7月14日、オバマ大統領はホワイトハウスで、警察当局者および公民権運動活動家の指導者との会議を主催しました。この会議は、ルイジアナ州バトンルージュでアルトン・スターリングが、ミネソタ州ファルコン・ハイツではフィランド・カスティールが警官により射殺され、ダラスでスナイパーによる警官5人が射殺されるという事件を受けて、その一週間後に行われました。アルトン・スターリングおよびフィランド・カスティールの射殺は全米でニュースになりましたが、この手の事件は米国では珍しいことではありません。英ガーディアン紙によれば、米国では今年7月だけで、少なくとも37人がすでに警官により殺害されています。これは英国で2000年以降に警察に殺害された人数の合計を上回ります。米国全州を合わせると、2016年だけでも、これまで585人が警察により殺害されています。元シアトル警察署長で、To Protect and to Serve: How to Fix America’s Police(『市民を保護し、市民に奉仕する――米警察の改革に向けて』)の著者ノーム・スタンパーに話を聞きます。