デイリーニュース

  • 「われわれメディアは仕事を怠ってきた」 250以上のメディアが気候危機の報道強化を約束

    気候危機に対する世界的な報道を改善するため、ネイション誌とコロンビア・ジャーナリズム・レビュー誌が新たな大型プロジェクトを打ち出しました。デモクラシー・ナウ!を含む世界250以上のメディアが、気候をめぐる記事の掲載や番組の放送に努力すると署名しました。主催者によると一つのトピックをめぐって世界中のメディアをまとめるこれまでで最も野心的な取り組みの一つになります。来週の国連気候変動サミットに向けて、15日には報道ウィークが開始されました。この取り組みの一環として、CBS ニュースは、2000人以上の米国住民を対象とした新しい意識調査の結果を発表しました。これによると米国人の3人に2人が気候変動は危機または深刻な問題と考えており、過半数は地球の気温上昇に対処するためにすぐに行動することを求めていることがわかりました。プロジェクト「Covering Climate Now(今すぐ気候について報じよう)」の共同創設者の一人でネイション誌の環境専門記者、調査報道編集者のマーク・ハーツガードにサンフランシスコから話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/9/16(Mon)
    記事番号: 
    2
  • サウジの石油施設攻撃 米国とイランを含む「広範囲の地域戦争」になる恐れ

    サウジアラビアの大規模石油施設が14日(土)に無人機と巡航ミサイルの攻撃を受け、トランプ大統領は軍事行動も辞さない構えを見せています。この攻撃についてはイエメンのフーシ派反政府勢力が犯行声明を出していますが、攻撃がイエメンではなくイラクもしくはイランから来た可能性を示唆する多数の報告が出ています。サウジのアラムコ社が運営する石油施設が大きな損害を被ったことで、原油価格は15%以上上昇しました。攻撃された施設には、世界最大の石油加工施設も含まれています。この攻撃で、サウジアラビアの石油生産能力は日量600万バレル近く減少するとの見込みもあります。米国はただちにイランを非難しましたが、世界の他の主要国はまだ責任の所在を明言していません。デモクラシー・ナウ!のニューヨークのスタジオに、「国際危機グループ(International Crisis Group)」でイエメン専門のシニアアナリストを務めるピーター・ソールズベリーを迎えて話を聞きます。ワシントンDCからは、コードピンクの共同創設者で著書にInside Iran: The Real History and Politics of the Islamic Republic of Iran(『イランの内幕:イランのイスラム共和国の歴史と政治の真実』)があるメディア・ベンジャミンが加わります。

    dailynews date: 
    2019/9/16(Mon)
    記事番号: 
    1
  • メディケア・フォア・オール:サンダースとウォーレンは高齢者向け公的医療保険を全国民に拡大する案を主張

    12日(木曜)の民主党候補者討論会で、バーニー・サンダース上院議員とエリザベス・ウォーレン上院議員は現行のメディケア(高齢者や障碍者を対象とする無料の公的医療保険制度)を国民全員を対象とするものに拡大するメディケア・フォア・オール(Medicare for All)プランの利点を主張しました。これに対し他候補からは批判の声が上がり、エイミー・クロブチャー上院議員は「愚策」とけなし、サウスベンド市長ピート・ブーティジェッジ候補は、この法案はサンダース候補とウォーレン候補が「国民を信頼していない」ことを示していると主張ました。

    dailynews date: 
    2019/9/13(Fri)
    記事番号: 
    6
  • エリザベス・ウォーレン候補 アフガニスタンからの米軍撤退を要求

    テキサス州ヒューストンで行われた3回目の民主党候補者討論会で、2020年大統領候補者のエリザベス・ウォーレン上院議員は、アフガニスタンからの米軍の撤退を求めました。また米国の貿易政策についての立場を述べ、「アメリカ大陸におけるわが国の貿易政策がここ何十年ものあいだ破綻している」ことについて語りました。

    dailynews date: 
    2019/9/13(Fri)
    記事番号: 
    5
  • バーニー・サンダース候補の民主社会主義:わたしたち皆が潤う経済をつくりたい

