トルコでは、28 日にイスタンブールの国際空港で起きた 3 人の自爆テロにより死亡した 42 人の犠牲者の葬儀が始まりました。また、この自爆では 239 人が負傷しています。当局によると、3 人の容疑者は空港の国際線ターミナルにタクシーで到着し、銃を発砲した後で自爆しました。この空港は世界で 11 番目に利用者が多い空港です。犯行声明を出したグループはありませんが、トルコの首相は、当初の捜査では自称「イスラム国」もしくはダーイッシュ(ISのアラビア語名の略称)の関与が疑われていると話しています。トルコ当局の高官は AP 通信に、3 人の自爆容疑者はロシア、ウズベキスタン、キリギス国籍だったと話しました。29 日午前中にはトルコ警察がイスタンブールで 16 か所を家宅捜査し、この犯行に関わった容疑で 13 人の身柄を拘束しました。トルコでは米軍がトルコのインシルリク空軍基地から、シリアとイラクのイスラム国の要塞への爆撃を開始した昨年以来、爆弾事件が増加しています。イスタンブールのボアズィチ大学政治学部のコライ・チャリスカン准教授から話を聞きます。