プライバシーの専門家たちは、アーカンソー州ベントンビルで起きた事件に注目しています。この事件では検事が、殺人の被疑者の男が所有するアマゾン・エコーのデータを提出するよう求める捜査令状を取得し、男を起訴しました。音声作動機器であるアマゾン・エコーは、常時音を聴いており、頻繁に録音も行います。被疑者とされたジェームス・アンドリュー・ベイツは、ベイツの浴槽で首を絞められて死んでいたビクター・コリンズ殺人に関して無実を主張しています。検察側は、ベイツのアマゾン・エコーの音声録音を捜査することで手がかりが得られると期待しています。いまのところアマゾン社の弁護士は令状に応じることを拒否していますが、この事件は全米の注目を集め市民の自由擁護団体は警戒心を高めています。電子プライバシー情報センター(Electronic Privacy Information Center)事務局長のマーク・ロテンバーグから話を聞きます。