デイリーニュース

  • 「オバマ大統領は私たちを消そうとしている」 記録的国外追放に デモとハンストで抗う移民たち

    オバマ政権下の国外追放者数が200万人へと近づき、共和党による妨害で移民法改正が遅れるなか、無届け移民たちは市民的不服従活動を通して抵抗しています。3月第2週、米-メキシコ国境に、無届け移民の若者とその家族の一団が米国への再入国を試みるのを支援するため、数百名が集まりました。そのずっと北にあるワシントン州タコマでは、ノースウエスト収容センター(Northwest Detention Center)で750名もの収容者が始めたハンガー・ストライキが6日目に入りました。この移民関税執行局(Immigration and Customs Enforcement)が使用している民間運営の施設は、ジオ・グループ(GEO Group)が所有しています。ハンスト参加者は、記録的国外追放と、収容者1人に対し1日1ドルしか支給されない勾留施設の環境に抗議するとしています。自身無届け移民で「ラティーノを支援する会」(Latino Advocacy)の活動家マル・モラ・ヴィリャルパンドに、シアトルより話を聞きます。

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    2014/3/13(Thu)
    記事番号: 
    2
  • ニューヨーク市のチャーター・スクールを巡る対決で 教育民営化議論が全米で再燃

    ニューヨークのビル・デブラシオ市長が民間運営のチャーター・スクール3校が公立学校内の教室を無料で使用することを却下したことを受けて、チャーター・スクール制度を巡る戦いが加熱しています。ニューヨーク市はまた、チャーター・スクール設立予算を2億1000万ドル削減、それを小学校入学前のすべての子供を対象とした幼稚園教育と、放課後プログラムのために使うと発表しました。この動きは同市及び全米で激しい論議を巻き起こしただけでなく、デブラシオ市長を民主党の同胞アンドリュー・クオモ、ニューヨーク州知事と対立させる原因ともなっています。公立校の元教師ブライアン・ジョーンズと、チャーター・スクールのネットワーク組織である「グリーン・ドット・パブリック・スクールズ」(Green Dot Public Schools)を創設したスティーブ・バーに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2014/3/13(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 「偽善をさらにおとしめる」:NSA容認の上院情報委員会議長、同委員会へのCIAのスパイには激しく抗議

    CIAと議会の監視委員会との小競り合いは激しくなる一方です。ダイアン・ファインスタイン上院議員が、情報委員会がCIAの「テロ容疑者を他国へ移送して拷問する」プログラムを調査することを妨害するため、CIAが委員会に対しスパイ行為を行っていたと直接非難したからです。上院情報委員会の報告書はまだ公表されていませんが、CIAによる大規模な権限乱用と隠蔽が記録されているとのことです。ファインスタインは、CIAが委員会の捜査員のコンピュータから900以上の書類を密かに除去したとして、違法行為だと非難しています。また、CIAがFBIに対し委員会の行動を調べるよう要求して委員たちを脅迫したとしています。 CIA長官のジョン·ブレナンは、ファインスタインの申し立てを拒否しました。一方、元国家安全保障局(NSA)の請負人であったエドワード・スノーデンは、ファインスタインは政府が一般市民を監視することを容認しているのに、CIAが上院議員を監視することを批判するのは偽善だと非難しています。

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    2014/3/12(Wed)
    記事番号: 
    3
  • ラルフ・ネーダー 米上院の気候変動への動き、米国原発に対する「狂気」、およびオバマの不十分な最低賃金引き上げについて語る

    長年の消費者の擁護者、企業の批評家、そして元大統領候補者であるラルフ・ネーダーが、多くの重要な問題について話してくれます。気候変動へ対応するための上院のフィリバスター、オバマ大統領がキーストーンXLパイプラインを承認することに挑戦しないこと、福島の大災害3周年直後にあたる今週、米国監督機関が米国の原子力発電所の安全性、不確実性を隠蔽したことなどです。また、連邦最低賃金を10.10ドルまで上げるというオバマ大統領の提案は、労働者が受け取るべき賃金よりはるかに低いことについても話します。ネーダーは近刊書 Unstoppable: The Emerging Left-Right Alliance to Dismantle the Corporate State (『止められない:法人型国家を取り壊す、右派・左派連合の台頭』)の著者でもあります。

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    2014/3/12(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 「臆病な文化」:ラルフ·ネーダー 規制当局はGM車の安全欠陥が13人の死亡に関連あることを無視

    何百もの苦情と13人の犠牲者が出た後、司法省は全米最大の自動車メーカー、ゼネラルモーターズが同社の小型車の安全性について致命的な欠陥を隠蔽した可能性があるとして刑事捜査を開始しました。 2003から2007年に製造された6種類のGM車は、運転中にエンジンが停止し、パワーステアリングもブレーキも効かずエアバックも機能しないまま急に止ることがありました。 GMは11年間、これらの欠陥を安全性の問題としてではなく顧客満足度として対処してきました。連邦規制当局もまた、数多くの苦情にもかかわらず、調査を拒み行動を起こしませんでした。GMは先月ついに160万台の大規模なリコールを発表しました。本日は、GMに詳しい消費者の擁護者ラルフ·ネーダーの話を聞きます。ネーダーは著書、Unsafe at Any Speed: The Designed-In Dangers of the American Automobile(『どんなスピードでも危険:アメリカ車のデザインに内蔵された危険』)の執筆後、GMにスパイされた上に信頼を傷つけられたとして、この巨大企業を訴え賠償金と謝罪を勝ち取りました。ネーダーは、幹線道路交通安全局の「臆病な文化」を非難しますが、これはブッシュ政権そしてオバマ政権の「サポートの欠落によって繁殖した」と言います。

