デイリーニュース

  • ダニエル・エルスバーグ:オバマが陸軍の内部告発容疑者マニングは「法律を破った」と断言 マニングへの容疑は取り下げられるべき

    ペンタゴンペーパーの内部告発者ダニエル・エルスバーグに、情報漏えい容疑のブラッドリー・マニング陸軍上等兵に対する先週のオバマ大統領のコメントについて話を聞きます。オバマ大統領はサンフランシスコでの資金集めの集会で、機密軍事文書の漏えいで告発され、まだ裁判を受けていないマニングの国威に対し、法律違反であると公然と宣言しました。オバマはさらに、マニングの行為を、ベトナム戦争に関する最重要機密文書を漏えいしたエルスバーグと比較することを求められ、「エルスバーグの漏えい資料は今回と同等に分類されていなかった」ので、二つの事件は異なると述べました。実際、ペンタゴンペーパーで暴露された資料は法の下での最高機密指定であるトップ・シークレットとされていましたが、マニングがウィキリークスに漏えいしたとされる資料は、最低レベルの機密指定に当たる“シークレット”または“クラシファイド”となっていました。

    dailynews date: 
    2011/4/26(Tue)
    記事番号: 
    4
  • ガーディアン紙編集者がウィキリークスの極秘のグアンタナモ・ファイルの出版を擁護

    内部告発サイト、ウィキリークスによって暴露された750以上の“秘密”グアンタナモ囚人“評価”ファイルは、2002年にキューバに米軍基地が設置されて以来のほとんどの囚人が含まれており、グアンタナモに収容された囚人の多くは無実または下層の工作員であることを米国が把握していたことを明らかにしています。ガーディアン紙は4月26日、同ファイルに基づいた一連の新たな報告を出版し、アフガニスタンのバグラム基地でたった一人の情報提供者が少なくとも123人の他の囚人に罪を負わせることで自由を獲得した様子を伝えています。ロンドンからガーディアン紙の調査主任編集者のデビット・リーに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2011/4/26(Tue)
    記事番号: 
    3
  • ハネウェルのウラン濃縮工場 スト破りを使って安全性を求める組合員を弾圧

    4月25日ハネウェル社の株主総会で、イリノイ州メトロポリスにある同社のウラン濃縮工場が、従業員と一般市民を危険にさらしているとして、数十人の労働者が抗議行動を行いました。軍需産業大手のハネウェル社は3月、危険な放射性廃棄物を許可なく保管していたことで有罪を認めました。オハイオ川付近の同社工場の裏で、高濃度の放射線を含む泥が入ったドラム缶をのざらしにしていました。工場の労働者らはハネウェル社に対し、問題を何度も通告したと言います。多くの労働者は鉄鋼労働組合連合のメンバーで、この件によって同社が組合解体を望むようになると感じています。メトロポリス工場では200人以上の労働者が、職場の安全基準、経済、勤続年数の問題をめぐって同社との契約交渉が行き詰まり、2010年6月以来失業中です。イン・ディーズ・タイムス誌のためにこの件を広く取材した労働問題ジャーナリストのマイク・エルクに話を聞きます。

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    dailynews date: 
    2011/4/26(Tue)
    記事番号: 
    2
  • チェルノブイリの大惨事:世界最悪の原発事故から25周年

    日本は福島第一原子力発電所での核の危機への対応に追われていますが、ウクライナ、ベラルーシ、ロシアでは4月26日、チェルノブイリ原発の炉心溶解から25周年を迎える追悼式典が開かれます。1986年4月26日、同原発での爆発はロシア、ベラルーシ、そしてヨーロッパの広範囲にわたって放射性の灰を飛散させました。旧ソビエト連邦当局は事故を隠蔽しようとしましたが、結局チェルノブイリ周辺の5万人の住民が避難しなければなりませんでした。原発近くの広大な地域は居住禁止区域になったままです。日本の危機が起こる以前は、チェルノブイリ事故が世界で唯一、国際原子力機関(IAEA)が定める最悪のレベル7の“重大事故”核惨事でした。

    dailynews date: 
    2011/4/26(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 米政府、150人以上の無実の人々をグアンタナモに収容:ウィキリークス

    告発サイト・ウィキリークスが、グアンタナモ米海軍基地内の収容施設に関連する数千点の機密文書を公開しました。これらの文書により、ブッシュおよびオバマ政権が、罪のない150人以上の人々を、無実と知っていながら、起訴しないまま、数年間拘束していたことが明らかになりました。多くの事例で、米軍上級司令官は、そうした人々をグアンタナモに収容する理由がないと結論づけていました。無実の人々のなかには、89才のアフガニスタンの村民や、拉致された14才の少年が含まれています。そのうちの何人かは、カシオの人気の腕時計を身に着けていたという理由だけで、グアンタナモに収容されていたのです。同型の時計を、アルカイダがタイマーとして利用していました。また、ジャーナリストのサミ・アルハジを6年間にわたって収容した理由の一つが、勤務先だったアルジャジーラネットワークの取り調べを行うためだったことも、公開された文書で明らかになりました。アルハジをグアンタナモに収容したのは「アルジャジーラニュースネットワークの訓練プログラム、電気通信設備、さらにはチェチェン共和国、コソボ、アフガニスタンでの取材活動の状況に関する情報を入手するため」だったと、アルハジについての報告書は述べています。詳細について、ジャーナリストのアンディ・ウォーシントンに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2011/4/25(Mon)
    記事番号: 
    3
  • チュニジア、エジプト、次はイエメンか? イエメン大統領が30日以内の退陣を約束

