6日、1万人以上のデモ参加者がホワイトハウス周辺に集まり、オバマ米大統領に、カナダからメキシコ湾岸までのキーストーンXLタールサンドオイルパイプライン建設を中止するよう要請しました。ちょうど1年後に大統領選が行われるこの日にデモ参加者は集い、パイプライン建設問題は政治的問題として大きくなりつつあります。今まで、オバマ米大統領は最終決定権は国務省にあるとしていましたが、先週初めてこの賛否両論があるカナダ・アルバータ州のタールサンド採掘所からアメリカ・テキサス州の精製所まで全長1700マイルもあるトランスカナダ社のパイプライン建設計画を可決するか否か大統領自身が最終決定を下すと表明しました。「この(日曜のデモ)は近年で一番深刻な環境問題課題になったということだけでなく、オバマ政権の中でも、最も直に国民から突きつけられた問題だ」とデモ主催者の一人で有力環境活動者であるビル・マッキベン氏は言っています。