先週末、ドナルド・トランプ次期大統領が国務長官にエクソンモービル最高経営責任者(CEO)のレックス・ティラーソンを指名する見込みとの情報がニュースによって広まり始めました。ティラーソンは2006年以降、エクソンのCEOと会長を務めています。環境保護団体はこの指名の可能性をこぞって批判しています。エクソンは、気候変動に関する研究情報の隠匿に関与したとして複数の訴訟に直面しています。ティラーソンはロシアのウラジーミル・プーチン大統領との緊密な関係でも知られています。ウォール・ストリート・ジャーナル紙はティラーソンについて、「ボリス・エリツィン政権時代に、エクソンのロシアにおける権益を担当し、プーチンとはその頃からの知り合い」と伝えています。プーチンは2013年、ロシアの「友好勲章」をティラーソンに授与しています。「フレンズ・オブ・ジ・アース」(FoE)USA代表のエリック・ピカ、「国際環境法センター」(CIEL)代表のキャロル・ミュフェット、環境保護団体「350.org」共同創設者のビル・マッキベンに詳しく聞きます。