本日はもう一つの大統領恩赦への嘆願について見ていきます。この嘆願はマーカス・ガービーの家族が提出しました。マーカス・カービーは20世紀初頭の「黒人の自由」(Black Freedom)闘争の先駆者で、世界各地で数世代にわたる公民権運動家に影響を与えてきました。1920年代、FBIのJ・エドガー・フーバー長官は、パン・アフリカ主義運動のリーダーとして政治運動を行っていたカービーを標的にしました。彼は1923年、郵便詐欺で有罪となり、懲役5年の刑に処されました。この判決でガービーは事実上、政治運動を断念せざるをえず、最終的にはジャマイカへ国外退去処分となりました。マーカス・ガービーの息子で、「ガービーに正義を」(Justice4Garvey)運動を先導するジュリアス・ガービーに話を聞きます。