    イエメンで長期にわたり同国大統領の座にいたアリ・アブドラ・サレハが、3か月に及ぶ抗議デモを受け、近隣アラブ諸国の提案を受け入れて数週間以内に退陣することを決めたと報道されています。サレハ大統領が実際に退陣すれば、北アフリカ・中東地域での指導者の退陣はこの3か月で3人目となります。しかし国民の多くは大統領のこの約束を信じておらず、イエメンではデモが引き続き行われています。25日にも、タイズで治安部隊が発砲し、少なくとも10人が負傷しました。独立系ジャーナリストで、ニューヨーク。タイムズ紙の取材のために滞在していたイエメンから帰国したばかりのローラ・カシノフに話を聞きました。

    dailynews date: 
    2011/4/25(Mon)
    記事番号: 
    2
  • シリア政権、デモ弾圧を強化 22日以降で死者150人超

    シリアでは、デモの実施を禁止する非常事態法が前週解除されたものの、民主化デモに対する大規模な弾圧は激しさを増しています。アルジャジーラによると、外出禁止令の敷かれた南部ダルアーに、数千人規模の軍部隊と戦車が投入され、屋根の上には狙撃兵が配置され、これまでに少なくとも20人が殺害されました。またダマスカス郊外にあるドゥーマでも、治安部隊による急襲がありました。こうした弾圧は、シリアでデモが起きて以降最悪となる100人以上の死者を出した22日の抗議行動以降、激しさを増しています。シリアにいるアルジャジーラのルーラ・アミン記者と、人権弁護士でアクティビストのラザン・ザイトウネに話を聞きました。

    dailynews date: 
    2011/4/25(Mon)
    記事番号: 
    1
  • ビル・マッキベン: 下院の地球温暖化否定決議は「議会史上最も恥ずべき決議」

    今週ワシントンDCで開かれた「パワーシフト2011」会議で、長年の環境活動家ビル・マッキベンは、米国がいかに気候変動への対策を怠ってきたかを批判しました。彼は環境団体350.comの創設者です。350というのは多くの科学者が指摘する大気中の二酸化炭素濃度の安全限度量である350ppmという数字から名付けられています。「我々のこの国のことを考えてみてほしい。歴史的に最大の炭素排出国なのだ。昨年は提案されたなまっちょろい、ふがいない気候法案さえ上院は採択を拒んだ」とマッキベンは言います。「先週はさらに下院が、地球温暖化は本当ではないという決議を248対174で可決した」

    dailynews date: 
    2011/4/22(Fri)
    記事番号: 
    4
  • 「今こそ立ち上がれ」 ティム・デクリストファーから若き気候活動家たちへのメッセージ

    環境保護活動家のティム・デクリストファーはこの3月、連邦陪審から石油・天然ガス採掘用の10万エーカー(400平方km)以上の国有地の競売を妨害した件で、2つの重罪有罪評決を受けました。最高で禁固10年の刑を言い渡される恐れがあります。先週末、パワーシフト2011会議で講演した彼は若き気候活動家たちに更なる犠牲を訴えました。「健康で公正な世界という理想を創出する力を我々は持っています。それを実現するために犠牲を払う覚悟さえあれば、です」とデクリストファーは訴えました。「この不正義を止めることは自分の出世プラン以上に大切なことだと、我々の運動が言い始めるのは、いったいどの時点か?」

    dailynews date: 
    2011/4/22(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 「両党とも水準を上げよ」とオバマ政権の元環境関連雇用担当官バン・ジョーンズ

    この1週間、ワシントンDCには「パワーシフト2011」会議で扱われる気候変動問題をめぐって1万人以上が集結しました。長年にわたる環境保護提唱者でオバマ政権の「緑の雇用」(環境ビジネス雇用創出)特別補佐官でもあったバン・ジョーンズが基調演説を行いました。「我々は大地から死を掘り出してエンジンで燃やしている。葬儀もしないで発電所でも死を燃やしている」とジョーンズは言います。「そうやって死を地中から掘り出し燃やしたあとで我々はいまあたふたしているのだ。死はいまや空から地球温暖化という形で降り、海には流出原油という形で漂い、我々の子供たちの肺の中では喘息や癌という形で宿り始めた。それで我々はいまあたふたしているのだ」。

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    dailynews date: 
    2011/4/22(Fri)
    記事番号: 
    2

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