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    2014/3/12(Wed)
    記事番号: 
    1
  • チョムスキー:広島から福島、ベトナムからファルージャまで、国家権力は自らの害悪を無視している

    世界的に著名な政治的反体制派で、言語学者、作家で、マサチューセッツ工科大学(MIT)の教授であるノーム・チョムスキーが3月第1週、福島の危機の3周年を前に日本を訪れました。現在85歳のチョムスキーは、メルトダウン(炉心溶融)後に福島から避難した複数の家族を含む、福島の生存者らと会いました。「言うまでもないことですが、核爆発の引き起こす衝撃の戦慄を体験した唯一の国日本でこの事態が起きているということに、特に恐ろしさを感じます」とチョムスキーは言います。「そして特に恐ろしいのは、それが子供たちに起こっているということせす。しかし残念なことに、いつの時代にもこのようなことは起きているのです。」

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    2014/3/11(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 日本の元首相が語る:福島のメルトダウンがチェルノブイリよりいかにひどいかと彼が原子力に反対するようになった理由

    3年前の2011年3月11日、大規模な地震によって日本の東北沿岸を襲う破壊的な津波が引き起こされ、その結果、福島第一原子力発電所の3基のメルトダウン(炉心溶融)という前代未聞の核危機がもたらされました。日本は、福島事故の長期的な影響に不安を抱えたまま、災害の記念日を迎えています。事故当時、日本の首相を務めていた菅直人から話を聞きます。主要国家の現職元首が立場を完全に変えることは稀ですが、菅はそれをしました。菅は、東京の住人を避難させるという事態を考えたとき、在任中でありながらも原子力反対に転じるという結論に至った経緯を話してくれます。「原子力発電所で起きる、あらゆる事故や災害を完全に防ぐことは不可能です」と、菅は言います。「ですから、それが起きることを防ぐための1つの方法は、つまり5000万人もの大量の人間を避難させる危険を避けるため、そして日本国民の生活、日本の経済さえも守るために、私は立場を変えました。このための唯一の方法が、原子力発電所を完全になくすことでした」。

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    2014/3/11(Tue)
    記事番号: 
    1
  • エルサルバドル大統領選が開票 事前優勢の左派元反体制派が僅差でリード

    エルサルバドル大統領選で一次開票の結果が僅差となり、2候補が勝利宣言をしました。選挙は与党のサルバドル・サンチェスセレン氏と右派のノルマン・キハノ氏の戦いになりました。反体制の元司令官であるサンチェスセレン氏は、マウリシオ・フネス大統領の後継者として出馬しました。ファラブンド・マルティ民族解放戦線(FMLN)の大統領が2人連続するのは、数十年間の右派政権後初めてのことです。サンチェスセレンは事前調査で優勢でしたが、最新の開票結果ではリードが1%未満になっています。エルサルバドルからエルサルバドル人民連帯委員会(CISPES)のラウラ・エンブリーローリーに話を聞きます。

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    2014/3/10(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 戦争労働者:騙される弱い外国人労働者 在アフガニスタン米軍基地の搾取の実態

    アルジャジーラ・アメリカの新たな調査は在アフガニスタン米軍基地で労働するために連れてこられる何万人もの外国人労働者の人身売買システムに調べています。America’s War Workers(『アメリカの戦争労働者』)は、これらの外国人労働者が最終的にはたいていだまされ、借金を作らされ、高給の仕事を提供するとうその約束をして何千ドルも要求する現地のあっせん業者らの犠牲になっていることを検証しています。彼らは軍との契約で利益を得ている労働者あっせん業者にとって格好の餌食です。5か月にわたり、数か国で調査を行ったアルジャジーラ・アメリカの特派員アンジャリ・カマトとプロデューサーのサム・ブラックに話を聞きます。

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    2014/3/10(Mon)
    記事番号: 
    2
  • クリミアで住民投票へ ウクライナの長年の亀裂とNATOのロシア国境までの東方拡大を背景に

    ロシアが占拠しているクリミア自治共和国で離脱の是非を問う住民投票が16日に予定されている中、ウクライナでは国内統一支持とロシア支持の対立するそれぞれのデモに何万人もの人が参加しました。先月のウクライナのヴィクトル・ヤヌコビッチ前大統領の追放を受け、クリミアの住民は16日、ウクライナから分離してロシアに加わることの是非を問う住民投票を行います。ウクライナ新政府への支持を示すため、米政府はオバマ大統領が新しく就任したアルセニ・ヤツェニュク首相と今週ホワイトハウスで会談すること発表しました。2009年から南カフカスで取材を行っているフリージャーナリストのニコラス・クレイトンにクリミアから話を聞きます。

    dailynews date: 
    2014/3/10(Mon)
    記事番号: 
    1

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