デイリーニュース

  • NY市当局 ウォール街占拠者の不退転の決意を前に清掃退去命令を撤回

    マンハッタン金融街の「ウォール街占拠」抗議者たちが祝杯を挙げています。4週間近く占拠している公園から退去せよとの命令をはねのけることができたからです。ニューヨーク市長マイケル・ブルームバーグはズコッティ公園──抗議者たちは「リバティ・プラザ」の旧称で呼んでいます──の所有者の清掃要請を受け、今朝7時までに公園から人を退去させると話していました。この清掃命令が抗議者の排除の口実ではないかと心配した数千人の人々が前夜から公園に結集し始めました。数時間後、NY市当局は清掃要請を撤回すると発表したのです。コッティ公園からの中継でデモクラシー・ナウ!のライアン・デブローの話を聞きます。「今朝の6時ごろ、労働組合の一団がリバティ公園にやってきました。シュプレヒコールら歓声やら、彼らを迎えてもう純粋に大喜びでしたね」とデブローは言います。彼によると、抗議者たちは資金庫から3000ドルを出して清掃用具を購入し「昨日一日のほとんどを使って公園を磨き上げ、検査官が到着したときにここが不潔な場所だという口実をいっさい与えまいと可能なかぎりきれいにした」のだそうです。ニューヨークのジュマーニ・ウィリアムズ市議にも話を聞きます。この占拠を支援している多くの市当局者の1人です。「すごい運動が始まっているということをみんなわかってると思います。重要なことは、これは支援すべきものだということです。

    dailynews date: 
    2011/10/14(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 『すべての人々のためのニュース』: フアン・ゴンザレスとジョセフ・トレス 米国メディアと人種の相関を詳述

    数年間のリサーチに基づく、画期的な新刊 News For All the People: The Epic Story of Race and the American Media(『すべての人々のためのニュース:詳i述 人種と米国メディア』は、メディアが米国における人種偏見の存続に果たしてきた中心的な役割を検証します。同書は、今まであまり語られてこなかった、白人が所有するメディアの最悪の人種差別的側面に挑戦した、黒人、ラティーノ、先住アメリカ人、およびアジア系アメリカ人の先駆的なジャーナリストたちの人生を振り返ります。この本はまた、インターネットの覇権をめぐる闘いが、民主主義におけるメディアとそれにかかわる技術の役割 をめぐる、何世紀にも渡る論争の新たなの一章にすぎないという、今ませになかった切り口についても記しています。本日のデモクラシー・ナウ!では独占放送で、この本を書いた、本番組の共同司会者で数々の賞に輝くジャーナリストであるフアン・ゴンザレスとメディア改革組織、フリープレスのジョセフ・トレスに話を聞きます。「この本で明らかにしたことのひとつは、米国では、中央集権化されたニュースと情報システムと、分散化された自治的なシステムのどちらを必要としているのかが基本的な論争として存在しているということです。

    dailynews date: 
    2011/10/13(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 1968年五輪の米国人メダリスト、ジョン・カーロスが語る「世界を変えた革命的なスポーツの瞬間」

    1968年のメキシコ・シティでのオリンピック表彰台で、拳を高く掲げる有名なブラックパワー・サリュートを行ってから約半世紀が経った今、ジョン・カーロスはスポーツ記者のデイブ・ザイリンと共に新たな回顧録、The John Carlos Story: The Sports Moment that Changed the World(『ジョン・カーロスの物語:世界を変えたスポーツの瞬間』)を執筆しました。200メートル競走でオリンピックメダルを獲得したジョン・カーロスとトミー・スミスは、表彰式で国歌が流れる中、米国での種差別への抗議として、ブラックパワー・サリュートと呼ばれる黒い手袋をかぶせた拳を高く掲げる示威行為をしました。世界中で視聴された、この表彰台上での行為は論議を巻き起こし、結果として彼のキャリアにもネガティブな影響を及ぼしました。「あの場所にいたのは競技のためではなく、実は自分の主張を表現するためでした」とカーロスは言います。「私は、米国の行為を、彼らが過去にしてきたことを、あの当時彼らがしていたことを、そして米国を恥じていました」

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    2011/10/12(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 駐米サウジ大使暗殺計画でイラン諜報員を起訴 米国・イラン間の緊張高まる

    ニューヨーク連邦裁判所に提出された21ページにわたる起訴状により、2人のイラン諜報員が駐米サウジアラビア大使アデル・ジュベイルの暗殺を企てた疑いで起訴されました。米司法省当局は、この2人の容疑者がメキシコの麻薬カルテルのメンバーに依頼して、ワシントンDCの行きつけのレストランで食事中のジュベイルを爆弾で暗殺しようとしていたと述べています。雇った殺し屋は実は、米国麻薬取締局(DEA)への情報提供者でした。本日は、Desert Kingdom: How Oil and Water Forged Modern Saudi Arabia(『砂漠の王国:石油と水がいかに現代のサウジアラビアを築いたか』)の著者であるトビー・ジョーンズに話を聞きます。「米国が中東の『アラブの春』に関して一貫性のない政策を推進してきたことは周知の事実です。少なくともリビアのような国では、民主主義の大儀、つまり独裁政治の崩壊を支持してきました」とジョーンズは言います。「しかし、バーレーンやサウジアラビアのこととなると、米国の態度はわかりにくく、はっきりしません。そしてあらゆる面から見て、ペルシャ湾地域での米国の政策が定まらない理由の核心はイランなのです。米国は同地域においてイランに権力を拡大させまいとするサウジアラビアと合意しています。