    ベネズエラ危機についての質疑の後、バーニー・サンダース上院議員は彼の民主社会主義のビジョンの正しさを主張しました。「カナダと北欧で行われているような、全ての人に人権として医療を保証することに賛同します。米国が主要国で唯一、有給の家族休暇と医療休暇を提供しない国であってはならないと考えます。この国の全ての労働者は生活できる賃金を得る資格があり、労働組合運動は拡大するでしょう」。

    dailynews date: 
    2019/9/13(Fri)
    記事番号: 
    4
  • ラティーノはバイデン候補を信用すべきか?前副大統領はオバマ政権時代の300万人国外追放の批判を拒否

    討論会司会者のウニビジョン(スペイン語TV)のホルヘ・ラモスは、オバマ政権時代の国外追放処分に関する記録をめぐりジョー・バイデン前副大統領を厳しく追求しました。バイデン候補は、オバマ大統領が300万人という過去最大の国外追放を実施したとき、それを阻止するために何かしたかという問いに、回答を拒否しました。

    dailynews date: 
    2019/9/13(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 「人種差別は米国の風土病」民主党候補者たちは奴隷制度の負の遺産と白人至上主義に立ち向かうことを誓う

    12日(木曜)夜に行われた民主党候補者テレビ討論会で、元住宅都市開発省(HUD)長官のフリアン・カストロ候補が先月のエルパソ銃乱射事件を取り上げたことで、人種と人種偏見をめぐる議論が個人的な色彩をおびました。銃撃によって犠牲になった22人はほとんどがヒスパニック系でした。カストロ候補は、犯人の白人男性は「私のような外見の人々を殺すために」国境の町に赴いたのですと述べました。エルパソ出身で元テキサス州選出下院議員のベト・オローク候補は、人種差別は米国の根幹にある風土病だと言いました。彼は、奴隷にされたアフリカ人が初めて米国に連れてこられてから今年で400年となることに言及し、奴隷制賠償委員会の設立を約束しました。

    dailynews date: 
    2019/9/13(Fri)
    記事番号: 
    2
  • ジョー・バイデン  3回目の民主党候補者討論会で医療保険制度案とイラク侵攻支持を批判される

    12日木曜日の夜、ヒューストンのテキサス・サザン大学で行われた民主党大統領候補者テレビ討論会で、上位10候補が初めて同じ舞台に立ちました。予備選挙期間の3回目の討論会でしたが、ジョー・バイデン前副大統領とエリザベス・ウォーレン上院議員が同時に参加したのは初めてです。バイデン候補は医療保険制度についての彼の案と、イラク侵攻を支持した過去に対し、繰り返し批判を受けました。

    dailynews date: 
    2019/9/13(Fri)
    記事番号: 
    1
  • フリント市の悲劇再び? ニュージャージー州ニューアークの水道が鉛汚染で公衆衛生危機に瀕する

    ニュージャージー州ニューアークでは数千人の住人が水道水を飲めないという、長期的な公衆衛生の悪夢にさいなまれています。同市では何年も前から鉛汚染が発生していましたが、2019年には汚染度が急上昇しました。住人に配布された水フィルターに効果がなかった可能性が最近明らかになり、この危機が明るみにでました。ニュージャージー州の政治的指導者らによる水道水危機への対応に対し批判の声が増しています。アクティビストらは、市が何年にもわたり問題の深刻さを重要視せず、解決にもなかなか乗り出さなかったといい、ニューアークの水道水危機はミシガン州フリントと同様だと主張しています。ニューアークのセントラル高校教師で、同市サウスワード在住のイベット・ジョーダンと、夏にニューアーク市に対し、飲用水の安全に関する連邦法違反で裁判を起こした「天然資源保護協議会(Natural Resources Defense Council)」幹部のエリック・オルソンに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/9/12(Thu)
    記事番号: 
    3
  • ノウラ・エラカット:ヨルダン川西岸を一部併合するネタニヤフの提案は イスラエルのアパルトヘイト政策の論理的帰結

    イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、来週の解散総選挙で勝利すればヨルダン川西岸の3分の1近くを併合すると宣言、世界各地から非難の声を浴びています。国連、アラブ連盟、欧州連合、そしてロシアが、9月10日に発表されたネタニヤフの計画を批判しています。イスラエルでは4月9日の選挙後、ネタニヤフが連立政権を樹立できなかったため、9月17日に再度、総選挙が行われる予定であり、今回のネタニヤフの宣言は選挙を目前に行われました。この併合計画が実現すれば、パレスチナ国家という究極の希望は砕かれてしまいます。パレスチナの人権弁護士で、ラトガース大学准教授のノウラ・エラカットに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/9/12(Thu)
    記事番号: 
    2

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