気候変動と米北東部の多くを襲った巨大嵐サンディの壊滅的な被害との関連が1日、ニューヨーク市長マイケル・ブルームバーグが環境政策を理由に大統領選でのオバマ大統領支持を発表したことで注目を浴びました。選挙直前になってブルームバーグは次のように記しています。「我々にはホワイトハウスの指導力が必要だ。過去4年にわたりバラク・オバマ大統領は我々の炭素消費削減のために重要な対策を講じてきた」。ブルームバーグの支持表明が特に驚きだったのはニュース・メディアがこれまで気候変動についてあの巨大嵐の前にも、あるいは被災の後にもほとんど口にしてこなかったからです。大統領選挙の討論会を通しても気候変動に関する質問は候補に対しまったく為されませんでした。気候に関する沈黙を破った報道機関の1つがブルームバーグ・ビジネスウィーク誌です。表紙を飾る特集記事のタイトルは It’s Global Warming, Stupid(地球温暖化だよ、バカ野郎) 。この記事の筆者で同誌の編集次長ポール・バレットに話を聞きます。