「非人道的処遇」 に世界中が米国の勾留政策に疑惑の目を向ける

    9.11から10年が経ち、米国の被疑者拘束の政策に対して国内外から疑惑の声が上がっています。米国民であるタレク・メハンナの「テロ支援の共同謀議」と「テロリストへの物的支援」の容疑による初公判が今月、予定されています。メハンナはアルカイダの「メディア部隊」で働こうとしていた嫌疑をかけられています。彼は2009年10月に逮捕された時27歳で、以来ずっと独房で勾留されています。メハンナはもともとはFBIに内部密告者になるように勧誘されていました。一方、欧州人権裁判所は米国へのテロ容疑者の引き渡しの合法性をめぐる審議を行っています。米国が拘束した容疑者に対し、正当な法手続きも踏まずに非人道的な監禁を行っている疑いがあるためです。この裁判は米国の司法制度が国際的な評価を落としかねない、人権法の歴史における画期的な判例になるかもしれません。9.11後の米国の容疑者拘束政策について、テレク・マハンナの兄弟タメルと英国の著名な人権弁護士ガレス・ピアースに話を聞きます。ピアース弁護士はグアンタナモ・ベイの米軍基地に収監されている多数の囚人の代理人を務めているほか、ウィキリークス創始者ジュリアン・アサンジの弁護人でもあります

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    2011/10/14(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 人権法弁護士マイケル・ラトナー 「ウォール街占拠への退去命令は失敗したがそもそも違憲」

    ロウワー・マンハッタンのズコッティ公園で、憲法上の人権センターのマイケル・ラトナー弁護士は、公園清掃を理由にしたニューヨーク市による「ウォール街占拠」抗議者排除の試みは表現の自由に対する違反であって、強行すれば大変な衝突に発展していただろうと話します。「違法性を別にしても、あまりにも大規模な群集ですから、流血の事態になっていたでしょう。この一帯に数千人の人が集まっており、労働組合の人たちもたくさんいるところに入ってこようなんて考えるのが間違いだ。公園の閉鎖なんて、うまくいくはずがなかった…もう大きくなりすぎた。この公園は次世代の抗議運動の永遠の象徴になりつつあるのです」。ラトナーは、ウォール街占拠運動の法務班がブルックフィールド不動産に宛てた書簡の共同署名者です。同不動産はこの「民間所有の公園」を公衆に開放する義務を負っています。書簡は、同不動産が公園清掃を理由にニューヨーク市に要請した措置は憲法修正第一条などに抵触する恐れがあると主張し、裁判所の令状なしに警察が同公園で法執行を行うことは違憲であり違法であると警告しています。また、ウォール街占拠組織者の1人に10月15日の「世界・明日への行動の日」の「United for #GlobalChange」(#世界変革のための連帯)と称した計画について話を聞きます。

    dailynews date: 
    2011/10/14(Fri)
    記事番号: 
    2

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