デイリーニュース

  • タラ・ホウスカ:DAPL建設の却下は重要な出来事だ でも警戒を解いてはならない

    スタンディング・ロックで4日、歓声が湧き上がりました。米陸軍工兵隊がダコタ・アクセス・パイプライン建設企業に対し、総工費38億ドルにのぼるプロジェクトの最終区間の建設許可を与えないことを決定、パイプラインの別の経路を検討すると発表したのです。しかし検討される代替ルートはどのようなものになるのでしょう。環境影響評価のプロセスはどうなるのでしょうか。ドナルド・トランプ次期大統領の就任後すぐ、この決定が覆される可能性はあるでしょうか。抵抗運動は今後、どのように進められるべきでしょう。先住民の環境団体「地球を尊重しよう」(Honor the Earth)の全国キャンペーン代表のタラ・ホウスカに、こうした疑問をぶつけます。ホウスカはカウチチング先住民地区(カナダ)出身で、オジブワ族に属しています。

    dailynews date: 
    2016/12/5(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 数千人の退役軍人がスタンディング・ロックに集合 米陸軍はパイプライン建設を却下

    米国陸軍工兵隊がダコタ・アクセス・パイプラインの建設企業であるエネルギー・トランスファー・パートナーズ(ETP)に対し、ミズーリ川地下の掘削許可を与えないことを決定しました。これに先立ち、先住民と非先住民の両方からなる退役軍人数千人がスタンディング・ロックに駆けつけ、日増しに暴力的になる警察の弾圧から「水保護者」を守るための人間の盾となる覚悟を明らかにしていました。米海軍退役軍人でナバホ族出身のレミーに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/12/5(Mon)
    記事番号: 
    2
  • ダコタ・アクセス・パイプラインの経路が変更 スタンディングロック・スー族代表は陸軍工兵隊の決断を歓迎

    ノースダコタ州のスタンディングロック・スー族と環境保護に歴史的な勝利がもたらされました。米国陸軍工兵隊がダコタ・アクセス・パイプラインの建設企業であるエネルギー・トランスファー・パートナーズ(ETP)に対し、ミズーリ川の途中にあるオアヒ湖の地下掘削への許可を与えないことを決定したのです。パイプラインの建設は正式に差し止められました。パイプライン建設はここ数カ月、ノースダコタ州のスタンディングロック・スー族、米州各地から集まった200以上の先住民族、彼らを支持する非先住民数千人の抵抗を受けてきました。抗議者はみな、パイプライン建設によってスー族の聖地が損なわれ、数百万人の水源となっているミズーリ川がパイプラインから漏れた汚染物で汚される可能性があると心配しています。スタンディングロック・スー族代表のデーブ・アーチャンボルト二世に、この決定についての反応を聞きました。

    dailynews date: 
    2016/12/5(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 米国は移民を無期限に拘置できるのか?トランプ政権移行の準備の中、最高裁が審理

    何百万人もの移民を国外退去させるという 次期大統領ドナルド・トランプの公約は、彼らが訴訟で争えば無期限に拘置される可能性が浮上して、新たな注目が集まっています。現在、移民は保釈審問を受ける権利がありません。これが米国市民であれば、刑事事件で裁判にかけられることになった場合、裁判が終結するまで拘置所に収監すべきかどうかを裁判官が検討し、とくに問題がなければ保釈金など一定の条件を満たせば釈放されます。11月30日(水)、最高裁判所で移民にも同等の権利を与えるかどうかが審理されました。ニューヨーク大学法学部教授アリーナ・ダスに話を聞きます。彼女はヒラリオン・ジョセフと共にニューヨーク大学の移民権利クリニックで共同所長を務めています。ヒラリオン・ジョセフは武器輸送の罪で有罪判決を受け国外追放されそうになって不服を申し立てた際、保釈審問がなかったため3年2カ月にわたり移民勾留施設に収監されました。彼は訴訟に勝ち、ようやく釈放されました。そして今年、彼は米国市民になりました。

    dailynews date: 
    2016/12/2(Fri)
    記事番号: 
    6
  • 「巨大な差し押さえ製造機」の黒幕銀行家たちがトランプ内閣の財務長官と商務長官に

    ドナルド・トランプが選んだ二人の閣僚候補について見ていきます。財務長官に選ばれたスティーブン・ムニューチンと商務長官に選ばれたウィルバー・ロスです。ムニューチンはウォール街と深いつながりを持ち、ゴールドマン・サックス社でパートナーとして働いた時期もあります。また、彼のヘッジファンドは、2008年の住宅ローン危機で破綻しつつあった起きたカリフォルニアのワンウエスト銀行を買い取りました。一方、商務長官に指名されたウィルバー・ロスは億万長者のプライベートエクイティ投資家で、専門は破綻企業を安値で買って売り飛ばすことです。彼と彼の企業は国外に雇用や工場を輸出しています。これはドナルド・トランプが選挙活動で反対していたことです。おまけに彼が買った会社は雇用や工場を海外に移転することもしばしばですがl、それはトランプが選挙戦で攻撃してきた行為です。ネイション誌に”Wilbur Ross and Steve Mnuchin—Profiteers of the Great Foreclosure Machine—Go to Washington”(「ウィルバー・ロスとスティーブン・ムニューチン 大規模な差し押さえ製造マシンで暴利を貪った連中がワシントンへ」)という記事を寄稿したデイビッド・ダエンに話をききます。

    dailynews date: 
    2016/12/2(Fri)
    記事番号: 
    5
  • トランプ勝利に貢献した退役軍人だが 彼らの公的医療システムはトランプによって解体される恐れあり