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    2011/10/12(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 公民権運動を先導したオリンピックメダリスト スポーツ記者と「占拠せよ」運動に参加

    1968年メキシコオリンピックのメダリスト、ジョン・カルロスとトミー・スミスは、表彰台で米国国歌が流れる間、黒い手袋をつけた拳を高くかかげてブラック・パワー・サリュートをし、米国の人種差別に抗議の意を表したことで国際的な象徴となりました。その際の写真は現代で最も象徴的な写真の1つとなりました。カルロスはスポーツ記者デイヴ・ザイリンの協力を得て、新しい自伝を出版したばかりです。10月10日、2人がウォール街占拠に集まった群衆に話しました。「ここに来ているのがデジャヴのようです。こんなに多くの人が社会について心配していることを思うと―自分のことだけでなく、地球上のすべての個人を心配していることを思うと」とカルロスは語りました。「ここにいる人たちは、多くの人が仕事を失い、大勢が家を追われ手いることを危惧しています。多くの学生が教育を受けてこのわれわれの偉大な国の労働力になるためにローンで学校に通い、その結果その学生ローンが払いきれるものではないことをしる、その状況を彼らは危惧しています。誰もが苦境に陥っているのです。」

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    2011/10/11(Tue)
    記事番号: 
    13
  • ウォール街の銀行家 占拠を称え「これこそ本物の民主主義」

    あらゆる階層のニューヨーカーたちがこの24日間、マンハッタンの金融街付近での「ウォール街を占拠せよ」運動に参加しました。10月10日、抗議の野営地を通りすぎる投資銀行家をつかまえて聞きました。「みなが草の根レベルから運動を作り出しているのはいいことだと思います。力を占有してきた人たちは、それをほかにも少し分けてあげて、彼らに言いたいことを言わせてあげなくては」とジョー・マンシーニは言います。「これが本当の民主主義です。民主的な場にいるという本来の意味で、これがアメリカ人であるということです。」

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    2011/10/11(Tue)
    記事番号: 
    12
  • マドリードからニューヨークへ スペイン人もウォール街占拠に参加

    ウォール街占拠は全米そして海外の活動家を刺激しましたが、カイロ、アテネ、マドリードで起きた公共広場の占拠がこのルーツと多くの人が見ています。10日、芽の出始めた運動を支援するためマドリードからニューヨーク市に来たスペイン人活動家に聞きました。「この運動に参加するためだけに米国に来ました。私たちも4ヶ月前の5月15日に運動を始めたからです」とモニカ・ロペスは言います。「支援と手助けのために来ることを決めました。私たちがしたのと同じ間違いをくりかえして時間を無駄にすることがないように、アドバイスができると思って。」

    dailynews date: 
    2011/10/11(Tue)
    記事番号: 
    11
  • ウォール街野営地がコミュニティに キッチン・図書館・医療エリアも出現

    マイケル・ブルームバーグNY市長は10日、マンハッタン南部で「ウォール街を占拠せよ」運動に参加している人々の野営を無期限に認めることを示唆しました。「基本的には、人々は自分を表現したいのですから、法に従っている限りそれを許可するつもりです」と市長は記者に対して述べました。ザカッティ公園を、毎日数百人が寝起きし数千人が集まるコミュニティに変身させた活動家グループに聞きました。

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    2011/10/11(Tue)
    記事番号: 
    10
  • ジェフ・シャーレット ウォール街占拠は「政治的想像力の驚くべき提示」

    ジャーナリストで著者のジェフ・シャーレットはウォール街占拠の野営地で何日も過ごし、運動の成長を見てきました。「この運動は私がこれまで見たなかで、最もすばらしく実現された政治的想像力です。」と、C Street: The Fundamentalist Threat to American Democracy(『Cストリート:アメリカの民主主義をおびやかす原理主義者』)の著者シャーレットは言います。「私は右派に何年もどっぷり浸かっていた者として、そう言います。」

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    2011/10/11(Tue)
    記事番号: 
    9
  • 活動家の医師「ウォール街を占拠せよ」で金融危機と医学的な病気とのつながりを語る

    バンクーバーからの旅の途上10日、、ガボール・マテ医師が「ウォール街を占拠せよ」に立ち寄りました。「米国人成人の50%は慢性的な疾患を抱えていますが、その多くはストレスによるものです。文献をひもとけばわかるように、ストレスの原因は不確実性、情報の欠如、制御不能、自己表現の不足です。最近の経済危機により米国人は先の見えない状況にとどまることを強いられ、ごくごく少数の人間に力が集中したことで自分たちには状況をコントロールすることができなくなり、 大勢の人々はそのような事態に直面して絶対的な無力感を感じています。さらに、通常の政治過程を通して十分に自己表現できないため、人々はすっかり力を無くし、発言力を奪われています。この抗議運動はそのようなすべての問題に取り組んでいます。ですから、これが起きたことは大変に健康的だといえます。ここで参加している人たちはその結果より健康になり、おそらく社会もまた健康になるでしょう」。

    dailynews date: 
    2011/10/11(Tue)
    記事番号: 
    8

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