    出口調査によると、退役軍人の間ではドナルド・トランプはヒラリー・クリントンに2倍の差をつけて得票していました。トランプ勝利の決め手となったウィスコンシン州とミシガン州では退役軍人の割合が高いことから、彼らがトランプを当選させたと言えるかもしれないとアナリストは話します。でもトランプは、「復員軍人援護局で予約がすぐに取れなかったら、開業医に診てもらうことができるようにする」という約束以上のものは明確な公約としてあげていません。このことから、多くの人々がトランプは復員軍人援護局のシステムを解体するのではないかと懸念しています。このシステムは、何世代にもわたって築きあげられてきた、戦争で負傷した人たちのニーズに答える真のスペシャリストである病院と献身的な専門医の全国的なネットワークです」と長年退役軍人の状況について長年報道しているアーロン・グランツ記者は語ります。

    dailynews date: 
    2016/12/2(Fri)
    記事番号: 
    4
  • トランプの事業の利益相反について専門家は「人生には難しい倫理問題があるが、これは論外」と語る

    倫理問題の専門家たちは、次期大統領ドナルド・トランプは利害相反を避けるために自身の事業から撤退すべきだと 主張します。「人生には難しい倫理的問題がありますが、これは論外です」とパブリック・シチズン代表ロバート・ワイズマンは言います。彼は、Trump’s Conflicts of Interest are Unprecedented in American History(『トランプの利害相反は米国史上に前例がない』)の著者です。また、サンフランシスコからは、調査報道センター(CIR)の上級記者アーロン・グランツにも話を聞きます。グランツはCFRの発信サイト「リビール」(Reveal )に”Trump’s Indonesia hotel deals hint at his form of foreign relations”(「トランプのインドネシアホテル契約は彼の外交関係の形を示唆」)という記事を書きました。

    dailynews date: 
    2016/12/2(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 700万ドルの税控除と規制緩和でキャリア社の「雇用を確保」したトランプの手腕

    次期大統領ドナルド・トランプは1日、選挙勝利の凱旋ツアーを開始し、空調設備大手キャリア社(Carrier)がメキシコへの全面移転計画を変更し一部の雇用を国内に残すと決定した背景に自分の介入があったをことを吹聴しました。キャリア社の事業規模は数十億ドルで、親会社のユナイテッド・テクノロジーズ社は国防総省が最大顧客です。キャリア社に国内雇用を維持させるための包括インセンティブには、700万ドル相当の税制優遇措置と規制緩和が含まれていたと報じられています。一方で、インディアナ州のキャリア社従業員1000人はそれでも職を失うだろうと伝えられています。パブリック・シチズン代表ロバート・ワイズマンに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/12/2(Fri)
    記事番号: 
    1
  • パブリック(スクール)エネミー No.1: 億万長者のベッツィー・デボスを トランプが教育長官に指名

    トランプ次期大統領は、保守派の億万長者ベッツィー・デボスを教育長官に指名しました。デボスはミシガン州共和党の元議長で、長きにわたり公立チャーター・スクールおよび、私立と宗教的学校へのバウチャー発行を支持していた人物です。この人選に対し、米国教員連盟(American Federation of Teachers)のランディ・ワインガーテン理事長は「デボスを指名したことで、トランプ政権の教育政策が民営化、予算減らし、米国公立教育の破壊を目指していることがはっきりした」と発言しています。デボス家は、1970年から様々な右翼団体に少なくとも2億ドルを投資してきました。デボスの義父はアムウェイの共同創設者で、弟のエリック・プリンスは民間軍事会社ブラックウォーターの創設者です。元教育副長官のダイアン・ラビッチと、「メディアと民主主義センター」(Center for Media and Democracy)のリサ・グレーブス事務局長、デトロイト市教育委員会の委員に選出されているタワンナ・シンプソンに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/12/1(Thu)
    記事番号: 
    5
  • コーネル・ウエスト: 米先住民の歴史的蜂起に連帯感を表明するためスタンディング・ロックに向かう

    アムネスティ・インターナショナルは、米司法省に対し、ノースダコタ州スタンディング・ロックにおける警察の暴力的な取り締まりを捜査するよう求めています。38億ドルをかけて建設されるダコタ・アクセス・パイプラインへの反対運動を繰り広げる、先住民水源保護活動家およびその支持者に対して警察が暴力的な取締を行っているからです。アムネスティは今回の要請を行う前、人権保護オブザーバーの一団を派遣し現場に立ち会いました。取り締まりにはゴム弾、催涙弾、衝撃手榴弾、音響兵器、氷点下での放水砲などの軍事目的兵器が使われ、数百人の負傷者が出ています。コーネル・ウエスト教授は彼らに連帯感を示すために近日スタンディング・ロックに向かいます。その理由について話を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/12/1(Thu)
    記事番号: 
    4

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